星のや竹富島。ゆったりした島時間の中、暮らすように過ごす。

星のや竹富島。ゆったりした島時間の中、暮らすように過ごす。

沖縄の原風景が残る、周囲約9.2kmの小さな島、竹富島。

島の東側に、竹富島の伝統建築を踏襲した平屋が建ち並ぶ「星のや竹富島」があります。

「ウツグミの島に楽土」をコンセプトにしたこちらの施設を2泊3日のスケジュールで取材してきました。

石垣島から高速船で10分程度で竹富島に着いたら、マイクロバスで10分ほどで星のや竹富島に到着。

敷地内には48の客室があり、すべて一棟ずつ独立しています。

幸せを運んでくる南風が吹き込む、一面窓の客室

私が宿泊したのは、「ガジョーニ」というフローリングの客室。「風の間」と名付けられたリビングの南側は、「幸せを運んでくる」と伝わる南風が吹き込むよう、全面大きな窓になっています。すべて開け放すと、気持ちの良い風が南から北へ吹き抜けます。

部屋は全部で3タイプあり、琉球畳が敷かれた部屋もあります。

こちらは施設の中央にある「ゆんたくラウンジ」。大きな窓に囲まれた共有スペースです。

各種ドリンクやスナックなどが常備されていて、ゆっくりくつろげるようになっています。

毎日夕方からはこちらで、民謡や、島の演奏者さんがつま弾く三線の「夕凪の唄」が楽しめます。

「ゆんたくラウンジ」の前には全長約45mのプールが。

こちらは24時間入れます。

この日の夕食はお部屋でいただきました。

選んだメニューは<車エビとミーバイの出汁しゃぶ御膳>。

海水がきれいな竹富島では車エビの養殖が盛んなのです。

プリプリでとっても美味しい!

ちなみにミーバイは沖縄の方言で、白身魚のハタのことを指します。

最後はご飯を入れて雑炊に。海鮮出汁が美味しくて、あっという間に全部いただいてしまいました。

沖縄の原風景が残る街並みを眺めながら朝からしっかり体を動かす

翌日の朝。

「島風パワーウォーク」に参加しました。

これは生活リズムを整えて豊かな眠りに導くプログラム「ぐっすりにーぶい滞在」の一部。適度な運動をすることでよく眠れるようになるのです。

パワーウォークとは、腕を大きくスイングしながら、足裏でしっかりと地面を踏み、体全体を使って早足で歩く健康法の一つ。リラックスして深呼吸を意識します。

まだ涼しい朝の島風に吹かれながら歩くのはとても爽快!

帰りにコンドイ浜に寄ってみました。

青い海を眺めて波の音を聞き、白い砂浜のビーチを歩くと、もう本当に最高。

そして朝食。

私は、沖縄の伝統的な重箱料理「御三味(うさんみ)」をアレンジした「琉球朝食」を選びました。

島豆腐やラフテーなど、美味しくて健康的な料理をいただくと、体の中から元気になるのを実感。普段、適当な朝ごはんで済ませていることを反省します。

ご飯はジューシー。ちょっと硬めに炊かれていて、美味しかったです。

ちなみに、朝食は4種類から選べて、翌朝は、竹富島と気候がよく似ている地中海地方の郷土料理「ブイヤベース」がメインの洋朝食「海風(うみかじ)ブレックファスト」にしました。

離島では貴重な真水を独自の装置で作り出す

朝食後は、私がとても興味を持っていた、海水の淡水化施設に案内してもらいました。

竹富島のような離島にとって、淡水はとても貴重なもので、通常は石垣島から輸送するしかありません。

星のや竹富島では、プラスチック削減を目的としたペットボトルフリーを実施するにあたり、宿泊者へ提供する飲料水の確保のため、淡水施設を作ってしまおうと、2021年2月に設置されたのが「海水淡水化熱源給湯ヒートポンプユニット」です。

このユニットでは地下12mの深さから海水を汲み上げ、1日に60トンの真水ができるそう。

エンジニアの足立 淳さんは、離島がどこにも頼らずに生きていくための方法を20年ほど前から模索していたとのこと。

こちらでは150枚のソーラーパネルと蓄電池による太陽光発電もしていて、災害時でも自立して稼働することができます。

非常時も施設内で水と湯、電力の自給ができるため、竹富町内で民間第1号の避難所として指定されたそう。

失われつつある島の畑文化を受け継ぐ「畑プロジェクト」。

竹富島は珊瑚礁が隆起してできた島で、山や川がありません。水が豊富ではなく、土壌も作物を育てるのに適していない中、昔から土地にあった雑穀や野菜、薬草などを中心とした農作物を育てるなど、島特有の畑文化がありました。

観光業や流通の発展とともに畑文化が失われつつある中で、星のや竹富島では2017年から、島特有の畑文化や農作物を継承するための「畑プロジェクト」をスタートさせました。

このプロジェクトのリーダー・小山隼人さんは、島で唯一畑を続けている、現在92歳の前本隆一さんに習って、島の作物を育てています。

育てているのは、ハーマミ(小豆)、ジーマミ(落花生)、クモーマミ(小浜大豆)などの豆類や、芋、粟、島にんにくなどのほか、島に昔から伝わる「命草(ぬちぐさ)」と呼ばれるハーブ。昔は医師がいなかったので、薬代わりのハーブがとても重要だったのです。

「畑を続けるほどに、竹富島を知ることができます」と小山さんは言います。

火・金曜には、畑の命草を収穫した後、ハーブティと畑の作物にちなんだ氷ぜんざい(沖縄風かき氷)を食べられる「畑の命草収穫とかき氷」というイベントを実施しているということで、氷ぜんざいをいただきました。

