2026.01.07
【バレンシア】世界基準のエコビーチと地元に根付いたヘルシーグルメで、エコ旅を
青い空と透き通った海、そして美味しいグルメ。それだけで十分に心満たされるバレンシアの旅。さらに、バレンシアには国際認証ブルーフラッグを獲得したビーチが、市内から20~30分の場所にいくつもあるのです。
ビーチヨガや散歩のあとは、ヴィーガン対応もあるヘルシーカフェでブランチ、夜はローカル食材を惜しみなく使ったタパスで一杯。「旅先でもヘルシーに」「地球にも私にも優しく」そんな願いが全部叶う、バレンシアのエコ旅をぜひ次のプランに!
バレンシア州は世界が認めたエコビーチの宝庫!?

世界で最も歴史ある国際環境認証「ブルーフラッグ(Blue Flag)」を知っていますか。
対象によって異なりますが、ビーチの場合は水質の透明度、バリアフリー設備、ライフセーバー常駐、環境教育活動など、全部で33項目の厳しい国際基準をクリアした場合にのみ取得できます。
つまり、サステナブルな海に与えられる認証なのですね。
2025年もスペインは642ビーチを獲得し、1994年以来32年連続で世界第1位をキープ。その中でバレンシア州は54ビーチを獲得し国内第3位、まさにエコビーチの宝庫といえる存在です。
市街地からすぐの都市型ビーチ、カバニャルとマルバ ロサ。さらに南へ足を伸ばせば、エル サレール、ラ ガロフェラ、ラ デベサなど美しい自然に囲まれた、ブルーフラッグビーチが続いています。
真っ青な海と環境への配慮が両立するバレンシアのビーチは、心地よさと安心感を同時に叶えてくれる特別な場所なのです。
市内からすぐ行けるエコビーチ2つ

バレンシア市内からトラムやバスでわずか20〜30分。マルバ ロサ ビーチ(Platja de la Malva-rosa)とカバニャル ビーチ(Platja del Cabanyal)は、ブルーフラッグの厳しい基準を満たした、街なかとは思えないほど美しいビーチ。シーズン中のライフセーバーの常駐はもちろん、シャワーやバリアフリー設備も整い、安心して過ごせる環境が魅力です。
実はこの2つのビーチは砂浜がつながっていますが、それぞれに異なる表情と雰囲気を楽しめるのです。さらにこれらのビーチは幅が約135mもあります。
今回訪れた際は、海辺までたどり着くのが遠く感じられるほどでしたが、夏はきっとここに数えきれないほどのパラソルの花が咲くのでしょうね。


右:シャワーやごみ箱など、必要な設備がそろう
海辺はもちろん、ビーチ沿いの街並みやカフェ、レストランにも個性が光ります。それぞれのビーチの特徴とおすすめの店を紹介します。
■リゾート気分を味わうなら、マルバ ロサ ビーチ

バレンシアを代表する、約1kmにわたる広々とした砂浜です。
ヤシの木が並ぶプロムナード沿いには、おしゃれなカフェやレストラン、ショップが並び、まるで南国のリゾートのような開放感に包まれます。


夏は水泳や日光浴など水辺を楽しむ人、ビーチバレーに興じる人たちで賑わいます。冬には穏やかな陽射しに誘われて、犬の散歩や砂浜ヨガ、友達とのおしゃべりを楽しむ人々の姿も。地元の人たちの日常を、垣間見られるのも魅力です。
■漁師町に沿って続く、カバニャル ビーチ

伝統的な漁師町、エル カバニャルに寄り添う、ノスタルジックさが魅力のビーチです。
長さ約1.2kmの砂浜は、のんびりと散策するのにぴったり。ごみ箱やバリアフリー設備も整い、快適に過ごせますよ。


カバニャルの漁師町は、一般的なイメージとは少し違うかもしれません。ビーチに面した通りには、カラフルなタイルと自由奔放なペイントで彩られた家々が並び、目を楽しませてくれます。
それぞれの家に個性が光る、インスタ映えするレトロモダンな風景が広がっています。


