2026.05.04
ガラパゴスで夢叶う!カタマランボートに乗って、マリンイグアナやアシカと泳ぐ半日
ガラパゴス諸島――日本から遥か遠く、赤道直下の太平洋に浮かぶ秘境。
南米エクアドルの海岸から約1,000km離れたこの島々は、チャールズ・ダーウィンの進化論に大きな影響を与えた場所であり、その独特な生態系から「生きた博物館」とも呼ばれています。
野生動物たちがのんびりと暮らす、非日常の世界。その中心がサンタ クルス島の小さな港町、プエルト アヨラです。ホテルやレストランが揃い、治安も良いため、女性一人でも安心して滞在できるのが嬉しいポイント。
今回はプエルト アヨラの港発、長距離移動なく気軽にガラパゴスの神髄に迫れる、とっておきのツアーをご紹介します。
エクアドルの秘境、ガラパゴス諸島

ガラパゴス諸島は、陸地面積の約97%がガラパゴス国立公園に指定されています。
日本から飛行機を何度も乗り継ぎ、エクアドルのキトやグアヤキルでいくつかの手続き(条件)をクリアしてようやくたどり着く、まさに秘境の地なのです。
・入島時に知っておきたい大切なこと
入島の手続きは少し独特。私が訪れた際は、オンラインで事前登録ができる「トランジット・コントロール・カード(TCT)」20USD、現金が必要な「ガラパゴス国立公園 入島料」200USD、荷物検査などがありました。
入島時の条件は随時変更されるため、公式サイトでの最新情報の確認を忘れずに。
・自然と共存するためのルール
ガラパゴス諸島の自然保護区を訪れる観光客には、環境への影響を最小限に抑えるため、原則として認定されたナチュラルガイドの同行が義務付けられています。例外的に一部のビーチなどでは同行が不要ですが、その場合も入場時の記録や自己管理が求められます。


基本的にガイドの指示に従えば、ルールを守ることができます。
例えば、どんなに可愛くても動物とは2m以上の距離を保ち、近づいたり触ったり、驚かせたりするのは厳禁。ほかにも指定ルートを歩く、ガラパゴスの自然の一部を持ち出さない、などです。
訪れる私たち一人ひとりの心がけが、ガラパゴスの豊かな命を守る大きな力になるのです。
・ガラパゴス最大の町、プエルト アヨラ
プエルト アヨラはガラパゴス諸島で最も人口が多く、サンタ クルス島の中心地であり観光の玄関口です。島の約3%の居住エリアの代表的な町で、コンパクトな港周辺は徒歩で散策できます。


メインストリートのチャールズ ダーウィン通りにはカフェやお土産店が並びます。また港近くの魚市場では、かつての漁業の名残を感じられ、アシカやペリカンが魚を待つのどかな光景も見られます。


そして、多くの旅行会社が集まるプエルト アヨラは、ガラパゴスの大自然を巡る拠点として便利な町なのです。
ピンソン島(Isla Pinzón)ツアー

ガラパゴス諸島はその名の通り、いくつもの島々から成り立っています。
サン クリストバル島やイザベラ島など、複数の島を拠点にしてそれぞれの魅力を満喫する人も多いですが、プエルト アヨラ発のツアーで十分にガラパゴスの魅力を楽しめます。
まず訪れたいのが、港からボートで40~60分で行けるピンソン島。近場とは思えないほど異世界を感じられるスポットで、ツアーも多く、前日に予約できる可能性が高いのも魅力です。
またピンソン島ツアーには、スノーケリングのためラ フェ(La Fe)に立ち寄るものが多く、ここも動物たちとの遭遇が期待できます。
快適なカタマランボートの旅

プエルト アヨラの港から出るツアーは、多くがモーターボートやスピードボートですが、今回乗ったのはカタマランボート。他のボートがジェットコースターのように波を乗り越えて進むのに対し、かなり安定している印象でした。揺れも抑えられ、船酔いしやすい人にもおすすめです。
ピンソン島までの道中も、記憶に残る楽しいものになりました。


