歴史と自然が織り成すステイケーション「THE BUSENA TERRACE」
LIFESTYLE

2021.12.22

歴史と自然が織り成すステイケーション「THE BUSENA TERRACE」

THE BUSENA TERRACE(ザ・ブセナテラス)

秋から冬へ、刻々と季節が移り変わる11月中頃、夏の名残を感じる日差しと暖かな風が吹き抜ける南の島へ。緊急事態宣言が解除され行動制限が緩和される中で、避寒目的でこれから沖縄旅行を検討している人も多いはず。

今回は那覇空港から沖縄本島北部、名護方面へ車で約1時間。部瀬名岬に佇む「THE BUSENA TERRACE(ザ・ブセナテラス)」に宿泊しました。

1997年に開業、2000年には九州・沖縄サミットの開催地としてその名を世に馳せ、25年の歴史と共に今もなお多くの人に愛されています。ロビーテラスで海に向かって敷かれるバージンロードが話題を呼び、沖縄におけるリゾートウエディングの先駆者的存在でもあります。

青く輝く東シナ海、亜熱帯の緑、色鮮やかな花々に囲まれ、広大なブセナ海中公園の敷地内を赤いシャトルバスが行き交う光景はまるで海外リゾート、とりわけハワイを彷彿させます。外国への渡航が制限される今こそ、海外旅行気分を存分に満たしてくれる唯一無二のリゾートです。

自然と調和するオープンエア、オーシャンフロント設計

チェックインはロビーフロアのテラスにて、約760mもの白い砂浜が続く美しいビーチを望みながら行われます。ハイビスカスティーが長旅の疲れを癒し、暖かな海風と階下から聴こえてくる軽やかなピアノの音色に包まれて、「ようこそ」とやさしく歓迎してくれているよう。

アイコニックなガーデンプールを囲むようにノースタワー、セントラルタワー、サウスタワーの3棟が建ち並び、全392室の客室と18室のクラブコテージを備えた大型ホテルでありながらも喧騒を感じさせないのは、こだわり抜いた空間づくりに理由がありそう。

「自然との調和/自然への回帰」をコンセプトに、光と風をふんだんに取り入れたオープンエアの設計思想に基づいて、客室はもちろん、レストラン、棟を結ぶ廊下まで、至るところに自然との一体感を創出しています。

今回宿泊したのは「デラックスエレガント オーシャンビュー」(2022年4月から「デラックスエレガント オーシャンフロント」へ名称変更)
テラスの向こうにコバルトブルーの海を眺めるオーシャンビューで、白とベージュを基調にしたシンプルな客室は海の青を際立たせてくれます。

アメニティは「THALGO(タルゴ)」を採用。ほのかに甘く柔らかな香りがリラックス効果を高め、客室でもタラソテラピーが楽しめます。

波の音で目覚め、星の瞬きと共に眠りにつくように、落ち着きのある上質な空間で、日常から離れ、身も心もゆったり安らげる滞在に。

ピアノの旋律と潮騒を聴く
アフタヌーンティー

ピアノの調べに誘われるように階段を降りれば、午後の柔らかな日差しが漂うリビングルーム「Maroad(マロード)」に辿り着きます。

「客人(まろうど)」という言葉に由来するように、ここを訪れたゲストたちのために、本場英国スタイルのアフタヌーンティーやホテルメイドのオリジナルスイーツを添えた、優雅なティータイムを演出します。

12月25日までの期間限定でクリスマス限定アフタヌーンティーが登場。楽園を彩るパームツリーやハイビスカスの花、夜空できらめく星など、ザ・ブセナテラスの自然の色彩をモチーフにして“南国のクリスマス”を描くアフタヌーンティー。

沖縄ならではの黒糖を使用したブラウニー、ツリーに見立てたピスタチオのクリームタルト、クリスマスリースを象ったローストビーフのベーグルサンドなど、素材と演出にこだわったスペシャルな美味がスタンドを飾ります。お一人様3,300円(税込・サービス料別)というお手頃価格もまた嬉しい。

Christmas Afternoon Tea メニュー

●スコーン
プレーン、チョコチップの2種

●プティフール
白ワインコンポートと赤ワインゼリー
ティラミス
ピスタチオクリームクリームタルト
苺ミルフィーユ
黒糖ブラウニー
シュトーレン

●セイボリー
栗とチキンのキッシュタルト
エビとホタテのアヒージョ
スモークサーモンとクリームチーズのルーラー
ローストビーフのベーグルリースサンド
カマンベールチーズのディップ トマト風味

プールサイドでサックスが奏でる
サンセットタイム

客室に眩しいくらいの夕日が差し込んで黄金色に染まる頃、遠くからジャズのメロディが聴こえてきます。
ザ・ブセナテラスでは「Sound of Sunset」と題し、日没の時間に決まってプールサイドにて生演奏が行われます。やわらかくて深みのあるサックスの音色が心に沁み入るよう。

大海原に沈む壮大な夕日と、風で揺らぐヤシの木、プールの水面に映るリフレクション、南の空にうっすら浮かぶ三日月…。時間とともに表情を変える南国の大自然が、極上のステイケーションを彩ります。

和・琉・仏・伊を味わう
独創的な鉄板焼きディナー

ザ・ブセナテラスには、和洋中など個性溢れる8つのレストランがあります。今回夕食は、鉄板焼レストラン「龍潭(りゅうたん)」にて龍空コースをいただきました。

アルコールはワイン、ビール、日本酒、泡盛まで幅広く揃いますが、中でもオススメはこの地でしか飲めない「ブセナゴールド」というクラフトビール。姉妹ホテル「ジ・ウザテラス ビーチクラブヴィラズ」の自家農園「OUR FARM」で収穫した小麦を原料に沖縄産のウコンやレモングラスを加え、爽やかな香り、飲み口はさっぱり、喉越しスッキリ。