ビーチ散歩のあいまにエコフレンドリーなグルメ2つ
青い海を眺めながらのエコビーチ散歩のあとは、「地球にも身体にも優しい」グルメを。
ビーチエリアには地元食材を大切に使い、プラントベース対応にも積極的な、素敵なカフェ・レストランが点在しています。
今回は、特に胸を張っておすすめできる、エココンシャスな2つのお店をご紹介します。心地よい海風と一緒に過ごすひと時を。
■Cafe Artysana – Cabanyal

カバニャル地区の路地に彩を添える、ヘルシー志向のカフェです。ヴィーガン・グルテンフリーオプションが豊富で、地元産の新鮮な食材を使った自家製のブレックファストやランチが自慢。ビーチ散策の合間にぴったりの一休みに最適! ポップなイラストの外壁が目印です。
地元や海外アーティストの作品が飾られた居心地の良い空間で、ゆったりとした時間を過ごせます。また同カフェは、市内のルサファ地区にも支店があります。


右:焼き菓子もあるので、コーヒーと一緒におやつ時間も
味もビジュアルもいいオープントーストでブランチ

Huevos 2EUR、Cafe con leche 2.4EUR
ブランチにはフムスとトマト、オリーブと自家製バジルのトーストに、卵を追加した一皿とコーヒーをミルクで割ったカフェコンレーチェを注文。
運ばれてきたトーストを見て、一瞬で気分が上がりました。オプションで追加した卵が驚きのピンク色! しかも並んだバゲットはハートに見えませんか。


オープントーストは、ピザのように手でいただきます。フムスのベジタリアントーストで、オリーブの風味と自家製バジルソースが香り豊かで大満足の一品。気になるピンクの卵は、ビーツエキスで漬けたためだとか。センスに脱帽ですね!
■Bikini Cabanyal

カバニャル地区のビーチ近くに位置する、新鮮な地元産の食材を重視した料理を提供するレストラン。
通りを歩いていると目が覚めるような真っ青な外壁と、水色と白のストライプチェア、真っ赤なパラソルが目に飛び込んできます。ボヘミアンな雰囲気のインテリアも、とても素敵です。外の席までいつも地元の人や旅人で賑わい、楽しそうな笑顔が絶えません。


伝統的なスタイルに同店ならではのアレンジを加えたタパス。そしてすべての料理はできるだけ地元産の食材を使い手間を惜しまず作られていると、フレンドリーなオーナー女性が教えてくれました。
自家製オリジナルタパスを食す

オープンテラスでサングリアを片手につまむ料理は、どれも絶品! 丁寧に作られているのが、見た目や味わいから伝わってきます。サングリアに使う赤ワインまで、バレンシア産にこだわっているのも好印象です。
ローカルの生産者や農家を応援したいというお店の姿勢は、旅行者としても応援したくなりますね。

Sangria 8EUR、Espresso 2EUR
バレンシアでよく食べられるタコのグリルは、ババガヌーシュにキムチを混ぜたり、食感をプラスするために少量のパン粉をまぶしたりするなど、柔軟な発想から生まれた一品。タコは150gありましたが、ペロリと完食してしまいました。
タパスの雰囲気を味わうため、コロッケも2つ注文。塩味と旨みが詰まったシープ(羊)チーズと、噛み締めるたび幸せな気分になる自家製パストラミのコロッケです。
この時の自家製パストラミの味が忘れられず、パストラミサンドを食べに再訪したほど! 忘れられない美味しさでした。
*****
バレンシアで、ブルーフラッグビーチとサステナブルなグルメを楽しめるエコ旅を提案しました。美しい海とサラサラの砂浜を満喫するうち、この景色を守りたい気持ちが自然と芽生えるはず!
もっと自然豊かな場所でリラックスしたいなら、市街の南にあるアルブフェラ自然公園(Parc Natural de l’Albufera)に点在するビーチもおすすめ。ぜひそちらのブルーフラッグビーチへも足を伸ばしてみてください。
※情報は取材時(2025年11月)のものです

暮らすように旅する、自然派ライター。世界一周を含む4年の旅の後、オーストラリアに移住し、約7年暮らす。2023年、東南アジア中心のノマド暮らしを経て、2025年よりフリーダイビングをしつつ、世界二週目中。ライターとしては旅行誌の広告制作を経て、雑誌広告や編集ページを執筆。そして現在は主にwebメディアで、旅はもちろん自然に沿った生き方を実践し、地球と体に優しい生き方のヒントを発信しています。
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