2026.02.08
トレンドは“無理なく続く”大人のナチュラル美容。コスメキッチン春夏展示会から分析
先日、コスメキッチンのメディア向け春夏展示会に訪れて、今季の新作をひと足先にチェックしてきました。会場に一歩足を踏み入れた瞬間、目に飛び込んできたのは、色とりどりの鮮やかな花たち。
オーガニックやナチュラルという言葉だけでは語り切れない、“今の生活にどう寄り添うか”を考え抜かれたアイテムがずらっと並んでいました。
今回の展示会を通して伝わってきたのは、日々のコンディションを整える美容へのシフト。忙しくても、年齢を重ねても、無理なく続けられること。その視点が、春夏のラインナップを通して伝わります。

ヘアケアは「補修」から「立て直し」へ
ヘアケアゾーンで印象に残ったのが、「O by F(オーバイエッフェ)」のコンセントレートヘアマスク。
展示ブースでも特に存在感があり、たくさんの人が立ち寄っていました。サンプルをさっそく使いましたが、洗い上がりは重さを残さず、春夏の紫外線や乾燥で疲れた髪を一度リセットしてくれるような感覚。日常ケアとは別枠のスペシャルケアに取り入れたい集中ケアです。

「SINN PURETE(シンピュルテ)」のヘア オイルミルクは、ケアとスタイリングの中間的存在。オイルほど主張せず、ミルクほど頼りなくない絶妙なテクスチャーで、朝のスタイリングにも、夜のトリートメントとしても使える機能的なアイテム。

スキンケアは肌のゆらぎケア、エイジングケアが主流に
スキンケアで感じたのは、与えすぎない、盛りすぎないという価値観。
「PINKWONDER(ピンクワンダー)」のホホバオイルは、色の美しさに一目ぼれ。肌にのせた瞬間すっとなじみ、ベタつきや重さを残さず、日中でも使いやすい使用感も好印象。季節の変わり目に起こりやすい肌のゆらぎや、紫外線ダメージが気になる時期のケアとして、一本あると心強い存在です。

「DAMDAM(ダムダム)」のウメ プラム ファーミングセラムや、「bior organics(ビオールオーガニクス)」のレヴィータ デュー/プレヴィータ デューは、即効性というよりも、肌の調子をじわじわ底上げしてくれるアイテム。忙しい日が続くと、スキンケアはつい後回しになりがちですが、こうした“整える”アイテムこそ、実は一番頼りになるし、普段のスキンケアにプラスオンしたい1本です。


「ROSIER by Her lip to(ロジア バイ ハーリップトゥ)」のヴェルサイユ フェム ブライト セラムは、乾燥やくすみが気になるデリケートゾーンに着目した美容液。希少なホワイトハイビスカス発酵エキスとダマスクバラ由来の保湿成分で肌の透明感とうるおいを引き出し、ベタつかずさらっとなじむテクスチャーと華やかなローズの香りで、毎日のケア時間まで心地よくしてくれる1本です。

メイクは軽やかさときちんと感の両立
メイクアップでは、春らしい抜け感と大人に必要な品の良さが共存。
「to/one(トーン)」の春新色は、肌色を選ばず、さりげなく表情を明るく見せてくれる色設計で、盛らなくても“今っぽい顔”に仕上がります。

「freshian(フレシアン)」のクリームチーク、リップティント、ファンデーションのミニサイズは、展示の仕方も印象的で、ミニサイズならではの軽やかさや実用性が直感的に伝わってきました。持ち運びや旅を意識した提案で、必要なものだけを軽やかに持つ、今のライフスタイルにしっくりきます。

「HBL BEAUTY(エイチビーエル ビューティ)」の3Dクッションブロウ02(ライトブラウン)は新色が登場! 眉に自然な抜け感を与え、顔全体の印象を今っぽくアップデートしてくれます。

美容は、ライフスタイルの一部に自然に取り入れたい
今回の展示会で特に印象的だったのは、ケアの対象が顔や髪にとどまらない点。
「ARGITAL(アルジタル)」のデリケートハイジーンクリームやクリアミスト、「MATERA LIAN(マテラリアン)」のマウスケアジェル、「MYNT Collection(ミントコレクション)」のホワイトニング歯磨き粉など、フェムケア、オーラルケアといった日々の美容ルーティンを底上げするアイテムが充実していました。



そして、コスメキッチンとPEANUTSのコラボレーションや、フラワーギフトコレクション、mirari<FLOWER >フェイシャルトリートメント 3種スプリングキットなど、気持ちがほっこりするハートフルなアイテムもたくさん。


春夏の展示会を通して感じたのは、コスメキッチンが提示するトレンドは、目新しさよりも「心地よさがさらにアップデートされている」ということ。
トレンドを楽しみながらも、自分のコンディションに合わせて取捨選択できる。その”心地よすぎる余白”がきちんと用意されていることこそが、今季の展示会で最も印象に残ったポイントでした。

大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスの美容ライター、エディターとして20年以上のキャリアをもつ。2023年4月より娘と一緒にオーストラリア・メルボルンへ移住、2025年12月帰国。3年間のオーストラリアで暮らした経験で得たナチュラル&オーガニック美容、ヘルスコンシャスなライフスタイルをまとめた本「オーストラリアナチュラル美容案内」を執筆。“暮らすような旅”をこよなく愛し、年に数回は国内外を訪れている。■ウェブサイト: https://www.natsumemadoka.com/
■Instagram: @madoka_natsume
この著者の記事一覧へ