前菜から始まり、オードブル、ポワレ、チャンプルー、メインの和牛、ガーリックライス、デザートまで贅沢なフルコースの中に、海ぶどう、豆腐よう、タマン(ハマフエフキ)、はんだま(水前寺菜)、紅芋、ヘチマ、ゴーヤーといった、沖縄を代表する食材をふんだんに取り入れています。

フレンチ出身のシェフが自身の経験を生かして、和・琉・仏・伊の要素をバランスよく融合させた、他にはない独創的な鉄板焼きを味わえます。

たとえばゴーヤーチャンプルーでは、ただ混ぜて炒めるだけでなく、イタリアンのフリッタータやキッシュにインスパイアされたスタイルに。卵で包むことでポークの味を染み込ませゴーヤーの苦味を感じさせないように工夫しているそう。

又、イタリアンで一般的なカルトッチョ(紙包み焼き)にヒントを得て、クリスマスをイメージして星を象った人参などの野菜たちと、やんばる島豚をまるっと特殊フィルムに包んで鉄板の上でグツグツ煮込めば、まるでポトフのような仕上がりに。

沖縄県産黒毛和牛はサーロインとヒレ肉の2種類を贅沢に。鉄板にブランデーを振りかけて炎を上げる、豪快なフランベのパフォーマンスはまさに鉄板焼きの醍醐味。脂の旨味までしっかり味わえるようにと、あえてA4ランクの肉を選んでいるなど、随所にシェフのこだわりが感じられます。


デザートはテラスにて、夜風に吹かれ、星空を眺めながら贅沢なひとときを。

海の見えるテラスで優雅な朝食を

波の音と小鳥の囀りで目覚める爽やかな朝。朝食はカフェテラス「La TIDA(ラ・ティーダ)」にて。

洋食を中心に和食、アジアン、沖縄料理をバランス良く取り入れたビュッフェスタイルで、大人も子供も楽しめます。シェフ特製のオムレツ、種類豊富なパンのセレクション、紅芋のクリームブリュレなどが印象的。ニンジン1本丸ごとスロージューサーに入れて作るコールドプレスジュースは、ヘルシーな朝食を摂りたい人にオススメ。

海を望むテラス席で朝日をめいっぱい浴びて、時折東シナ海の潮風が肌を撫でながら吹き抜けていく。最高に優雅な一日のはじまりです。

ちなみにアラカルトですが、ここのレストランで自分史上最高のナシゴレンに出会いました…!

期間限定マリンリトテラピーで
エネルギーチャージ

「Terrace Spa(テラス スパ)」では、フランス発の「THALGO(タルゴ)」のプロダクトを使用した期間限定トリートメントメニュー「ジュエルアトランティック スパリチュアル」をリリース。energizing(エナジャイジング)とwellbeing(ウェルビーイング)をコンセプトに、ゴールドやホワイトクオーツをはじめ、海から得られる5つのストーン由来の成分を使用したトリートメントは、ポジティブなエネルギーと癒しを与えてくれます。

今回私が受けたのは「ジュエルアトランティック エナジャイジングボディ 60分」。

古代アフリカ発の伝統的なテクニックを取り入れた、ゆったりとしたリトテラピー(リト=ギリシャ語で石を意味し、ストーンを通して行う治療のこと)が、全身を巡ることでネガティブなエネルギーから解放し、海本来の持つ癒しと、活力溢れるエネルギーで満たしてくれます。

カウンセリング後、まずはベッドにうつ伏せになり、腰や腕を揺らして体を脱力させる「ジェントルリラクゼーション」、海の流れをイメージした「オーシャンローリング」という活性とほぐしのテクニックでスタート。

その他にも、手首と手の甲、肘を上手に使った「アフリカンローリング」、クルクルと回すようなリズム感を取り入れた「アフリカンスウィーピング」、ストーンを握りながら弾くようなタッチを施す「コンマムーブメント」など、様々なテクニックを巧みに組み合わせた、タルゴ独自のトリートメントは圧巻です。

ここで使用されるロッククリスタルストーンは、マダガスカルの火山で採掘され、タルゴのために一つ一つハンドメイドで作られた100%天然物なのだとか。トリートメントの中では、体温がストーンに伝わって自然と温まっていくのを肌で感じられます。ストーンを通じてゲストとセラピストのエネルギーを循環させ、心や身体のバランスを調整しながら、浄化させる役割を果たしてくれます。

さらにゴールドが配合されたマッサージクリームは、クリームからオイルへとテクスチャーが変化する特別な仕様で、このジュエルアトランティックコースのためだけに作られたプロダクトだとか。

施術の終わりには、ジュエルアトランティックボディミストをシュッと吹きかけてリフレッシュ。ローズ&リリー、ペア、シトラスからなるフローラルかつフルーティーな香りに包まれます。大西洋ビーチに注ぐ、元気いっぱいのサニーエアを感じさせます。

大西洋のエネルギッシュな海の力と、古代アフリカにインスパイアされ、マリンリトテラピーを取り入れた、エネルギー回復のスパリチュアル。日常からのエスケープを促し、至福のひと時に導いてくれます。

※客室リニューアルのお知らせ:2021年11月から2022年6月にかけて順に改修工事が行われています。詳細はホテルまでお問い合わせ下さい。

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