2026.01.11
これを食べずに帰れない!美味しい&リーズナブルなウズベキスタン絶品グルメ
多彩な観光地や文化、治安の良さ、物価の安さと、これから人気が出そうな旅先No.1の「ウズベキスタン」。旅先での楽しみといえば、食事も気になるところですよね。
「ウズベキスタン料理ってどんなもの? 日本人の口に合うの?」と、なじみがなさすぎて不安に思う人も多いかもしれませんが、結論から言うと……めちゃくちゃ美味しいです!
私はウズベキスタン滞在中、毎日の食事が楽しみすぎて、帰国後も「あの味が忘れられない…」と禁断症状が出ているほど。

世界中の美食が味わえる日本にいても、やはり現地で食べたあの味が恋しくなる。モスクの鮮やかな青と同じくらい鮮明に、記憶に刻み込まれてしまいました。
しかも、一般的な食堂ならとてもリーズナブル。たとえば、ウズベキスタンを代表する料理のプロフやラグマンも、1人5万スム(約600円)ほどから楽しめます。
それでは、ウズベキスタンを訪れたら絶対に食べてほしい現地グルメをご紹介します。
炭火の香ばしさが最高♡ビッグな串焼き肉・シャシリク

まずはずせないのが、ウズベキスタンを代表する肉料理「シャシリク」。
一言で言うと、マリネした肉を炭火で焼き上げる豪快な串焼き料理で、街のあちこちに専門店があります。ウズベキスタンの伝統料理を出すお店なら、ほぼ必ず置いてある定番メニューで、嬉しいことにどこで食べてもハズレがありません。

牛、羊、鶏と種類も豊富ですが、とくにおすすめなのが羊肉。臭みがほとんどなく、外は香ばしく、中は驚くほどジューシーな焼き上がりで絶品!シンプルに塩だけで味付けされていることが多く、肉そのものの美味しさがダイレクトに伝わってきます。

焼き上がったシャシリクには、酢漬けの玉ねぎスライスが添えられるのが定番。この玉ねぎが、脂のうまみをさっぱりと引き締めてくれて、いくらでも食べられてしまう危険な組み合わせです。
日本の焼き鳥やバーベキューとは、似ているようでまったく別物。炭火の香りをまとった肉がたまらない一皿です。
●イチオシのお店:タシケントの「Kafe Bukhara」

ラムはもちろん文句なしの美味しさですが、感動したのが鶏胸肉。火加減が難しい部位にもかかわらず、本当に驚くほどしっとり柔らかく、思わず「シェフ呼んで〜!」と叫びたくなるレベルでした。ちなみに、スープ類も絶品なのでぜひ。
みんな大好き!ソウルフードのプロフ

ウズベキスタン料理の王道といえば、やはり「プロフ」。
肉(ラムか牛が一般的)、にんじん、玉ねぎ、ひよこ豆、レーズンなどを米と一緒に炊き上げたごはんで、ウズベキスタンでは日常の食事からお祝いの席まで欠かせない国民食です。

驚くのが、その油の量! もはや油で炊き上げているといっても過言ではありません。
しかし、この油に肉や野菜の旨みが溶け込み、お米一粒一粒がコーティングされることで、絶妙な美味しさになるんです。
とはいえ、できあがりから時間が経つと油がヘビーに感じてくるのも事実。できれば炊き上がったタイミング、オープンから早めの時間を狙うのがおすすめです。

プロフのおもしろいところは、都市によって味やスタイルが違うこと。サマルカンドでは、具材と米をわけて、アマニ油で炊き上げるのが特徴。米、にんじん、肉の順に盛り付けられ、見た目も美しいのがこだわりだそう。ブハラは油控えめでわりとあっさり。自分好みのプロフを見つけてみてください。
●イチオシのお店:ブハラの「The Plov」

サマルカンド風とブハラ風、2種類のプロフを提供しているプロフ専門店。個人的には、ここのブハラ風プロフが一番好みでした。ほろほろに煮込まれた牛肉にクミンの風味がほどよいアクセントになっていて、油も控えめ。とてもバランスのいい味わいでした。
日本人の胃袋には、一人前だとかなりボリューミーなので、2人でシェアするか、0.7人前を注文するのがちょうどよさそう。

