大阪城を望む、2025年5月開業の話題ホテル「パティーナ大阪」の魅力とは

大阪城を望む、2025年5月開業の話題ホテル「パティーナ大阪」の魅力とは

2025年5月、大阪に新たなラグジュアリーホテル「パティーナ大阪(PATINA OSAKA)」が誕生しました。世界的なラグジュアリーホテルアワードを多数受賞し、独自の高水準なサービスとデザインで国際的に存在感を示すシンガポール発のカペラホテルグループが手がける「パティーナ」ブランド。その日本初進出となるホテルです。

大阪城を眼前に望むロケーションに立ち、歴史と自然が織りなす風景の中で唯一無二の体験を提供。客室はすべて50㎡以上のゆとりある設計で、最新のウェルネス施設やアートとの融合など、国内外から注目を集めるホテルの魅力をご紹介します。

パティーナ大阪が示す、新しい都市型ラグジュアリー

パティーナが掲げる哲学は「トランスフォーマティブ・ラグジュアリー」。アートや音楽、ウェルビーイングを通じてゲストと土地・文化を深く結びつけ、心を動かす体験を提供することを目指しています。物質的な豪華さにとどまらず、滞在そのものを“人生を豊かに変えていく旅”へと昇華させる。それがパティーナブランドに共通する思想です。

ブランド名の「パティーナ(Patina)」には、“時を重ねるごとに美しさを増していく”という意味があります。旅先でのひと時が心に積み重なり、日常をより豊かにしてくれる。その感覚を大切にする姿勢は、「進化する旅(The Art of Transformative Travel)」という言葉にも表れています。

この理念は館内デザインにも息づきます。大阪ゆかりの職人やアーティストの作品を随所に取り入れ、和紙や石材を使ったアートが空間に文化的な深みを加えています。地域の歴史を映し出すと同時に、国際的な交流にも積極的に開かれている点が、パティーナ大阪ならではの特徴です。

都市の中心にありながら大阪文化に深く根ざし、同時に外へ開かれている、それがパティーナ大阪が示す、新しい都市型ラグジュアリーのかたちです。

大阪城を望む人気の客室

パティーナ大阪を象徴するのが、最上階に位置する「パティーナスイート」です。233㎡という圧倒的な広さを誇り、国際的なホテルデザイン賞「AHEAD Awards Asia 2025」のスイート部門で最優秀賞を受賞しました。大阪城を一望できる書斎やスチームサウナ、茶室を備え、リビングルームにはターンテーブルや精密なサウンドシステムが備わり、広々としたバスルームには専用のスチームサウナも。

その他、落ち着きのある和室や開放的なバルコニーもあり、日本的な要素と現代的デザインを融合させた特別な空間は、世界からも高く評価されています。

とはいえ、多くのゲストが実際に体験するのはスタンダードカテゴリーの客室でしょう。全221室すべてが50㎡以上という大阪でも随一のゆとりを誇ります。

特に人気が高いのは大阪城ビューの客室で、窓から広がる天守閣の姿は、ここでしか得られない贅沢な眺めです。

また、複数の宿泊者レビューやメディアで高く評価されているのが畳のシーティングエリア。

小上がりのデイベッドとしても利用でき、和の趣が客室全体の洗練された雰囲気に自然に溶け込んでいます。外資系ラグジュアリーホテルにおいて新鮮なアクセントとなり、リラックスやウェルビーイングを促進する快適な空間として好評です。まさにパティーナらしい「日本文化と現代的ラグジュアリーの融合」を体感できる要素といえるでしょう。

細部へのこだわりもこのホテルならでは。スキンケアアメニティには英国のオーガニックブランド「バンフォード(Bamford)」を採用し、香りと使用感でゲストを癒やします。

さらにベッドリネンには世界的に知られる最高級リネンメーカー「フレッテ(FRETTE)」を導入。

1860年創業の歴史を持ち、世界中の5つ星ホテルに選ばれ続ける信頼あるブランドで、その心地よい肌触りは快適さと安心感をもたらします。

憧れのスイートに世界的な評価が集まる一方で、スタンダードルームでも大阪城を望む特別な景色と、和と洋が融合したデザイン、そして細部に宿る上質さを体感できるのがパティーナ大阪。どの客室に泊まっても「ここでしか味わえない滞在」が待っています。

スパとウェルネスの最新体験

パティーナ大阪の魅力を語る上で欠かせないのが、都市型ホテルとしては異例ともいえる1,400㎡超のスパ&ウェルネス施設「パティーナ・ウェルネス」です。大阪城と緑豊かな公園を一望する20mの温水プールやジャグジーは、まさに都会の真ん中に現れたリトリート空間。喧騒を離れて心身を解きほぐす場所として、国内外のラグジュアリーメディアでも大きな注目を集めています。

館内には、国内ホテルとして初めて導入された最先端のヘルステック機器も揃います。機械設定温度でマイナス180℃、体感温度でマイナス5℃の冷気で疲労回復を促すクライオセラピー、LEDフルボディートリートメント、高気圧酸素&水素セラピーなど、トップアスリートも取り入れる革新的な体験が可能です。

さらにボディースキャンによるコンディション分析や、個々の状態に合わせた最適化プログラムも提供。科学的根拠に基づいたウェルネスが、都市型ホテルのステイに新しい価値を加えています。

フィットネスジムは24時間オープンで、最新のマシンに加え、エアリアルヨガやパーソナルトレーニングも体験可能。スパエリアには静かなカップルルームやシングルトリートメントルームが備えられ、ホリスティックなアプローチで心身のウェルビーイングを支えます。観光や仕事の合間に訪れるだけでなく、ウェルネスそのものを目的に滞在する価値があると評されるのも頷けます。

