円安でも怖くない最高の旅先!行ったら楽園だったウズベキスタン
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2026.01.04

円安でも怖くない最高の旅先!行ったら楽園だったウズベキスタン

ここ数年続く円安に物価高、そして不安定な世界情勢。海外旅行のハードルがどんどん上がり、旅好きの方ほど頭を悩ませているのでは?

そんな今の時代に、「こんな国があったなんて♡」と思わせてくれた国がありました。

それが、ウズベキスタン!!!

物価の安さや治安の良さはもちろん、旅情をくすぐる景色や文化、そして人の温かさ。

今回は、実際に訪れて感じた「ウズベキスタンをおすすめしたい理由」をピックアップしてご紹介します。

・異国情緒あふれる荘厳なイスラム建築をはじめ、観光資源がとにかく豊富
・物価が安く、日本の半分から3分の1ほどの体感
・交通費が激安で、インフラも整っている(地下鉄は1回20円ほど、都市間移動も列車で可能)
・食事がおいしい
・治安が良く、夜間でも歩きやすい
・ゴミや落書きがほとんどない清潔な街並み
・親切な人が多い(石畳や階段でスーツケースを持っていると、必ず手伝ってくれる)
・親日家が多い(先人たちに感謝!)
・猫がかわいい

今回、31カ国目にして初めて中央アジアを訪れたのですが、想像以上に満足度の高い旅になりました。
ヨーロッパとも中東とも違う、独自の文化と空気感。「外国にきた〜!」という実感が残ります。

治安がよく、移動もしやすいので、旅慣れていない方はもちろん、ヨーロッパやアジアはほとんど行き尽くした、という旅慣れた方にもぜひすすめたい旅先です。

ウズベキスタンって、どこ?

ウズベキスタンへは、3〜10月の間、成田から週1〜2便ほど直行便が就航しており、飛行時間は約7時間半〜9時間。乗り継ぎ便の場合は、ソウルやイスタンブールなどを経由するルートが一般的で、毎日就航しているのも便利なポイントです。
 
今回はアシアナ航空でソウル経由にしましたが、乗り継ぎついでにソウルにも立ち寄れて、一石二鳥でした。ソウルからは、仁川〜タシケント間が約8〜9時間のフライトです。

シルクロードの国と聞くと、どこか果てしなく遠いイメージを抱きがちですが、実際には思っているよりずっと行きやすい距離感。その意外な近さも、ウズベキスタン旅の魅力のひとつです。

■今回の旅程と日数感

今回は10泊11日で、タシケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァの代表的な4都市に加え、現地で時間が余ったので急遽シャフリサブスも訪れ、計5都市を巡りました。

国内移動は飛行機、寝台列車、高速列車がありますが、今回はあえて飛行機を使わず、ゆったりとした移動に。結果的に、少し長めの日程になりました。

代表的な4都市であれば、飛行機を使って8日間ほどでも十分可能だと思います。

すべて巡るなら7泊8日、ヒヴァを省くなら5泊6日、サマルカンドとタシケントのみなら3泊4日の弾丸旅も視野に入りそう。

ここからは、主要4都市の魅力と、個人的にここだけは推したいというスポットを厳選してご紹介します。

中央アジア最大の都市・首都タシケント

ウズベキスタンの玄関口であるタシケント。美しい街路樹が続く通りや近代的なビル群がある一方で、ソ連時代の巨大建築やおしゃれなお店も点在し、他の都市とは違った表情を見せてくれます。

■“世界一美しい”とも称される地下鉄巡り

ぜひ体験したいのが、ウズベキスタンで唯一走る地下鉄。

どこまで乗っても運賃は一律20円ほどで、VISAのタッチ決済にも対応しています。

ソビエト時代に造られた地下鉄は、全29駅すべてデザインが異なり、大理石やタイルを使った装飾はまるで美術館のよう。単なる移動手段を超えた、観光スポットそのものです。

レトロな車体も走っていて、見ているだけでも楽しく、鉄道に詳しくなくてもテンションが上がります。

■中央アジア最大級のバザール、チョルスーバザール

青いドームが目印の、地元民の台所。ドーム内1階には肉や乳製品、香辛料、2階にはドライフルーツやナッツが並び、屋外には雑貨や食堂が広がります。全部見ようと思ったら1日はかかりそうな規模です。

お土産には、オイルコーティングや砂糖や塩で味付けされていないドライフルーツやナッツがおすすめ。レーズンひとつとっても種類が豊富で、質がよく、しかもリーズナブル。試食させてもらえるのも楽しいポイントです。

肉厚な半生アプリコット、茎つきレーズン、いちじく、くるみ、カシューナッツを購入しましたが、最初の言い値で100g180円ほど。価格交渉も含めて、バザールらしい体験が楽しめます。

ちなみに、積極的に呼び込みをする店主より、無口で少し無愛想な店主のほうが安くしてくれる傾向あり。私のおすすめは、この一見怒っているかのような店主のお店。くるみ300gで180円くらいにしてくれました。探してみてくださいね。

番外編:ウズベキスタン一きれいなトイレがある場所

新市街にある「タシケント・シティ・モール」。小洒落たカフェやレストラン、フードコート、成城石井のような高級スーパーが入っているショッピングモールです。

ここでぜひ覚えておきたいのが、ウズベキスタン随一の清潔なトイレ。自動洗浄トイレでいい香り、チップも不要。ウズベキスタンでは、レストランといえどもチップが必要なところも多いです。日本のトイレが恋しくなったら、迷わずここへ(笑)!

