2026.05.11
【東京ステーションホテル】歴史に泊まる贅沢。“東京駅に滞在する”という新しい旅
東京駅に泊まる。それは単なる宿泊ではなく、“東京を旅する”という新しい体験のかたち。赤レンガの駅舎として知られる「東京ステーションホテル」は、100年以上の歴史を重ねてきたクラシック建築の中に身を置くことができる特別な場所です。

“移動のための駅”だった場所が、“滞在するための目的地”へ。見慣れたはずの東京駅に泊まることで、日常の景色が少し違って見えてくる。そんな非日常が、ここにはあります。
歴史的建築に身を置く、唯一無二の滞在体験
1915年に開業したこのホテルは、国の重要文化財である東京駅丸の内駅舎の中に位置しています。館内に一歩足を踏み入れると、高い天井や長い回廊、重厚感のあるディテールが広がり、まるで時を遡るような感覚に。クラシックな美しさを残しながらも、現代的な快適さが丁寧に重ねられています。

ただ“泊まる”のではなく、“歴史の中で過ごす”。その体験こそが、このホテルならではの価値です。
丸の内を望む「パレスサイド スーペリアツイン」


今回宿泊したのは、丸の内側の街並みを望む「パレスサイド スーペリアツイン」。大きな窓の向こうには、整然とした東京の街並みが広がり、昼は凛とした都会の表情、夜はやわらかな光に包まれる夜景と、時間帯によって異なる魅力を楽しめます。

客室は落ち着いた色調でまとめられ、クラシックでありながらも軽やかな印象。静かに過ごす時間に自然と馴染み、心まで整っていくような空間です。


また、水回りの快適さも印象的。洗い場付きのバスルームは清潔感があり、ゆったりとしたバスタイムを叶えてくれます。
“香りで記憶に残る”オリジナルアメニティ
客室に備えられているのは、ホテルオリジナルのバスアメニティ「Est. 1915」。フランスのフレグランスブランド「HISTOIRES de PARFUMS」とのコラボレーションにより誕生した特別なアイテムです。


ホテルの歴史をイメージし、1年以上かけて創り上げられた香りは、エレガントでありながら奥行きのある印象。使用するたびにドラマティックに変化し、滞在の記憶に深く刻まれます。


ふわふわな着心地のバスローブや、パナソニックのナノケアドライヤーも女性にとっては特に嬉しいポイント。日常の延長にあるバスタイムも、ここではひとつの特別な時間に変わります。
宿泊者だけが味わえる、特別な朝食体験
朝は、4階のゲストラウンジ「アトリウム」へ。東京駅丸の内駅舎の中央、最上階の屋根裏空間に位置するこの場所は、長年使われていなかった空間をリニューアルして誕生した、宿泊者専用の特別なラウンジです。

最大天井高約9m、400㎡を超える広大な空間。壁の一部には創業当時の赤レンガが残されており、歴史とともに朝の時間を過ごすことができます。


ここで提供されるのは、“本当に美味しい朝食”を追求したブッフェ。新鮮なフルーツや野菜、種類豊富な前菜、魚や肉料理、和のお惣菜、スイーツまで、その数は100種類以上。

なかでも人気なのは、シェフが目の前で仕上げる卵料理。ホテルオリジナルのエッグベネディクトやオムレツは、好みに合わせて選ぶ楽しさも魅力です。


さらに注目したいのが、和食の充実度。新鮮な魚介を使った海鮮丼や焼き魚、小鉢などが並び、朝からしっかりと満たされる内容に。“ホテルの朝食=洋食中心”というイメージをいい意味で裏切ってくれます。


そしてもうひとつの楽しみが、種類豊富なデザートです。ケーキやフルーツなどのラインナップも惹かれますが、老舗和菓子店「とらや」の虎屋あんペーストを用いたスイーツは是非食べたいところ。


上品な甘さと美しい佇まいは、朝の時間にぴったり。最後まで丁寧に整えられた朝食体験を締めくくってくれます。“朝ごはん”というより、“朝の時間そのものを味わう”。この朝食のためにまた訪れたくなる、そんな特別感があります。
東京で叶う、小さな非日常


遠くへ行かなくても、旅はできる。このホテルでの滞在は、そんな気づきを与えてくれます。見慣れた東京駅の中で過ごすことで、普段は気づかなかった美しさや、静かな時間の価値に触れることができる。
“どこに行くか”ではなく、“どう過ごすか”。その視点を少し変えるだけで、日常はぐっと豊かになるのかもしれません。
■東京ステーションホテル
所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1
アクセス:JR東京駅 丸の内南口直結
公式サイト:https://www.tokyostationhotel.jp
週5フルタイム会社員×週末トラベルクリエイター(旅・食・ホテル)
大学卒業後、大手金融機関で6年間勤務し、その後IT企業に転職。平日は会社員として働きながら、週末や有給を活用して全国・海外のホテルステイやグルメを楽しむライフスタイルを発信中。ライターとしての執筆活動に加え、商品撮影、動画制作なども手がけ、ホテルや観光業界を中心にコンテンツ制作を行う。仕事も旅も全力で楽しむスタイルで、“働きながら旅を楽しむ”リアルな体験をシェア!
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