2022.04.18
Life is journey やんばるの自然の恵みで作られる逸品を知る旅 <やんばる×KIREINOTE>
“やんばる”という愛称で親しまれる沖縄県北部地方。
沖縄では、昨年、やんばる地方が世界自然遺産に登録されたことに加え、2022年には本土復帰50周年を迎えました。さらにやんばる地方を舞台とした連続テレビ小説「ちむどんどん」がNHKにて放送を開始したことで、より注目が集まっています。これらを背景に、キレイノートでは、『いま旅したい場所』としてやんばる地方をフィーチャー。
第一弾の自然編、第二弾の黒島結菜さんインタビューに引き続き、第三弾ではやんばる地方の自然の恵みを受けて作られた特産品をご紹介します。やんばる地方に訪れたら是非手にとってためしていただきたい、知る人ぞ知る逸品です。
やんばるの奥地で出会うオーガニックはちみつ
蜜蜂ファーム・ときわ
沖縄県北部・やんばる地域の山奥にある集落“オーシッタイ”。沖縄県で最後に電気が通ったことで知られている地域でもあります。また、1月には沖縄では珍しい梅の開花が見られるとあって、近年訪れる方が増えてきているんだそう。そんなオーシッタイにあるのが、「蜜蜂ファーム・ときわ」です。たくさんの緑に囲まれた自然豊かなやんばる地方の7か所で蜜蜂を飼育し、こだわりのはちみつを提供しています。
こだわりの製法で作られた生ハチミツ
蜜蜂ファーム・ときわでは、通常の養蜂で使われているような抗生物質や、農薬系の殺虫剤など使わずオーガニックな方法で養蜂を行っています。また、「自然のはちみつが持つ素晴らしい力を最大限に引き出すことができるように、できる限り非加熱の状態で提供することを心がけています」と常盤さんは言います。
時期によって異なるはちみつが登場するのも、蜜蜂ファーム・ときわを訪れる楽しみの一つ。
主に販売されているのはこちらです。
〇タンカン・シークワーサー(4月中旬)
沖縄の代表的な柑橘系の蜜。さわやかな味でほんのりとミカンの香りがする。色は薄黄。
〇サシグサ(5月上旬、6月中旬、10月下旬~12月)
沖縄を代表する野草の蜜。ハーブのような香りがすると言われている。春の蜜は色が淡く、秋の色は濃くなる。
〇イジュ(6月上旬)
5月の連休頃からやんばるの山を白一面に染め上げるように咲く花の蜜。甘みが濃厚なのが特徴。色は黒糖のように濃い。
〇ニガ蜜(12月上旬~下旬)
11月の上旬からやんばるの至る所で咲き始めるフカノキの蜜。さわやかな苦みのある味と上品な香りが特徴。色はきれいな薄黄。
その他にも、数年に一度しか咲かない“イルカンダ”という蔓性でマメ科の花の蜜や、キャラメルのような香りが特徴の“ホルト”という木の花の蜜から採れるハチミツも運が良ければ出会うことができるんだそう。
蜜蜂ファーム・ときわのはちみつは、全てオーガニックな製法で作られているため安心して口にすることができるのはもちろんのこと、その味わいも他のはちみつと違いとってもなめらか。えぐみがなく、やわらかな甘さが口の中いっぱいに広がります。はちみつごとに味わいが変わるので、好みや用途によって使い分けるのがおすすめです。
はちみつの購入はこちらから
しまちゅらら オンラインショップ
みつろうから作られた環境に優しいラップ
近年、ゼロウェイストな暮らしに注目が集まっていますが、ごみを出さない取り組みのひとつとして取り入れやすいのが「みつろうラップ」です。蜜蜂ファーム・ときわでは、オーガニックコットンとみつろうだけで作られた「はちみぃちゃんのみつろうラップ」を新商品として販売しています。使い方は簡単。保存したいものにラップを重ねて手の温度で少し温めるとその形にぴたっと密着。容器はもちろん、おにぎりやパン、野菜なども包んで保存することができ、一年くらいは使い続けることができます。
やんばるの奥地にある「蜜蜂ファーム・ときわ」。その土地ならではの味わいと生産者の想いがこもったはちみつを、自分へはもちろん、大切な方への贈り物として選んでみてはいかがですか?
