【冬のリスボン】観光名所近くでローカルに混ざって過ごせる、知る人ぞ知るカフェ3選
LIFESTYLE

2026.01.27

【冬のリスボン】観光名所近くでローカルに混ざって過ごせる、知る人ぞ知るカフェ3選

可愛いタイルの家が立ち並び、坂道を上がり振り返るとテージョ川がチラリと姿を覗かせる。そんな街を縫うように色鮮やかなトラムが走る、リスボンの街。

今回、訪れたのは12月。リスボンはヨーロッパの中でも比較的暖かく、ハイシーズンよりずっと空いているのも魅力でした。

そんなリスボンで、観光の合間にふらりと寄れるカフェ3軒を紹介します。まだ静かな朝の街、ローカルに混ざってコーヒーを一杯。そんな暮らすような旅をしてみませんか。

上質なコーヒー時間なら「Volta Coffee」

リスボンカフェ

アルファマ地区を散策する前に、ぜひ立ち寄りたいのが「Volta Coffee」

有名なトラム28番が走る通りからは外れているのと、アルファマ地区の端という立地のため、そこまで観光地色がなく落ち着いた雰囲気。店内に数席、そして店の前に数席置かれたコンパクトなお店です。

エスプレッソに使う豆は、近郊で焙煎している「Wave Coffee Roasters」。滞在時の週末にはWaveのスタッフがお店を手伝われていたので、コーヒーの美味しさと感動を伝えることができました。豆は信頼できる業者より仕入れており「焙煎方法もだけど、それ以上にどんな豆を使うかがカギ」とのこと。

「しばらく滞在する」と伝えると、「じゃあまた来てね! 埋まらなければ記念にどうぞ」とスタンプカードを渡してくれました。その心遣いが嬉しいですね。

リスボンカフェ

外の席に座って道行く人を眺めながら、スタッフと言葉を交わし、上質な一杯をいただく。そんな贅沢な時間を楽しめます。

■カプチーノとスライスケーキ

リスボンカフェ
Single Cappuccino 3.5EUR、Pumpkin Loaf 4.5EUR

Waveで焙煎された豆の香りが豊かなのはもちろん、10年以上もキャリアのあるオーナーの入れてくれるカプチーノはとても美しい一杯。ミルクが輝くほど滑らかで、繊細なアートが施され、口を付けると舌触りもよく、ミルクとコーヒー豆がどちらも引き立つ味わいでした。

自家製の焼き菓子も美味しく、売り切れることもあるので、店頭にまだあるならぜひ試して。

珍しいパンプキンローフや、季節感のあるクリスマスローフをいただきましたが、どちらもずっしりしつつ、ナッツやシナモンなど素材の味がバランスよく感じられ、あっという間に食べてしまいます。あっさりとしたクリームを添えて提供されるのも、嬉しかったです。

>>Volta Coffee

近くの見どころ:アルファマ地区

リスボンカフェ

リスボンらしい、真っ青な海の前に広がるオレンジ屋根と坂の街。いくつかある展望台から、その風景を目にすると「リスボンに来た!」と実感します。

また街の中も、色鮮やかな可愛いタイルの家が、まるで絵本の世界のように広がっているので歩いていて飽きません。

まるでテーマパークのような世界観ですが、今でも実際に人が暮らしているので、配慮を忘れず街歩きを楽しみたいですね。

隠れた絶景カフェ「Café da Garagem」

リスボンカフェ

リスボンを訪れるなら、サン ジョルジェ城は外せません。その前後に立ち寄りたいのが、こちらの絶景カフェ「Café da Garagem」。観光地に近いものの、劇場の中にあり通りからカフェの存在が見えないため、圧倒的な隠れ家感があります。