さらに、ホテルを定期的に利用したい人のために「パティーナ・メンバーシップ」も用意されています。会員になると、ジムやプール、サウナを自由に使えるだけでなく、専用ラウンジの利用やパーソナルトレーニングの初回無料サービス、スパトリートメントの特典などが受けられます。館内レストランの優待や駐車場無料など、滞在を充実させる特典も揃い、ラグジュアリーなライフスタイルを支える会員制プログラムとして注目されています。

最新の科学とホリスティックな癒やしを融合させ、都市の真ん中で「人生を整える体験」ができる、それがパティーナ大阪のスパ&ウェルネスが提案する新しいラグジュアリーのかたちです。

さまざまな目的で利用したいパティーナのダイニングシーン

パティーナ大阪には、全部で5つの多彩なダイニング施設が揃っています。特別な日のディナーから日常のご褒美まで、幅広い目的に応えてくれるのが魅力です。

まず外せないのが、19階にあるティーラウンジ「にじり」。千利休が考案した茶室の小さな入り口「にじり口」に由来する名を持ち、大阪城公園の絶景を望む落ち着いた空間です。

ここでは約10種類以上のオーガニック日本茶や和紅茶を揃え、地元食材をふんだんに使った季節のアフタヌーンティーがSNSでも話題に。柚子香るオリジナルブレンドティーとスイーツのペアリングは特に人気で、螺旋階段や藍染和紙の装飾とともに和の美意識を気軽に楽しめます。

20階の「SONATA Bar & Lounge」は、大阪城公園と街並みを一望できる絶景のロケーション。昼は“気軽に体験できるラグジュアリー”、夜になるとDJによる音楽とともに大人のバーへと表情を変えます。ライトアップされた大阪城を眺めながら、洗練されたカクテルや軽食を楽しむ非日常のひと時は格別です。

メインダイニング「IÑAKI(イナキ)」はスペイン・バスク料理をベースにしたレストラン。

大阪城を見渡す開放的な空間で、旬の食材や地元野菜を活かした料理が堪能できます。特別な日のディナーはもちろん、宿泊ゲストからは朝食の評価も高く、一日の始まりを特別な時間にしてくれます。

1階のオールデイダイニング「P72」は、地元食材とオーガニックにこだわったヘルシーメニューが揃い、木のぬくもりに包まれたリラックス空間が魅力。

ランチや軽食はもちろん、ここでもアフタヌーンティーが楽しめ、健康志向のゲストに支持されています。

鉄板焼「馬藺(ばりん)」では、シェフが目の前で調理する厳選和牛や魚介を堪能。ライブ感と重厚感を兼ね備え、プライベート感ある個室は特別な会食や記念日に最適です。

このように、パティーナ大阪の5つのダイニングは「SNSで話題のアフタヌーンティー」から「特別な日の美食」まで、多彩なシーンに応える存在。どんな時でも満足度の高い食体験を約束してくれるでしょう。

話題のコラボ商品もチェック

パティーナ大阪は宿泊やダイニングにとどまらず、カルチャーやアートの発信拠点としても注目されています。開業にあたり、国内外のアーティストやブランドとのコラボレーションを積極的に展開し、ここでしか手に入らないアイテムや体験を提供してきました。

なかでも話題を集めているのが、大阪出身のグラフィックアーティスト VERDY(ヴェルディ) とのクリエイティブ・パートナーシップです。2025年7月12日からは、ホテル1階のリテールショップでVERDYが手がけたオリジナルグッズが販売開始。3種類のTシャツやワークウェアジャケット、ステッカーなど限定アイテムが揃います。ストリートカルチャーを基盤に活動してきたVERDYが、パティーナの掲げるラグジュアリーと出会うことで生まれた今回のコラボレーションは、彼にとってもラグジュアリーホテルとの初の取り組み。サステナビリティの理念にも共鳴したデザインとなっています。

館内ではVERDYのアートワークのほか、大阪ゆかりの職人やアーティストによる和紙や石材を使った作品も展示。ホテルの空間に文化的な深みを与えています。さらに、2025年夏にはシンガポール政府観光局やNPOとの連携により、シンガポールと日本の障がい者アーティストによる合同展示を開催。地域と世界をつなぐ国際的なカルチャー交流として高い評価を受けました。

ホテルオリジナルやコラボの限定グッズは随時新作が登場予定で、ファッションやアートに敏感なゲストにとって「宿泊だけでなくコラボレーションを楽しむ」目的地に。ラグジュアリーホテルとしての洗練に、地元文化や国際的なカルチャーを重ね合わせるパティーナ大阪ならではの唯一無二の体験がここにあります。

パティーナ大阪で出会う、新しい滞在価値

大阪城を望む広々とした客室、最新のスパ&ウェルネス体験、五つの多彩なダイニング、そしてアートやカルチャーを取り入れた独自の空間演出。パティーナ大阪には、これまでの都市型ホテルにはなかった要素が凝縮されています。

単なる宿泊先ではなく、心身を整え、感性を刺激し、日常をアップデートする場所。世界的ラグジュアリーブランド「パティーナ」が日本で初めて選んだ地・大阪で、その理念が体現されています。

観光やビジネスの拠点としてはもちろん、自分へのご褒美や特別な記念日にもふさわしい「新しい滞在価値」。パティーナ大阪で過ごす時間は、きっと“ここでしか叶わない体験”として心に残るはずです。

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