2026.07.14
猛暑のパリで食べたい、この夏大人気のアイスクリーム
去る6月、最高気温40.6℃を記録したパリ。日本最北端の「宗谷岬」よりもっと北にあるはずなのに、どうしてこんなに暑いのでしょう…。
辛いのは、そんな灼熱地獄で「エアコンがない」こと。体を冷やす飲み物やアイスクリームは、もはや必須アイテムと言って良いかもしれません。とくにパリではアイスクリーム店が次々とオープンしていて、どの店舗も連日のように大賑わい!
パリでアイスクリームとは意外ですが、実はイタリアに近いこともあって、とっても美味しいアイスやソルベ(シャーベット)が味わえるのです。私もパリで大人気のアイスクリーム店を訪れてみました。
イタリアンジェラート専門店「Girotti Paris」

まずご紹介したいのが、パリ6区にあるカフェ「Girotti Paris(ジロッティ・パリ)」です。イタリアンジェラートを専門に置くカフェで、すべてのアイスクリームがイタリア・ウンブリア州にあるジロッティ工房で作られています。もちろん、オーナーはイタリア人!
お隣同士というだけあって、フランスには美味しいイタリアンのお店がたくさんあります。ただ、この日向かったのはGirotti Parisの実店舗ではなく、パリのリュクサンブール公園にある、分店の「アイスクリームパーラー」でした。

歴史あるリュクサンブール公園で、涼みながらGirotti Parisのジェラートをいただくという素敵な時間…。というのも、パリではカフェ・レストランでもエアコンが完備されていないため、公園の木陰がもはやオアシスのようになっているのです。
レトロな雰囲気が可愛らしいこちらのパーラーでは、カフェ、ピスタチオ、パイナップルソルベの3つのフレーバーが用意されていました。私が選んだのは、写真のパイナップルソルベです。

Girotti Parisでは100%天然の材料を使用しており、保存料は使っていません。フレッシュなミルクや砂糖、フルーツのみで作られていて、グルテンフリーであることも特徴的です。
だからでしょうか、このパイナップルソルベの美味しさといったら…! シャキシャキした果肉も入っていて、100%のパインジュースを口に含んでいるようでした。この夏パリに行かれる方にはぜひおすすめしたい一品です!
■Girotti Paris
住所:120 Bd Raspail, 75006 Paris
営業時間:8:00〜19:00(無休)
公式HP:https://www.girottiparis.com
フランス最優秀職人が作るアイス「La Glacerie Paris」

フランスのアイスクリームも負けてはいません。パリの中心部、マレ地区には、フランス国家最優秀職人章(MOF)のアイス部門賞を受賞した、ダヴィッド・ヴェスマエル氏がの専門店があります。
その名は「La Glacerie Paris(ラ・グラスリー・パリ)」。こちらでも、牛乳や生クリーム、卵といった原材料に大変なこだわりがあるのだとか。それに加え、フランス各地から厳選したフルーツを贅沢に使用しています。

La Glacerie Parisでウキウキしてしまう理由は、やはりその豊富なフレーバーの数にあるでしょう。私が訪れた日は、なんと23種類も用意されていました(日によって変動あり)。
抹茶&すだち、シチリア産ピスタチオ、ライチと洋ナシのコンポートなど、珍しくて美味しそうなフレーバーに目移りしてしまいます。アイスクリームは13種類、ソルベは10種類も並んでいて、決めるのに若干の勇気が必要でした…。

ようやく選んだのは、フランス・ブルゴーニュ産黒カシスのソルベです。 ブルゴーニュといえば、ボルドーに並ぶワインの名産地ですが、実はワイン(葡萄)だけでなくカシスの名産地でもあるのです。
La Glacerie Parisのアイスは、全体的に甘さ控えめ。黒カシスのソルベも程よい甘さが印象的でした。キレがあって、エレガントで、食べた後に喉が乾くこともありません。ジャムみたいな濃厚さがあるのに、口に含むと液体のようにスーッと溶けていくのが、この暑さの下ではありがたかったです。
■La Glacerie Paris
住所:13 Rue du Temple, 75004 Paris
営業時間:13:00〜19:00(無休)
公式HP:https://www.laglacerie.fr/
老舗アイスクリーム店「Le Bac à Glaces」

最後に、パリの老舗アイスクリーム店「Le Bac à Glaces(ル・バック・ア・グラス)」をご紹介。Le Bac à Glacesは1955年から続く、老舗のアイスクリーム・カフェです。
客層は、小さなお子さんから年配の方まで実にさまざま。70年以上も地域で愛されている、家族経営のアイスクリーム店です。アイスだけでなく、パフェやクレープ、ワッフルといったメニューも充実していました。

そんなLe Bac à Glacesでチョイスしたのは、6種類のフレーバーが選べる「Tasting Palette(テイスティング・パレット)」です。一つひとつのサイズは1スクープの半分ですが、一度で6種類の味が楽しめるので迷わずオーダーしてしまいました。

今回選んだのは、抹茶(アイス)、マロングラッセ(アイス)、ラムレーズン(アイス)、ダークチョコレート(ソルベ)、レモン&バジル(ソルベ)、洋ナシ(ソルベ)です。
結論、全部が美味! なのですが、フランスらしさが際立っていたのはマロングラッセでした。マロングラッセは、パリが発祥です。老舗の実力といいますか、さすがはパリ、さすが人気店だなという印象を受けました。
一方でレモン&バジルのソルベはまったく甘くなくて、フランス料理の前菜に出てきてもおかしくない味。Le Bac à Glacesへ行かれる方には、色々なフレーバーが味わえるこのTasting Paletteを強くおすすめします!
■Le Bac à Glaces
住所:109 Rue du Bac, 75007 Paris
営業時間:11:00〜19:00(無休)
公式HP:https://www.bacaglaces.com/
実はアイスクリーム激戦区のパリ

今回ご紹介した店舗以外にも、数多くのアイスクリーム店がパリにはあります。イタリアンジェラートやレバノンアイスなど、そのバックグラウンドも本当にさまざま。
とはいえ暑すぎて、この夏一体いくつのアイスクリームを食べてしまうのでしょう…。それでも、記録的な猛暑の下では、アイスやソルベの存在にかなり助けられているような気がします。日本のアイスとはちょっと違うお味、パリへ行かれる方はぜひ試してみてくださいね。

フランス在住。美容部員、メイクアップアーティストを経て、2019年からライターに。香りやコスメが大好きで、現地パリから最新情報をお届けしています。趣味はヨガと水彩画とパリの美術館めぐり。美容のほか、アート・エシカル・ライフスタイルなど、日本とフランスをつなぐ読みものを発信。
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