訪れたのは冬で比較的空いていました。ハイシーズンの夏にはテラス席を拡大するそうなので、混雑もその分緩和されることを期待したいですね。

■ブレックファースト ボード

リスボンカフェ
Breakfast Board 18EUR

今回は、ひとりから選べるブレックファースト ボードを注文。

まず提供されるのは、オレンジジュースと希望のドリンク(写真はカフェラテ)。ジュースは粒がたっぷりのフレッシュな一杯。景色を眺めながら、料理を待ちます。

そしてボリュームたっぷりのプレートが到着。焼き具合が絶妙なパンに、ハムとチーズを乗せて、またジャムやバターを乗せて味変を楽しみながら食べ進めます。

グラノラ×ヨーグルトにはフルーツがたっぷり。適量だったのでこちらもペロリ。嬉しかったのはポルトガル名物ナタがついていたこと! ずっしりと重いくらいたっぷりのクリーム入りです。甘すぎず、朝食にもピッタリでした。

>>Café da Garagem

近くの見どころ:サン ジョルジェ城

リスボンカフェ

リスボン市内の最高丘に位置する歴史的な要塞で、市街地とテージョ川のパノラマ絶景が楽しめる人気観光名所です。

古代から要塞として使われ、12世紀にポルトガル王室に奪還。一時期王宮としても機能しましたが、1755年の大地震で損傷。現在は遺跡公園として開放されています。

主な見どころは、360度眺望が楽しめる城壁ウォーク、考古学遺跡エリア、孔雀が自由に散歩する庭園。街中にありながら自然豊かで絶景に囲まれた、気持ちのいいスポットです。

リスボンカフェ

ブラジルの手料理と人柄で愛される「UAIPI」

リスボンカフェ

サントスの小さな通りに佇む、陽だまりのような「UAIPI」。ブラジル人のライラさんとフランス人のグレゴリーさんが営む、ブラジル料理を提供する一軒です。

情熱をこめて料理を作る創造力豊かなライラさんと、ご近所さんが会いに来たくなるもてなし上手のグレゴリーさんは、息がぴったりのパートナー同士。料理が美味しいのはもちろん、この店で過ごしていると、まるで自分までこの通りに溶け込んでいるかのような錯覚を覚え、心地いい滞在ができます。

■ヴィーガンタピオカクレープとキャッサバフライ

リスボンカフェ
Tapioca Vegan 9EUR、キャッサバフライ ハーフ 3EUR

ピンク色のクレープ生地に目を奪われるこちらは、タピオカを原料にしたヴィーガンクレープです。約2日かけ発酵させて仕上げたカシューナッツクリーム、たっぷりのキューブ型ビーツ、葉野菜を包んでいます。

グレゴリーさんのおすすめ、キャッサバフライのハーフを追加すると、ブランチやランチのボリュームとしてぴったりです。添えられているのは、自家製のケチャップ。コクがあるトマトソースのような深い味わい。ホクホクに揚げられたキャッサバをつけていただくと、止まらなくなります。

■ハンドドリップコーヒー

リスボンカフェ
Coffee 2.5EUR

ほんのり自然な甘みを感じるヴィーガンタピオカクレープには、コーヒーが相性ぴったり! この店ではハンドドリップのみの提供で、最初だけグレゴリーさんが淹れてくれ、あとは自分のペースで淹れていただきます。

>>UAIPI

近くのみどころ:サントス地区

中心地の西側に位置し、「リスボンのデザイン地区」とブランディングされるサントス。

アルファマに似た雰囲気がありますが、さらにローカル感漂う地域で、ローカルやエクスパット(海外からの長期滞在者)などが暮らしています。

ボッシュの傑作などで知られる「国立古美術館 (Museu Nacional de Arte Antiga)」をはじめ、インテリアショップ、アンティークショップ、アートギャラリー、トレンディなカフェやレストランがたくさんあります。

※現在、国立古美術館は改修工事のため休館中(2025年9月より。再開は未定)

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リスボンの隠れ家カフェ3つを紹介しました。約一ヶ月滞在した筆者が見つけた、お気に入りばかりです。それぞれの名所と合わせて、訪れてみてはいかがでしょうか。

もちろんリスボンにはほかにも数えきれないほど、さまざまな魅力を備えたカフェが点在しています。お気に入りの一軒を見つけ、心からほっとできるひと時を過ごせると、街の魅力がより理解できるかもしれません。

※情報は取材時(2025年12月)のものです

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