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人生を見直してみて
気づいた自分らしさ

前田有紀
Maeda Yuki
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2019.09.03
writer: 依知川亜希子
KIREI METHOD
ノートめくれ

人生を見直してみて
気づいた
自分らしさ

個性と才能、そして美しさを携えながら業界の最前線に立っているプロフェッショナルのみなさん。彼女たちは普段どんなセルフケアやメイク、ストレス解消法を実践しているのでしょうか? 外見はもちろん、内面も“キレイ”でいるための“メソッド=方法”をご本人から特別に教えてもらう企画、それが『キレメソ』。
今回は、フラワーアーティストの前田有紀さんが登場です。10年間勤めたテレビ局のアナウンサーを辞め、単身でイギリスへ留学。
2015年に結婚し、2016年に男児を出産、現在は生活の拠点を鎌倉に移し、子育てをしながら花の魅力を伝える仕事を精一杯楽しんでいます。そんな彼女が導き出した“自分らしさ”の答えとは? 花のある暮らしについても聞きました。

普段のスキンケアとメイク クイックメイクにカラーアイテムでトレンドをオン 普段のスキンケアとメイク クイックメイクにカラーアイテムでトレンドをオン

普段のスキンケアは、洗顔の後に化粧水をつけて、乳液をつける、というオーソドックスな手順です。ラ ロッシュ ポゼのミスト状の化粧水をいつも使っています。
子どもがまだ小さいので、じっくり鏡に向かうことがなかなか難しくて、お化粧にかける時間はいつも2~3分くらい。でも、いつも同じだとつまらないので、アイカラーなど手軽にトレンドを楽しめるものを使ったりしていますね。手早くできて、ちょっと自分らしさが出るようなメイクを意識しています。

下地は、日焼け止めが入っているラ ロッシュ ポゼのトーンアップベース、ファンデーションはRMKのリキッドファンデーションを使っています。
それからチーク、眉毛、アイカラー、リップ、ですね。リップは服や気分で変えています。マスカラは、人に会うときやオフィシャルの場に行くとき以外はつけていません。
花の市場へ行く日は、まだ暗いうちに家を出るので、ベースだけして、車の中でリップを塗って外に出る、みたいなことも多いですね。スッピンでもリップだけはつけるようにしています。

ボディメンテナンス 朝ヨガと十分な睡眠でコンディションをキープ ボディメンテナンス 朝ヨガと十分な睡眠でコンディションをキープ

毎日ではないんですけど、時間がある朝にストレッチがてらヨガをやっています。花屋はけっこう力仕事で、体を動かす機会は多いと思うんですけど、肩まわりばかり筋肉がついてきちゃって(笑)。なので、全身のバランスがとれるようにやっています。10分から15分、決まったポーズを一通りやって、支度をする、みたいな感じですね。あと、家が鎌倉の山のほうにあるので、テラスに出て深呼吸をしたり、自然と向き合うことで体調管理をしています。

撮影の前日とかは、たくさん寝るようにしています。睡眠が顔に出やすくて、睡眠不足だと翌朝すごく浮腫んでいたり、全体的に疲れた感じが出ちゃうので。子どもの寝かしつけをしたまま、早いと夜9時くらいに一緒に寝落ちしちゃうこともあります(笑)。

食べること 市場で買った旬の野菜をたっぷり入れてスープに 食べること 市場で買った旬の野菜をたっぷり入れてスープに

元々さっぱりしたものが好きなので、お肉でも脂身の少ないところを選んだりとか、バターや油を使いすぎないとか、そういうごく普通のことに気を付けています。あとは旬のものを食べるのがいちばんいいかなと思っていて。東京から鎌倉に引っ越してからは、朝、市場へ野菜を買いに行って、
それを料理に使っています。鎌倉の市場は、新鮮で旬のものが手に入るし、曜日によって生産者の方が違うのも楽しかったりするんですよ。

あまり凝った料理は作れていないんですけど、スープは野菜をいっぱい摂れて、息子も食べてくれるので、毎週作っていますね。セロリを煮込んでダシをとって、そこにいろんな野菜を入れるものや、トマトスープなどが定番です。

メンタルの保ち方 クリエイティブな“3つめの時間”を捻出する メンタルの保ち方 クリエイティブな“3つめの時間”を捻出する

自分の好きなことを仕事にしているので、仕事の時間と暮らしの時間があればいいってずっと思っていたんです。でも、仕事はやっぱり責任やプレッシャーがあるし、暮らしもけっこう現実的なことが多いから、夢を見ていられるような時間を少しでも持てたらいいなと思って。
それで今は別のもう一個、自分だけの時間を作る努力をしています。
本を読むとか、映画を観るとか、絵を描くとか、クリエイティブなことを忘れないようにという気持ちで。まだまだ日々のことに追われちゃって。
奮闘中なんですけどね。

自分だけの時間を持つことがストレス発散でもありますね。
今、息子がイヤイヤ期で、けっこう大変です…(苦笑)。でも、あんまりカッとなったりすることはなくて、どちらかというと客観的に観ちゃいますね、“あ、なんか騒いでるな”みたいな(笑)。息子はどう思っているのかな、どうするのがベストかな、こうするとこういう反応になるのか、
とか、感情的にならずに分析して受け止めるようにしています。今だけのこととして子育てを楽しめるようにしたいなと思っていますね。

リセットしてみる 今見ている世界がすべてじゃないことを実感 リセットしてみる 今見ている世界がすべてじゃないことを実感

アナウンサーを辞めた理由は、もっと広い世界を見てみたいと思ったのがきっかけでした。10年間勤めて、いろんな人に出会う新鮮さはあったんですけど“人生一度きりだから、今いる世界がすべてと思わずに生きていたい”という気持ちがずっとあって。少しずつ“何がしたいんだろう?”って考えているうちに、この場から離れて一度リセットして世界を見直そうと思ったんですね。そのときに花がすごく気になっていたので、“花の本場に行ってみよう!”とイギリスに留学しました。