午後は畑の東屋でアフターヌーンティー。

台風が近づいていたので、風が強めだったのですが、それがまた心地よく、施設内で収穫したにーぶい草(秋の眠り草)、レモングラス、レモンマリーゴールド、ミント、ローズマリーなどをブレンドしたお茶をいただくのは至福。

お腹も満たされ、ちょっと眠たくなってきます。

ここで20〜30分、昼寝をすることで、夜の快眠に繋がるそうです。

機を使った「織りあそび」を体験

昼寝から覚めたら、ゆんたくラウンジに設置された木製織り機で「織りあそび」。

島に古くから伝わる織物「八重山ミンサー」を体験させてもらえます。

使うのは、島の植物の繊維を使い、植物染料で染めた糸。

本来は五と四の模様が入るのが特徴の一つで、これは昔、女性が男性に贈る帯に「五(いつ)の四(よ)までも末長く」の意味を込めて織り込んだことからきているそうです。

島民である織物のお師匠さんから学んだスタッフの方が、丁寧に織り方を教えてくださったおかげで、私も栞を織ることができました。

最初は手間取っていたのですが、リズムを掴むと楽器を演奏するような感じで、織るのがとても楽しくなってきました。

こちらが織り上がった栞です。

しばらく部屋で仕事をし、18時からの夕食はダイニングでいただく「琉球ヌーヴェル」。沖縄ならではの素材と、島人の暮らしに根付く食文化をフレンチの技法で表現したコース料理です。

見た目も味もとても完成度が高かったけど、なかでも熟成させた黒毛和牛の炭火焼きはやわらかくて絶品でした。ヤギのタルタルや、アメリケーヌソースでいただく車エビも美味しかったです。

夜、寝る前にはプールサイドでの「てぃんぬ深呼吸」。

心を落ち着かせるような穏やかなペースでのストレッチをします。

この日は台風の影響で空には雲がかかってしまっていたけど、晴れていればものすごい数の星が見えるそう。次回はぜひ見てみたいです。

深呼吸しながらのストレッチで朝の体を活性化

そしてぐっすり眠った翌朝は、ホテルから歩いてすぐのアイヤル浜での「よんなー深呼吸」。目が覚めるような軽快な動きも取り入れたストレッチです。

この日のアイヤル浜は思ったより風が強かったので、敷地内に移動して行いました。澄んだ空気の中で朝から体を動かすと、やはり気持ちがいいです。

朝食後、ちょっと休憩した後は、私がものすごく楽しみにしていた、スパトリートメント「海の恵み いんぬふぁーすん」。

施術を受けるのは、敷地内のスパ棟です。

このメニューは、全身のオイルトリートメントに加え、背中に発熱性の海藻パックを施すことで、体を温めながら肌に潤いを与えるもの。

使用するオイルは3種類から選べて、私はラベンダーなどがブレンドされた「リラックス」を選びました。

トリートメントがとにかく上手で、気持ちよく、体の力があっという間に抜ける感じ。

すぐに眠りに落ちてしまいました。施述後は全身が軽く、頭もすっきり!

ビーチで拾ったゴミをかわいいキーホルダーにして旅の思い出に

最後に案内してもらったのは、島の西側にある西桟橋。

こちらには海流に乗って、ペットボトルや発泡スチロールのゴミなど、さまざまな漂流物が流れ着き、その処理について問題が生じているそう。

この問題の解決に取り組んでいた島の一般財団法人 竹富島地域自然資産財団と星のや竹富島が共同で立ち上げたのが、環境について楽しく学べる「まいふなーツアー」。浜辺でビーチクリーンをし、その後、特殊な機械を用いてオリジナルのキーホルダーを作り、資源リサイクルも体験できるツアーです。

「ゴミに手を加えて付加価値を与え、以前より価値を高めて商品にすることをアップサイクルと言います。ただ、そのコストがかさむことを考えると、プラスチックゴミなどは高温で一気に燃やす方がアップサイクルだ、という考え方もある。ここでゴミの実態を知り、アップサイクルについて知ることで、参加者の方たちの心が動き、意識が変わればいいなと思います」というのは、案内してくださった、スタッフの野村耕平さん。

ペットボトルのフタを刻んだ材料を使って、私が作ったカメのキーホルダーはこちら!

プラスチックの種類や数によって色が変化するので、型から外すまで色はわからないそう。世界で一つだけのオリジナルキーホルダーは自分へのお土産にもぴったりです。

3日間、星のや竹富島に滞在して感じたのは、スタッフの皆さんが全員、島の文化や伝統、環境などを島の人と同じ目線で大切に守ろうとしていること。

海水淡水化装置を敷地内に設けていることも驚いたし、畑文化や島の織物などについても本気で学んだ知識をわかりやすく伝えてくれることに感動しました。

短い滞在日数でも、催し物やツアーに参加することで、竹富島についてより深く知ることができるのでおすすめ。

平屋造りの客室の居心地も素晴らしいし、敷地内を散歩したり、星空の下でストレッチをすれば、体も心もリセットされるはずです。

「島に暮らすように滞在する」を体験しに、ぜひ訪れてみてください。

【星のや】

「現代を休む日」をコンセプトに、施設ごとに独創的なテーマで紡ぐ、“圧倒的非日常”を提供するブランド。国内に6施設、海外に2施設を展開しています。

【星のや竹富島】

料金:1泊91,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別) ※通常予約は2泊より。
アクセス:石垣港よりフェリーで約10分。竹富港より送迎あり。

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星のや竹富島

〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町竹富 0570-073-066(星のや総合予約)

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