取材協力/蜜蜂ファーム・ときわ 百年やんばるプロジェクト
公式Instagram
沖縄の天然素材を用いて愛情いっぱいに作られたせっけん Savonnerie de la lune
やんばる地方を訪れたら是非手にしてもらいたいのが、Savonnerie de la lune(サヴォヌリー・ドゥ・ラ・リュヌ)のせっけん。
ドライフラワーなどで繊細なデザインが施されたせっけんは、どれを取ってもオシャレで可愛い!思わず一目ぼれしてしまうような素敵なものばかりで、多くの人々を虜にしています。
産まれたての赤ちゃんでも使える優しい処方
見た目の可愛さだけでなく、肌に優しいところも多くの人が虜になる理由の一つ。
リュヌのせっけんは、シークワサー、クチャ(泥)、月桃オイル、ヤギのミルク、琉球藍など、やんばるやその他沖縄の地域で育つ植物をせっけんの素材として使用しています。
コールドプロセス製法により低温でゆっくり時間をかけて作られるので、これらの天然成分がほとんど壊れることなく肌に届くのです。
オイルで膜を作ってくれるので、洗い上がりはしっとり! 産まれたての赤ちゃんにも使用できるほど肌に優しいリュヌのせっけんは、敏感肌・アトピー肌の方から喜びの声が上がるほど。一度使用したらリピートする方が絶えません。
リュヌのせっけんに定番商品はありません。オーナーである、三橋さん・屋良さんがその時の気分によって作るので、訪れる度に新しいせっけんに出会える楽しみがあります。配合される天然成分は季節の旬な物やその時にたまたま多く手に入った物など様々。さらに夏にはさっぱり目のオイルを、冬にはバター系のコックリしたオイルを使用するなどして季節によっても使用感の変化をつけています。お肌に優しいだけでなく、配合成分の変化が楽しめるところも何度もリピートしたくなるポイントかもしれません。
作り手の愛情が感じられるせっけん
リュヌのオーナーである三橋さんと屋良さんは、子育てをしているさなか、沖縄・読谷村で出会います。それぞれがせっけん作りの経験があることをお互いに知り、意気投合。
子育てをする中で、子供には体に良いものを使いたいという想いから、今度は一緒にせっけん作りをスタートさせ、現在に至るのだそう。
子供を想って作られたリュヌのせっけんは、三橋さん・屋良さんの愛情とやさしさが詰まっているのです。
大好評のワークショップ
Savonnerie de la luneでは、不定期でワークショップを開催。販売しているリュヌのせっけんと同じ工程で牛乳パック1本分のせっけん作りを体験することができます。使用する成分は、もちろん天然成分。好みの色や香り、そして自己流のデコレーションを楽しみながら世界に一つだけのせっけんを作ることができます。 日程などはSavonnerie de la luneのinstagramで随時チェックしてみてくださいね。
やんばる地方を訪れたら是非、リュヌのせっけんを手に取ってみてはいかがでしょうか?自然の恵みと作り手の愛情を感じる、環境にも人にも優しいせっけんです。
取材協力/ Savonnerie de la lune・百年やんばるプロジェクト
<Savonnerie de la lune取り扱い店> ※ご好評につき在庫切れの際はご了承ください。
りゅう 〒904-0314 沖縄県中頭郡読谷村古堅191 TEL:098-989-4643
グランディスタイル 沖縄読谷ホテル&リゾート内ショップSOUVENIR 〒904-0325 沖縄県中頭郡読谷村瀬名波571-1 TEL:098-987-8300
Hair Make ALOALO 〒904-0324 沖縄県中頭郡読谷村長浜1822-5 TEL:098-982-9995
Dear Okinawa
〒901-0142沖縄県那覇市鏡水150 那覇空港際内連結ターミナル2階 TEL:098-857-7655
yubune 〒722-2411 広島県尾道市 瀬戸田町瀬戸田269 TEL:0845-23-7911
Made with Love 〒111-0051 東京都台東区蔵前4丁目14-11 ウグイスビル 303号室 ※4月下旬から取り扱い予定
やんばるを訪れたら、是非手にとってみては?大自然の恵みを受け、丹精込めて作られたこれらの逸品に虜になること間違いなしです。
【やんばる×KIREI NOTE】
第一弾はこちら。Life is journey 大自然の中で自分を見つめ直す旅
第二弾はこちら。“朝ドラ”主演・黒島結菜「明るくてハッピーな雰囲気がやんばるの魅力」
第四弾はこちら。Life is journey 沖縄特産物をつかって作る、カラダが“ととのう”郷土レシピ
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