かなり席数のある大箱店舗ですが、店内は常にお客さんがひっきりなし。地元の人にも観光客にも人気のお店のようでした。なお、15時にはクローズしてしまうので(2025年12月現在)、訪れる時間には注意を。
麺好きなら絶対ハマる!手打ち麺料理・ラグマン

「ラグマン」は、ウズベキスタンをはじめ中央アジアで親しまれている麺料理。
手打ちのうどんのような麺と、肉や野菜がたっぷり入ったトマトベースのスープが特徴で、洋風うどんといった印象です。
麺はお店によって、もちもちタイプだったりソフトだったりさまざま。プロフやシャシリクに比べるとさっぱりしているので、軽めに食べたい時にもぴったり。汁なしタイプのラグマンもあります。
●イチオシのお店:ブハラの「Dilkor」

常に地元の人たちで賑わうローカル感満載の人気店。メニューはロシア語のみで、英語も通じません。ブハラ旧市街からは少し離れているためタクシー移動が必須ですが、わざわざ出かけてよかったと思える一軒でした。

トマトベースのスープはややスパイシーで、セロリの風味が効いているので、セロリが苦手な人は厳しいかも。しかし、ゴロゴロ入った牛肉に、シャキシャキと歯ごたえがいい野菜がたっぷり入ったスープ、そして日本では讃岐うどんをこよなく愛する私も納得の、もちもち麺が最高でした。
とにかく1人前の量が多いので、友人とシェアしてちょうどいいボリューム感。ただし、麺が長い(笑)。1本が2mくらいありそうなので、分けるのは大変でした。ワゴンでサラダが回ってくるスタイルで、食べたいものを選ぶシステムなのも楽しかったです。
ウズベキスタンのファーストフード・サムサ

ウズベキスタンのファストフードといえば、ミートパイのような「サムサ」。
肉や玉ねぎなどの具材を生地で包んだ食べ物で、1個100円台で買える気軽な軽食です。

タンドールと呼ばれる窯の側面に、生地をペタッと張り付けて焼き上げるのがユニーク。高温の窯で一気に焼かれることで、外は香ばしく、中はジューシーに仕上がります。

ひと口にサムサといっても、形や生地の厚み、大きさは実にさまざま。三角形や四角形など見た目もバリエーション豊かで、お店ごとに個性があります。

具材もラムや牛だけでなく、鶏肉や野菜など種類が豊富。サムサ専門店だけでなく、食堂や駅の売店、ベーカリーなど、わりとどこでも食べられるので、いろいろ食べ比べてみるのも楽しいですよ。
●イチオシのお店:サマルカンドの「Niyat SOMSA」

Googleマップで評価が高かったので行ってみたお店ですが、大・大・大当たり!数十個単位で持ち帰りする人も多く、昼時はあふれんばかりの人だかりで、飛ぶようにサムサが売れていました。

おすすめは写真左の「To’grama somsa」。何層にも重なった、うす〜い生地のサックサク感が異次元!その薄さは、例えるならラップくらい。みじん切りにしたラム肉と玉ねぎが入っていて、ひと口かじると、生地のパリサクっという軽快な音とともに、ラム肉の旨みがじゅわっとあふれ出します。真剣に日本に支店を出してほしいくらい、中毒性のある味です。
ラムのほかに、牛肉や鶏肉もあってそれぞれに美味しいのですが、この極限まで薄い生地のサクサク感を楽しめるのはTo’grama somsaだけのようでした。しかも、1個12000ソム(150円くらい)という安さ。小ぶりなサイズなので、何個でもいけちゃいそうです。
ヒヴァの伝統料理・翡翠色の麺と卵入り水餃子
ヒヴァがあるホラズム州はこの地方独自の食文化が発展しており、ここでしか食べられないグルメがあります。
その代表格が、翡翠色の麺の「シュヴィト・オシュ」と、卵入り水餃子の「トゥンバラク」。どちらも、砂漠都市ヒヴァの暑い夏にぴったりの、さっぱりとした料理です。

シュヴィト・オシュは、ディルを練り込んだ翡翠色の麺が印象的。見た目からハーブ感が強そうに感じますが、実際はほんのりと香る程度で、とても食べやすい味わいです。太めの手打ちパスタのような麺に、じゃがいもと牛肉のトマト風味の煮込みがトッピングされ、ヨーグルトを添えていただきます。

