開業1周年「ONE FUKUOKA HOTEL」が旅行業界のアカデミー賞で世界最優秀賞を受賞
LIFESTYLE

2026.05.20

開業1周年「ONE FUKUOKA HOTEL」が旅行業界のアカデミー賞で世界最優秀賞を受賞

福岡・天神のど真ん中に昨年4月に誕生したONE FUKUOKA HOTEL(ワンフクオカホテル)。開業からわずか1年、このライフスタイル型ホテルは、旅行業界のアカデミー賞とも呼ばれる「World Luxury Hotel Awards」において、世界150以上の国と地域から選りすぐりのたった1施設のみに贈られる「Global Winner(世界最優秀賞)」を受賞しました。アートと建築、そして天神という街の文化が交差するこのホテルの魅力に迫ります。

「天神ビッグバン」が生んだ、新たなランドマークホテル

福岡市では今、100年に一度と言われる大規模再開発プロジェクト「天神ビッグバン」が佳境を迎えています。街の姿が日々変わる中、2024年12月に竣工した「ONE FUKUOKA BLDG.(通称・ワンビル)」は、天神の新たなランドマークとして注目を集める複合施設です。

ONE FUKUOKA HOTELは、そのワンビルの最上層18,19階に位置。地下鉄天神駅直結、福岡空港からも地下鉄でわずか11分というアクセスの良さも相まって、国内外のゲストが訪れやすい立地に恵まれています。フロアに足を踏み入れると、大きな窓越しに広がる博多湾の眺望と、吹き抜けから差し込む光が迎えてくれます。都市の喧騒を眼下に収めながら、どこか凛とした静けさが漂う空間——それがこのホテルの第一印象です。

建築家・中村拓志氏が紡ぐ、和モダンの空間美

ホテルの設計を手がけたのは、建築家・中村拓志氏。繊細な素材使いと自然との共鳴を大切にした設計で知られる彼が描いたのは、「和モダン」という言葉がそのまま空間になったような、落ち着きと洗練が同居する場所。

館内には大きな窓と吹き抜けが随所に設けられ、空と風を身近に感じられる開放的な造りになっています。緑豊かな中庭を眺められる書斎付きの客室や、テラスから天神の空を独り占めできるタイプなど、8タイプ全41室はそれぞれに異なる表情を持ちます。短期滞在はもちろん、長期滞在のゲストがゆったりと腰を落ち着けたくなるような、ゆとりある設えが特徴。

ホテルの魅力は客室とアートにとどまらず、外気浴ができる大浴場とサウナ、ライブラリーラウンジ、中庭まで、こだわり抜いた空間の中で思い思いの時間を過ごせます。

ビジネスにも観光にも使いやすいスーペリアキング

今回の取材で宿泊したのは、「スーペリアキング」。ホテルのスタンダードルームに位置づけられながら、35㎡というゆとりある広さのワンルームです。最大の特徴は、床から天井まで届く大きな窓。部屋に足を踏み入れた瞬間、最上階ならではの抜けるような眺望が目に飛び込んできます。

朝カーテンを開ければ天神の街が朝日に照らされていく様子が広がり、夜はきらめく夜景が部屋を静かに彩る——。時間の移り変わりとともに表情を変える景色は、まるでリビングに掲げられた一枚の生きた絵画のよう。窓に面したベッドに横たわり、空を眺めながら過ごす時間は、都市滞在とは思えない解放感があります。

客室にはキングサイズのベッド1台を備え、1〜2名でゆったりと使える仕様。4K液晶テレビや加湿機能付き空気清浄機、電気ケトルなど日々の快適さを支える設備が揃うほか、アメニティにはバスローブやスキンケアセットも用意されており、手ぶらで訪れても不自由を感じない充実ぶり。

和モダンの空間デザインと機能性が自然に溶け合った客室は、ビジネスでも観光でも、どんな目的の旅にも応えてくれます。

アーティスト・舘鼻則孝氏の作品が宿るホテル空間

建築と並んで、このホテルがほかと一線を画すもうひとつの柱が「アート」です。ワンビルの開発コンセプトは「創造交差点」。そのコンセプトのもと、客室・廊下・ラウンジなどホテルのあらゆる場所に、複数のアーティストたちによる作品が点在しています。

中でも中心的な存在として参画しているのが、アーティストの舘鼻則孝氏。ヒールレスシューズなど独自の造形作品で国際的に知られる舘鼻氏は、本プロジェクトに自身の創作の核である「Rethink(再考・再解釈)」という概念を持ち込みました。

建築とアートが互いを高め合い、相乗効果を生み出し、新しい価値を創造する——。

「福岡・天神という地域に根ざした文化から着想を得て、新しい作品表現を試みました。過去の日本文化を再解釈し、ホテル空間におけるアートとの融合を通じて、訪れる方々に唯一無二の体験を提供できたことを誇りに思います」と舘鼻氏は語ります。

世界が認めた「アートとホスピタリティの融合」

「World Luxury Hotel Awards」は、世界のラグジュアリーホテル業界における最高峰の賞として知られ、“旅行業界のアカデミー賞”とも称されています。150以上の国・地域から応募のあったホテルの中で、各部門のGlobal Winnerとして選ばれるのはたった1施設。ONE FUKUOKA HOTELは「Luxury Art Boutique Hotel」部門においてその栄誉を手にしました。

評価されたのは「アートとホテルステイ体験の融合」と「洗練されたホスピタリティ」です。開業からわずか1年でのGlobal Winner受賞という快挙は、国内外の旅行者やホテルファンに、このホテルの存在をいっそう強く印象づけました。

博多湾の絶景を一望する4つのダイニング

19階のオールデイダイニング「THE KITCHEN」、博多湾の眺望を独占できるルーフトップカフェ&バー「THE ROOF」、九州の食材を活かした鉄板焼き「WAN STEAK HOUSE」、そして1階には開放的なテラスを備えた「THE CAFE」と、4つのレストラン&バーが揃っています。オープンキッチンスタイルのカウンター席では、厨房の中で食事をしているような臨場感を楽しめます。朝食から夜のバータイムまで、ホテルで過ごすすべてのシーンに寄り添う食の選択肢が整っています。

旬の食材で作り上げる四季折々の料理、ソムリエが選び抜いた美酒の数々。「セレブレーションコース」で祝う特別な日の食事・デート・接待のほか、アラカルトでカジュアルなディナー利用も可能。

海外ゲストへの配慮も細やか。英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語に対応した多言語サイトを備え、アクセス情報や施設の案内も丁寧に整備。福岡が国際都市として成熟していく流れと、このホテルのあり方は自然に重なり合います。

天神の中心で、新しい旅の文化が生まれる

歴史と活気が混じり合う天神という街に、アートと建築と食と、人をもてなすための丁寧な仕事が積み重なった場所が生まれました。開業からわずか1年でありながら、ONE FUKUOKA HOTELはすでにこの街になくてはならない存在として、確かな輪郭を持ち始めています。

ここに泊まることは、ただ眠ることだけにとどまらず、福岡・天神の文化と時間に、自分を預けること。そんな旅の体験が、博多湾を見渡す最上層で、さまざまな人と時間が交差しながら、今日も誰かを迎え入れています。

■ONE FUKUOKA HOTEL
住所:福岡県福岡市中央区天神1丁目11番1号 ONE FUKUOKA BLDG. 18-19F
アクセス:福岡市地下鉄「天神」駅直結 / 西鉄天神大牟田線「福岡(天神)」駅から徒歩3分
客室:全8タイプ41室
TEL:092-752-1110
公式HP:https://onefukuokahotel.jp/

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