2021.11.01
ストックホルム発・BYREDO。
ボディアイテムでまとう魅惑の香り
BYREDO(バイレード)
世界のファッショニスタがこぞって愛用しているフレグランスコスメブランド、ストックホルム発のBYREDO(バイレード)。
今回は、奥深く芸術性の高い香りを気軽に楽しめる、ボディケアアイテムをレポート。秋に欠かせない“アレ”もご紹介します♪
ニッチフレグランスの火付け役・BYREDOとは
ニッチフレグランスとは「調香師が作りたい香りを創る」一点に徹して作り上げられた、いわば香水という名の「見えないアート作品」のこと。
そのニッチフレグランスを一気にトレンドに押し上げたのは、創始者でもあるベン・ゴーラム氏です。2006年にBYREDOを旗揚げしたゴーラム氏は、元バスケットボール選手という、業界では異端な経歴の持ち主。
引退後は美術大学に通い、その後、世界的な調香師との出会いや「香りと記憶」の密接な関係に魅了され、調香経験ゼロのままフレグランス業界に飛び込んだというサクセスストーリーにも驚きです。
BYREDOの由来は、By redolenceー「芳香によって」という言葉から取ったものだそうです。これはゴーラム氏も影響を受けたシェイクスピアの言葉から。
「旅」もBYREDOの重要テーマ
ゴーラム氏自身の記憶や想像世界が表現したBYREDOのフレグランスたちは、ひとつひとつに物語があり、香水としてだけでなく、アート作品としても魅了されます。
例えば、彼のバックグラウンドや旅を通じての経験、そして記憶がアイテムづくりのソース。BYREDOの世界観には旅も重要なインスピレーションのパーツになっているようです。
上質で厳選された原料のみ、伝統的なクラフトマンシップ
アイテムは芸術性の面だけでなく、クオリティの面でも追求。伝統的なクラフトマンシップ製法で、原料も厳選されたハイクオリティの素材を使用しています。
ニッチフレグランスは作り手の表現そのもの、生産費も度外視のため、流通価格帯もアッパーです。
もっと気軽にBYREDOの香りを楽しみたい! という方には、ボディフレグランスアイテムがおすすめ。ポーチサイズで持ち運びにも便利なヘアパフュームと、ハンドクリームをご紹介します。
高級ブティックが立ち並ぶサントノーレの直営店へ
メトロ1号線・チュイルリー駅からすぐのパリの高級ブティック通り、サントノーレの一角に直営店があります。
店内ではフレグランスだけでなく、リップスティックやアイシャドウなどの最近展開が始まったコスメアイテムやバッグ類などもラインナップ。
GYPSY WATER、BLANCHE、BAL D’AFRIQUE…、ラベリングからどんな香りがするのか、想像力が掻き立てられます。
気になる香りを一通りムエットにのせていただき、色々と試してみました。
最終的に7種類の香りのハンドクリームの中から、最も人気があるといわれた「ROSE OF NO MAN’S LAND」と、ヘアフレグランスにはシグニチャーパルファムの「GYPSY WATER」の香りをセレクトしました。
ROSE OF NO MAN‘S LAND、このコレクションは第一次世界大戦下に数多くの兵士を救った従軍看護師への敬意を込めて作られたコレクションだそうです。
ターキッシュローズにラズベリーとアンバーの香りが重なり、上品で甘いだけではない、官能的な刺激のある力強い香りです。
少し手に取っただけでも、力強い香りがあたり一面に広がります!
今まで出会ったハンドクリームの中で、ここまでフレグランス機能も申し分ないアイテムは初めてというくらいです。シアバターが配合されたクリームはとってもなめらかで柔らかく、少量でも手にするっと伸びて保湿力も抜群です。
こちらもBYREDOの定番人気の香り、GYPSY WATER。
サンダルウッドやアンバー、バニラをベースに、松葉やベルガモット、レモン、ジュニパーが重なったウッディ調でスッキリした開放的な香り。時間が経つと、バニラなどの奥ゆき深い香りが楽しめるのも魅力です。
ジェンダーレスな香りとしても人気のフレグランス。ジプシーと呼ばれる北インドからヨーロッパに渡ってきた遊牧民たちの生き様や文化を讃えたコレクションです。
ヘアフレグランスは、香りだけでなく髪に栄養も与えてくれます。
ひと振りで強すぎない自然な香りを楽しめるので、フレグランスが苦手な方にもおすすめです。
新進気鋭のフレグランスブレンド、BYREDO。
フレグランスだけでなく、BYREDOの世界観あふれるコスメやファッションアイテムも展開を始めており、ますます目が離せません。
日本でも大手百貨店などで手に取れますので、すでに試してみた!という方もいらっしゃるかもしれません。
あなただけのお気に入りの贅沢な香り、ぜひ見つけてみてくださいね♪
元旅行会社勤務。結婚を機にパリに移住。パリのおいしいクロワッサン、ビル・アケム橋からのぞむ風景が大好きです。将来は大学院への進学、それと本場インドでヨガを学ぶのが夢。最先端のトレンドが集まる街・パリの最新オーガニックグルメや人気のカフェ、おみやげにぴったりなプチプラコスメをリアルタイムでお届けしていきます。
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