イギリスでは、ガーデナーについて庭仕事をするインターンをしていたんですけど、憧れて行ってみたら、毎日重労働で、汗だくで、虫もいっぱいいて(笑)、ヘトヘトになっていたんです。 でも、泥がついた自分の顔を鏡で見たときに“きれいな衣装を着て笑っていた数か月前の自分と全然違うな。でも、自然の中で体を動かして働いている姿のほうが自分らしい!”って感じて。そのときに、これを一生の仕事にしたい、そのためにいろんなスキルを身につけようと決めました。

でも、泥がついた自分の顔を鏡で見たときに“きれいな衣装を着て笑っていた数か月前の自分と全然違うな。でも、自然の中で体を動かして働いている姿のほうが自分らしい!”って感じて。そのときに、これを一生の仕事にしたい、そのためにいろんなスキルを身につけようと決めました。

そのあと日本の花屋で3年間くらい修業して独立して、今、っていう感じですね。独立のタイミングが、ちょうど妊娠が分かったときだったので、まわりからは「もうちょっと後でもいいかもよ」ってアドバイスがあったんですけど。妊娠を理由に足を止めたくないって気持ちがすごく強かったし、
ママになるから何かを諦めなきゃいけないみたいなのも嫌だったので。
好きな仕事と子育てを両立したいなって気持ちで起業しました。

花のある生活 一輪だけでも部屋に飾ることで気づくこと 花のある生活 一輪だけでも部屋に飾ることで気づくこと

日々、花の仕事をしている中でお客さんの声を聞いて思うのが、わりとネガティブな経験を積んでいる人が多いなって。「買ったけど枯らしちゃった」とか「サボテンでも枯れちゃうんです」とか。でも、スピード感はお花の処理によって違うのかもしれないけど、花が枯れていくのは自然なことなので。それよりも、“花を買って楽しかった!”っていう経験をもっと積み重ねてほしいですね。枯れることを恐れずに、もっと気軽に花を飾ってもらいたいなって思います。
花を買って飾る方も増えてきていると感じるんですけど、一方で、忙しくて余裕がなくて飾れないっていう方もいて。買っても枯らしちゃって残念な気持ちになって終わっちゃったっていう方も多いんですよね。そういう方には、そのままドライフラワーになる花が最初の一歩としてはおすすめです。

花を買って飾る方も増えてきていると感じるんですけど、一方で、忙しくて余裕がなくて飾れないっていう方もいて。買っても枯らしちゃって残念な気持ちになって終わっちゃったっていう方も多いんですよね。そういう方には、そのままドライフラワーになる花が最初の一歩としてはおすすめです。 例えば、スターチスは色をそのまま残してドライになるんですよ。
そういうお花だと枯れたあとも楽しめて、飾ったときの思い出も残していけるので、入り口としていいかなって思います。

あとは、一輪でもいいから飾ってみるといいかなって思います。何種類かの組み合わせになるとハードルが上がると考える方も多いんですけど、花って一輪あるだけで部屋を明るくするし、季節感も感じさせてくれるし、いいことがいっぱいあるんです。家にあるコップに入れて飾るだけでもぜんぜん違うし、一輪飾ってみることで気づけることがたくさんあると思うので。花屋としては、1本だけ買うことだってもちろんOKですよ、嬉しいです!

少し先の未来 花を飾ることの楽しさを日本中に伝えたい 少し先の未来 花を飾ることの楽しさを日本中に伝えたい

30代は花の仕事に就いて修業したり、子育てしたり、けっこう制約がある中で過ごしてきたんですけど。
今は子育ても少し落ち着いてきて、そろそろ思いっきりいろんなことにチャレンジできる準備ができてきたかな、やっとスタート地点に立てたかなっていう気持ちでいます。

ここから、たくさんの人にとって花がもっと身近になるように、自分自身や自分のブランドでいろんなアプローチをして、日本全国の人に花を届けていくのが楽しみですね。私がおばあちゃんなる頃にはもっと花を飾る人が増えて、東京でも花を飾っているおうちが見えたりとか、みんながベランダでグリーンを育てていたりとか。東京の街並みが変わるくらい、人の意識が変わっていくお手伝いができたらいいなと思っているんです。

それから、入り口に立つ人を増やすことも大事にしたいんです。そのために、いろんな世界とのコレボレーションをしていきたい気持ちが強いですね。ただ花屋として花を売ることもしていくんですけど、その一方で、ファッションだったり、アートだったり、違う世界のものと花を合わせることもかなり力を入れてやっていきたいなと思っています。それがこれからの楽しみですね。

取材 / 編集 / 文 依知川 亜希子

撮影 / 高田 梓

前田有紀 Maeda Yuki

1981年1月17日神奈川県県生まれ。山羊座・B型。
アナウンサーとしてテレビ朝日に10年間勤務、2013年に退社しイギリスへ留学。帰国後、3年間の花屋勤務を経て2017年に独立。株式会社スードリーを設立し、移動花屋「gui」をオープン。“gui”とはフランス語で“ヤドリギ”という意味。「花とあなたが出会う場所」をコンセプトに、お店を持たない花屋として、ウエディングや展示会会場の装飾のほか、イベント、ポップアップショップなど様々な場所に出店している。また、ジャンルの垣根を超えたコラボレーションも展開。生花だけに留まらず、花をモチーフにしたアクセサリーやポーチなどのオリジナルアイテムの企画、デザイン、販売も手掛ける。

 前田有紀さんのprofile用画像  前田有紀さんのprofile用画像

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