トゥンバラクは、手作りの皮でバター入りの卵液を包み、ゆで上げた水餃子のような料理。シンプルそうでいて、かなり工程に手間がかかる逸品なんだとか。見た目はとても素朴ですが、つるんとした口当たりが心地よく、やさしい卵の風味がなんともクセになる味わいです。
派手さはないものの、土地の気候や暮らしに寄り添った、ヒヴァならではの味。この街を訪れたら、ぜひ体験してほしい伝統料理です。
●イチオシのお店:ヒヴァの「Terassa Cafe & Restaurant」

2Fのテラス席からカルタ・ミノルを眺められる人気店。スタッフの方も親切で、写真入りメニューが用意されているため注文しやすいのも嬉しい。
こちらのお店のトゥンバラクは、一般的に添えられるヨーグルトソースではなく、スパイシーなソースでいただくのが特徴。このソースがとても美味しく、卵入りのやさしい味わいにほどよいアクセントを加えてくれます。

シュヴィト・オシュは、店員さんが目の前で仕上げてくれるパフォーマンスつき。他にいただいた、ひき肉がサンドされたトルティーヤのような料理も美味しく、どのメニューも安定感のある一軒でした。
細胞に染み渡る美味しさ!スープたち
ウズベキスタンの食事で、想像以上に印象に残ったのがスープ類。素材の味が溶けんだスープがとにかく飲み干したくなる美味しさで、どこで頼んでもレベルが高くて驚きました。

まず定番なのが「マスタヴァ」。米入りのスープで、トマトベースのやさしい酸味と、牛肉や野菜のうまみが一体になった一杯です。日本でいうと、具だくさんの洋風スープといった印象で、肉が続いた日の小休止にもぴったりです。

「ショールヴァ」は、肉と野菜の存在感が前に出たスープ。大きめにカットされたラム肉やじゃがいも、にんじんがごろごろ入っています。肉のコクがじっくり引き出された滋味深い味わいは、細胞のすみずみにまで染み渡ります。

「チュチュヴァラ入りのスープ」もお忘れなく。チュチュヴァラは小さな水餃子のような料理で、これがスープにたっぷり入っているのですが、つるんと薄い皮に包まれたラム肉が最高でした。スープにはお肉の旨みがぎゅっと凝縮していて、飲み干さずにいられません。
メイン料理の影に隠れがちですが、ウズベキスタンに来たら、ぜひスープにも注目してほしいです。本当に胃袋が足りない!!

ほかにも驚かされたのが、野菜と果物の美味しさ。
ウズベキスタンは乾燥地帯が多く、昼と夜の寒暖差が大きいため、野菜や果物は糖度が高くてとても濃厚な味わいです。
新鮮な野菜を使ったサラダは、基本は塩やオイルだけのシンプルな味付け。野菜そのものの生命力のあるみずみずしい味わいは、肉料理が多いウズベキスタン料理には欠かせない存在だと感じました。

果物はホテルの朝食で必ずと言っていいほど登場します。
スイカやメロン、ぶどうなど、どれも甘くてみずみずしく、朝からちょっと感動するレベル。日本では高級なザクロが並ぶこともあり、フルーツ好きとしては大満足でした。

ウズベキスタン料理は未知の世界でしたが、どれも美味しくて、正直胃袋が足りませんでした。味付けはスパイスが効きすぎているワケでもなく、素材の持ち味を活かした仕上がりで、日本人の好みに合うと思います。
ラム肉好きにはもちろん天国ですが、ラムは苦手という人にもぜひ試してみてほしいところ。鮮度が高いためか焼き加減が上手なのか、特有の臭みが少なくてクセがないので印象が変わるかも。
観光地とグルメ、2つの記事でウズベキスタンの魅力をお伝えしてきました。この記事が、次の旅先を考える時にふと思い出してもらえる存在になれたら嬉しいです。

美容ライター。早稲田大学卒業後、アパレル、出版社勤務を経てフリーに。女性誌やWEBで、美容をはじめ、健康、美食に関する記事、著名人へのインタビュー取材などを担当。好きなことは、スキンケアとファッションと旅行。猫が好き。
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