シルクロードの宝石と呼ばれる青の都・サマルカンド

ウズベキスタンのハイライトとも言える世界遺産の街で、ここをお目当てに訪れる旅人が絶えない大人気の場所。“サマルカンドブルー”と呼ばれる青い建築群は、何度見ても息をのむ美しさです。

■黄金に輝くグーリ・アミール廟

サマルカンドのイスラーム建築の中でも、とびきり豪華なのが、ティムール一族が眠るこの廟です。

見どころは、黄金色に輝く霊廟の美しさ。修復には約3kgもの黄金が使われており、その豪華絢爛さは圧倒的。内部に足を踏み入れた瞬間、思わず息をのむほどのきらめきです。

■サマルカンドを代表する名所・3つのメドレセが集まるレギスタン広場

3つの巨大なイスラーム神学校(メドレセ)が立ち並ぶレギスタン広場。実物を前にすると、想像していた以上のスケールと、精緻なイスラム建築の美しさに驚かされます。

どのメドレセも、大きな中庭を囲む造りになっており、1階のフジュラ(学生寮)は現在お土産店として使われています。

正面にあるのが「ティラカリ・メドレセ」。“金に覆われている神学校”という意味の名の通り、内装は金で覆われ、黄金で装飾された礼拝堂は、そのまばゆさに思わず言葉を失うほどです。

向かって右側にあるのが「シェルドル・メドレセ」。正面入り口のアーチに描かれたライオンと人の顔が印象的で、偶像崇拝が禁じられているイスラム建築では珍しいモチーフ。どこかユーモラスで、表情を眺めるのも楽しいポイントです。

向かって左側にあるのが「ウルグベク・メドレセ」。君主であり天文学者でもあったウルグベクが建てたメドレセの中でも、最も規模が大きいとされています。壁面の装飾には青い星をモチーフにしたデザインが施され、天文学者らしい視点が感じられます。

夜には音楽に合わせたライトアップショーも行われ、昼とはまったく違った表情を見せてくれるので、こちらも必見!

■サマルカンドブルーに魅せられる、シャヒーズインダ廟

青の清廉さ、芳醇さ、静謐さ、深淵さ。

こんなにも青が表情豊かで、生き生きとしている場所はないのではと思わせるほど、シャヒーズインダ廟には、ひとつとして同じ青がありません。

ここシャヒーズインダ廟は、サマルカンドブルーの世界に浸れる、絶対に外せないスポット。この地の英雄・ティムール・アミールにゆかりのある人々が眠る霊廟群で、装飾の美しさ、青タイルの多様さ、そのどれをとっても、イスラム建築の粋を極めた最高傑作だと感じました。

砂漠のオアシス都市・古都ブハラ

かつて中央アジアの文化の中心として栄え、2500年の歴史を持つブハラ。旧市街はブハラ歴史地区として世界遺産に登録されており、見どころが多く点在していますが、エリア自体はコンパクトなので徒歩で回ることができます。

レンガ色の建物が連なる景色にはシルクロードの面影が色濃く残り、歩いているだけでも楽しいエリアです。

■中央アジア最古のメドレセと美しすぎるメドレセ

旧市街にある向かい合う2つのメドレセです。

「ウルグベク・メドレセ」は、サマルカンドのレギスタン広場でも登場しましたが、ウルグベクが建てた現存する3つのメドレセのうち、ここブハラのものが最古とされています。サマルカンドに比べると規模は小さいものの、1418年当時の高い建築技術が感じられます。

舌を噛みそうな名前の「アブドゥルアジス・メドレセ」は、正面入り口のアーチ装飾が圧巻。ピンク、金、青、緑など極彩色で彩られたムカルナス(立体幾何学装飾)は、ブハラ随一の美しさです。

■最古のイスラーム建築・イスマイール・サーマーニー廟

中央アジアに現存する最古のイスラーム建築で、892年から22年かけて建造されました。特筆すべきは、タイル装飾を使わず、レンガの積み方だけで文様を描いている点。近くで見ると、レンガが驚くほど繊細に積まれているのがわかります。

華やかで荘厳なメドレセと比べると、一見地味な印象のイスマイール・サーマーニー廟ですが、個人的にはとても見応えがありました。世界中の考古学者から注目されているというのも納得です。

■“星と月の宮殿”スィトライ・マヒ・ホサ宮殿

ブハラ郊外までわざわざ足を延ばしてでも訪れてよかったと心から思ったのがこちら。

旧市街から車で15分程度(タクシーで200円くらい?でした)。「メドレセはもうお腹いっぱい〜」という人にもおすすめです。

ブハラ王国最後の王が建てた夏の宮殿で、“星と月の宮殿”という美しい名前が付けられています。中庭は公園のように整備され、樹木が生い茂り、クジャクが歩く姿も見られました。

外観は優美なロシア風。一方で内装はロシア風と東洋風が混ざり合い、調度品も見応えのあるものばかり。天井や壁面の装飾も非常に緻密で、最後まで飽きることがありません。

スザニ(ウズベキスタンの伝統工芸品)の展示も素晴らしかった!

