曇り空さえ、美しい思い出になる。海と空に心をほどく「ホテルハーヴェスト熱海伊豆山」の贅沢な時間
LIFESTYLE

2026.08.12

曇り空さえ、美しい思い出になる。海と空に心をほどく「ホテルハーヴェスト熱海伊豆山」の贅沢な時間

旅先で出会う景色は、晴れていることだけが正解ではありません。

今回訪れた「ホテルハーヴェスト熱海伊豆山」は、宿泊した日が曇りのち雨。それでも、目の前に広がる相模湾と空は、思わず時間を忘れて見入ってしまうほど印象的でした。

遮るものが何もないからこそ感じられる、空と海の圧倒的な広さ。晴れた日なら力強い青の美しさに心を奪われるのでしょう。でも、この日は曇り空だったからこそ、どこか儚く、静かに思いを巡らせる時間が流れていました。

全室オーシャンビューの客室、日本三大古泉「走り湯」と自家源泉を楽しめる温泉、海と一体になるようなインフィニティプール、そして熱海・静岡の恵みを味わう食事。自然の雄大さに包まれながら、五感を満たす滞在をご紹介します。

海と森、その両方に包まれる。ロビー・眺望テラス・ショップ

ホテルは緑豊かな高台に建ち、大きな窓いっぱいに広がる海と空は、まるで一枚の絵画のよう。開放感あふれるロビーにはゆったりとしたソファが並び、景色を眺めながら思い思いの時間を過ごせます。

眺望テラスへ出ると、視界いっぱいに広がる相模湾。

また印象的だったのは、ホテル背後に広がる森の存在でした。雨に濡れた木々はより一層生命力を増し、鮮やかな緑が窓越しに映えます。館内は外と内を切り離すことなく、海から吹く風や森の気配まで自然につながっているような心地よさがありました。

個人的な話になりますが、約20年前、この初島へ何度もスキューバダイビングに通っていました。当時の記憶は昔のことすぎて、この日の曇り空のように少し朧げ。それでも景色を眺めていると、ふとその頃の情景が浮かび上がってきます。

晴れたオーシャンビューはもちろん美しいものですが、この日は曇り空だからこそ、旅の記憶や人生の時間に静かに思いを巡らせることができました。これほど広い空と海だからこそ生まれる感情なのかもしれません。

海とともに過ごす、贅沢な客室

ホテルは全室オーシャンビュー。

今回宿泊したのは温泉露天風呂付き客室で、最大5名まで宿泊できるゆとりある客室です。

白を基調とした上質なインテリアは、大きな窓から見える海を主役にするようなシンプルなデザイン。和室もあり広々としており、家族旅行でもゆったりと過ごせます。

さらに、この客室には専用の露天風呂を完備。好きな時間に温泉へ浸かりながら、海を眺めるという贅沢が叶います。

夜になると、海岸線には旅館やレストランの灯りがぽつぽつと浮かび上がります。東京のような華やかな夜景ではなく、海辺で暮らす人々の営みを感じるような、どこか温かな景色。その灯りが静かに続く様子は、まるで旅人を導く道標のようでした。

海と一体になるインフィニティプールと、2つの名湯

館内には、水着で一年中利用できるインフィニティプールがあります。

プールの先に海が続いて見える設計で、水面と水平線が溶け合うような開放感はまさにリゾートそのもの。屋根付きのジャグジーエリアもあり、日差しを気にせず外気浴を楽しめるのも魅力です。

温泉は、自家源泉と日本三大古泉のひとつ「走り湯」の2種類を楽しめます。

露天風呂から望む相模湾は、朝・昼・夜でまったく異なる表情を見せてくれます。静かな海を眺めながら湯に浸かる時間は、忙しい日常を忘れさせてくれる特別なひと時。

客室露天風呂、大浴場、インフィニティプール。それぞれ異なる角度から海を眺められるため、滞在中何度でも景色を楽しみたくなりました。

静岡・熱海の恵みを味わう、満足度の高いブッフェ

夕食は、本館ロビー階にある「ブッフェ オリーヴァ」でいただきました。

約70種類以上の和洋メニューが並び、熱海・静岡ならではの食材をふんだんに取り入れた料理が楽しめます。

特に印象的だったのは、新鮮なお刺身の充実ぶり。熱海近海で水揚げされた魚介が美しく並び、そのまま味わうのはもちろん、ご飯に乗せて自分だけの海鮮丼を作ることもできます。

しらすや桜海老なども用意されており、好きな組み合わせで楽しめるのも魅力でした。

静岡茶が香るしらすと夏野菜のかき揚げや、地元の老舗豆腐店の油揚げを使った煮物など、ご当地ならではの料理も豊富。素材そのものが魅力的な静岡・熱海ですが、ハーヴェストの丁寧な料理によって、その美味しさがさらに引き立てられていると感じました。

豊かなお茶の栽培地ならではの香り高い茶そばも、山菜と合わせていただきました。

デザートコーナーも充実しており、まるでスイーツブッフェのよう。口コミでも人気という濃厚プリンは見た目も可愛らしく、旬のフルーツや小さなケーキが美しく並ぶ様子に、子どもはもちろん大人も思わず笑顔になります。

干物の老舗が数多く残る熱海らしく、朝食ブッフェでは鯵や鯛の干物を目の前で焼き上げるライブキッチンが用意されていました。館内に広がる香ばしい香りに誘われ、旅の朝ならではの贅沢な時間を味わえます。

自分好みの具材を包んでいただく焼きたてのガレットもあり、ツナや卵、ハム、チーズ、あおさソースなどを自由に組み合わせ、自分だけの一皿を楽しめました。

海、森、温泉、そして食。

どれか一つではなく、そのすべてが心地よく調和しているのがホテルハーヴェスト熱海伊豆山の魅力でした。

自然が雄大だからこそ、晴れの日も曇りの日も、それぞれにしかない美しさがあります。旅先で天気に恵まれなかったとしても、その景色ごと受け入れて楽しめる。そんな豊かな時間を過ごせるホテルでした。

■ホテルハーヴェスト熱海伊豆山
住所:静岡県熱海市伊豆山824-5
公式HP:https://www.resorthotels109.com/atami-izusan/

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