右:フォワードデッキは特等席!
カタマランボートは寛げる席もたくさんあり快適です。
開放感のある前方のデッキはマットレスの上で寛げますし、船長席の両端にあるシートでは船長さんと同じ景色を眺めることができ、さらに船内や後方にもシートがあるのでそのときの気分で席を移ることもできますよ。
ピンソン島、ラ フェで数え切れない動物と出会う

ツアーで訪れるシュノーケリングスポットは、ピンソン島とラ フェの2ヶ所。
ラ フェはプエルト アヨラと同じサンタ クルス島にあり、ピンソン島行きのツアーにセットで組み込まれることの多い、素晴らしい湾です。
正直、今回のガラパゴス滞在で参加したツアー、プエルト アヨラから行けるビーチなど含め、個人的に一番感動したのがここ。上陸はしませんでしたが、シュノーケリングを楽しむには申し分ないスポットです。

そこからさらにボートで進むと、ピンソン島に到着します。島ですが上陸はせず、海かボートの上で過ごします。
また、どのツアーでもそうでしたが、シュノーケリングでは常にガイドについていくスタイルで、自由には泳げません。でもガイドはどこに行けばより多くの動物たちがいるかを把握しているため、次から次へと様々な動物たちのスポットへ導いてくれましたよ!

この日を通して、数え切れないほどのウミガメや魚、ガラパゴスならではの泳ぐイグアナ、遊び心たっぷりのアシカたち、さらにアカエイ、ホワイトチップ・リーフ・シャークなど、様々な海の生き物たちと出会えました。

「海上レストラン」で楽しむスナック&ランチ
カタマランボートのツアーは、スナックやランチもお楽しみのひとつです。
出港後、しばらくしてはじまるスナックタイムは、本格的! パンとジャムからクラッカー、ビスケット、チーズにスイカまで。コーヒーと紅茶もついて、至れり尽くせりです。
これらのスナックやランチを船内のキッチンで、手早く丁寧にスタッフが用意してくれます。


右:ずらりと並んだスナックにわくわくする
そしてランチも期待以上! 前菜とメインのプレートがあり、ちょっとしたクルーズ旅行に来た気分になります。


右:新鮮な魚、米、野菜などのワンプレート ※写真は同じカタマランで別のツアー時
また、チップを入れるボックスがあるのでお礼の気持ちを込めて、いくらか入れておきましょう。
ツアーの予約が現地がおすすめな理由
ツアーサイトからも予約ができますが、価格帯はやや高め。時間に余裕があれば、プエルト アヨラの現地旅行会社での予約がおすすめです。
町には数多くの会社があるので、親身に相談に乗ってくれるところを見つけられるはず。細かな希望にも応えてもらえ、直前予約なら割引があることも!
実際に街を歩いて、直接話してみるとより安心です。


右:ツアーを申し込んだ「Discovery Galapagos Travel Agency」。どちらも良心的!
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ガラパゴスのプエルト アヨラ発、ピンソン島ツアーをレポートしました。
船旅は慣れないと体力的にも負担があるため、アクセスしやすい上、海の生き物たちもたくさん見ることができるピンソン島からはじめてみてはいかがでしょうか。
心が震えるほどの感動を何度も味わえる体験になること、間違いありません。
※この記事で紹介した写真は、すべてナチュラルガイド同行のツアー中に、現地のルール(フラッシュ禁止・動物との距離など)を守って撮影したものです
※情報は取材時(2026年3月)のものです

暮らすように旅する、自然派ライター。世界一周を含む4年の旅の後、オーストラリアに移住し、約7年暮らす。2023年、東南アジア中心のノマド暮らしを経て、2025年よりフリーダイビングをしつつ、世界二週目中。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを執筆。そして現在は主にwebメディアで、旅はもちろん自然に沿った生き方を実践し、地球と体に優しい生き方のヒントを発信しています。
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