■異世界感満点の城塞都市・ヒヴァ

ウズベキスタンで最初に世界遺産登録された街、ヒヴァ。レンガ色の城壁に囲まれた旧市街イチャンカラは、ほぼ当時の姿のまま残されています。足を踏み入れた瞬間から、まるで中世に迷い込んだよう! 映画やゲームの世界に入り込んだかのような、リアル異世界転生気分が味わえます。

タシケントから最寄りの空港までは飛行機で1時間30分、寝台列車で約14時間。距離はありますが、街自体はこぢんまりとしているので、観光は1日あれば十分だと思います。

夜はライトアップされ、観光客も減り、ひっそりと静まり返ったヒヴァは昼間とはまた違った魅力があります。日程に余裕があれば、ぜひ訪れてほしい街です。

■ヒヴァのシンボル的存在、カルタ・ミノル

カルタ・ミノルは「短い塔」という意味。途中で工事が中断されたため、塔というにはずんぐりとしたフォルムで、未完成のミナレット(塔)として知られています。現在の高さは26m。もし完成していたら中央アジア最大の塔になる予定だったそうです。

■ヒヴァで一番高い塔、イスラーム・ホジャ・ミナレット

イチャンカラのどこからでも見える、高さ45mのイスラーム・ホジャ・ミナレット。内部には118段のらせん階段があり、別途料金は必要ですが登ることができます。イチャンカラを一望できるそうですが、私は足がガクブルになる未来が見えたのでおとなしく断念しました(笑)。足腰に自信のある方はぜひ。

■神秘的なジュマ・モスク

2025年10月現在、一部工事中でした。

ここで注目したいのが、モスク内部に立つ213本の木の柱。イスラム建築初期に多く見られる多柱式モスクで、ゲートやドームを持たない珍しい造りです。薄暗い空間に並ぶ柱がとても神秘的。最も古い柱は10〜11世紀に彫られたものだそうです。

番外編:ヒヴァの器が素敵!

今回巡った都市では、どこもメドレセや通路にお土産屋さんが併設されているのが一般的で、器やスザニと呼ばれる刺繍布、絨毯などが売られていました。ラインナップはどの街も似た印象。

ただ、写真のような落ち着いた色合いの器は、ヒヴァでしか見つけられませんでした。

私はタシケントから真っ先にヒヴァに入ったため、「どうせ他の街にもあるだろう」と思って見送ったところ、結局出合えず。こういったシックな器を探している方は、ヒヴァでの購入がおすすめです。

絶対入れて!お役立ち神アプリ4選

① Yandex go(ヤンデックスゴー)
タクシー配車アプリ。ぼったくりなし、値段交渉不要、現金や行き先のやりとりが不要なのがメリット。
タシケント以外の都市はメトロがないため、タクシー移動が便利です。しかも激安! 10分走って200円くらいでした。日本でダウンロードし、クレジットカード登録まで済ませておくと安心。ヒヴァでは使えないという情報もありましたが、問題なく利用できました。
注意点は、ピックアップ場所にぴったり来ないことがある点。少しズレた場所に停車していることがあり、ドライバー到着後2分を過ぎるとペナルティが発生します(といっても10円程度ですが)。

② Uzrailways tickets
ウズベキスタン鉄道の公式アプリ。都市間移動ではマストです。チケットはアプリ内に保存されるので便利。45〜60日前から販売されると言われており、高速鉄道アフラシャブ号は特に人気。ハイシーズンはすぐ満席になるため、早めの予約がおすすめです。
ちなみに料金は激安。タシケント→ヒヴァの夜行列車は、約14時間でベッド付き、4,500円ほどでした。

③ Yandex Map(ヤンデックスマップ)
地図アプリ。Googleマップでも問題ありませんが、こちらの方が精度が高い印象。日本語対応はしていませんが、英語対応しています。バス停の位置やルートも表示され、タシケントでバス移動する際にも役立ちました。バスはVISAのタッチ決済対応で、料金は20円ほど。

④ ChatGPT
調べ物はもちろん、翻訳アプリとしても優秀。Google翻訳より自然な日本語になる場面が多く、英語メニューがないローカルなお店でも助かりました。

初めてのウズベキスタン旅行でしたが、想像以上に快適で、エキサイティングな日々でした。日本ではまだ知名度が高くないものの、ヨーロッパからの旅行者は多く、すでに人気の旅先になっている印象です。

今回ご紹介したのは、あくまで個人的に特に印象に残ったスポット。まだまだ見どころは尽きない国なので、ぜひ調べながら、素敵なウズベキスタン旅を楽しんでみてください。

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