2020.10.24
無印良品の秋冬ウェアがお手頃に。環境と品質で「消費」を見直す
日用品や衣料品など、日常生活のアイテムを展開する無印良品は、この10月、衣料品72アイテムを手に入りやすい価格に改定しました。
アパレル業界では近年、大量生産からの大量廃棄の解決が大きな課題になっています。このような中、無印良品は「人にも環境にも優しいものを、納得した価格で消費者に届けたい」という考えから、秋冬シーズンの衣料品の大幅な価格改定を実施したということです。
無印良品の取り組み
無印良品では品質を維持しながら無駄なものをそぎ落とすことに力を入れています。素材選びから、製造工程や包装材の見直しまでを行うことで、常に価格を見直す意識を持ち続けているということです。特に衣料品に関しては、肌への快適さの追求だけでなく、自然環境への配慮も大切にするという姿勢です。実際に生産地へ出向いて、生産者と共に、自然環境に無理のない持続的な取り組みを行うことで、自然素材を中心に据えて、人工の物とのバランスを考えた製品開発を目指しているということです。
具体的には、以下のような自然素材を使用した衣料品が2020年秋冬シーズンから大幅な価格改定となっています。
・農薬や化学肥料を3年以上使用していない農場にて、自然に近い環境で栽培したオーガニックコットン
・動物のストレスを最小限に抑えた環境で育成され、フィルパワー(膨らむ力)が750ある羽毛
・自然のままの優しい育成方法にこだわったウール
・マイナス20度にもなる厳しい自然環境で育ったヤクの毛
大幅に価格改定された商品の中でも特に人気の商品を、一部ご紹介しましょう。
「適正価格」にこだわりつつも、私たちの生活に高い品質のアイテムを届けてくれる無印良品。肌への快適さと着心地の良さを考えながら、自然環境への配慮も忘れないという姿勢も嬉しいですね。ライフスタイルが大きく変わりつつあるこんな時代だからこそ、商品を選ぶ時には、商品の質や背景にも意識を向けるなどして、“消費するということ”をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。
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