2026.07.21
この秋取り入れたいのは“肌で感じて、知りたくなる美容”。コスメキッチン注目ブランドを紹介
「肌で感じて、知りたくなる、秋。」
そんなテーマを掲げた、コスメキッチンの2026年秋展示会。毎シーズン足を運んでいますが、今回は会場に入った瞬間から、いつもとは違う空気が流れていました。
SNSや検索サービスの進化によって、美容情報は以前よりずっと手軽に手に入る時代。ブランド名や話題の成分、口コミを参考にコスメを選ぶことが当たり前になった一方で、香りや質感、肌に触れた瞬間の心地よさといった「感覚」で選ぶ楽しさを、少し忘れてしまっているのかもしれません。
今回の展示会は、そんな時代だからこそ、まず「感じる」ことを大切にした空間づくりが印象的でした。
入口にはブランド名を伏せて、香りやテクスチャーからアイテムを選ぶコーナを設置。成分も文字ではなく、実際の花やハーブ、植物をディスプレイし、五感を使ってブランドの世界観に触れられる演出に人が集まっていました。

展示ブランド数もあえて厳選され、一つひとつをじっくり体験できる内容に。ナチュラル&オーガニックコスメを提案し続けるコスメキッチンらしい、心まで満たされる展示会でした。

to/one|この秋はリキッドルージュが大本命
「トーン」のメイクで注目したいのは、リキッドルージュ。グロスのようなみずみずしいツヤを残しながら、リップスティックのようにクリアに発色する絶妙なバランスが新鮮でした。軽やかなつけ心地とうるおい感も魅力で、秋らしい深みカラーでも重たく見えません。ひと塗りで表情をぐっと洗練してくれる、この秋ぜひチェックしたいアイテムです。

Trilogy|”補う”から”生み出す”へ。ハリ肌を育てる美容液
ニュージーランド発の「トリロジー」からは、低分子プロコラーゲンとピュアビタミンCを組み合わせた新美容液が登場。「補う」のではなく、肌のハリを”生み出す”という発想のエイジングケア美容液。肌にのせると、みずみずしくすっとなじみ、ベタつきはなし。夏の紫外線ダメージを受けた肌を立て直したい人におすすめです。

giovanni|日本限定の紅茶の香りにひと目惚れ
ブランドのベストセラー「ヘアセラム」に、日本限定のアールグレイブーケの香りが仲間入り。ベルガモットが香る紅茶を思わせる上品な香りは、髪を動かすたびにふんわり広がり、思わず深呼吸したくなる心地よさ。ヘアケアでありながら、フレグランス感覚でも楽しめる一本です。

ニューヨーク発「Gillian」。フルーツの恵みを肌悩み別に
会場でひときわ目を引いたのが、ニューヨーク生まれの「ジリアン」。パイナップル、クランベリー、キューカンバーなど、フルーツ由来成分を取り入れたシートマスクは、肌状態に合わせて選べる7種類展開。カラフルで遊び心のあるパッケージと、自然の恵みを生かした本格ケアを両立した、毎日の美容時間が楽しくなる注目ブランドです。

ジリアンシートマスク パイナップル/キューカンバー/クランベリー 各880円(ともに税込)
※8月21日(金)発売
SUWAH|熊本発、馬プラセンタの新たな可能性
ユニークだったのが、熊本生まれのスキンケアブランド「スワ」。40年以上にわたり馬油や馬プラセンタを研究してきた原料メーカーが手がけています。特に気になったのは、純度100%の生プラセンタ美容液。フレッシュな処方ならではの力強さを感じられ、夏終わりの集中ケアに取り入れたくなるアイテムでした。

te.on|霧島の自然を閉じ込めたマルチクリーム
鹿児島・霧島発の「テオン」は、雄大な自然を感じられるスキンケアブランド。おすすめは、髪にも顔にも身体にも使えるマルチクリームです。手のひらで温めると、とろけるようになじみ、しっとりとうるおうのにベタつきません。自然の恵みをそのまま肌で感じられるような、心地よい使用感が印象に残りました。

amritara|青汁のイメージが変わる、おいしいインナーケア
「アムリターラ」からは、桑葉、モリンガ、ブルーグリーンアルジーの3つのグリーンを配合した「美緑青汁」が登場。青汁特有の青臭さはなく、まるで緑茶のようなすっきりとした味わいに驚きました。外食が多い人や炭水化物、甘いものが好きな人でも、毎日続けたくなる美味しさです。

ETVOS|人気下地が6年ぶりに進化
「エトヴォス」の人気化粧下地がリニューアル。もともと高かったスキンケア効果をさらに強化し、肌のキメを整えながらハリ感とうるおいをサポート。メイクをしている間も肌をいたわる、スキンケア発想のベースメイクへと進化していました。敏感肌でも心地よく使える処方は、さすがエトヴォスです。

SINN PURETÉ|香りまで楽しめるネイルオイル
「シンピュルテ」からは、ネイルアーティスト・高野尚子さん監修のネイルオイルが登場。ハーバルシトラス、ウッディフローラル、フローラルウッディの3種類の香りをラインアップし、爪を保湿するだけでなく、気分までリラックスさせてくれます。指先をケアする時間が、自分をいたわるひと時になりそうです。

韓国ブランド|植物の力とサステナブルな発想に注目
韓国ブランドは秋冬も新上陸ブランドがあります! 「タリダクム」は、韓国では希少な白タンポポに着目した敏感肌向けブランド。白タンポポ水を76%配合したエッセンスウォーターは、本国でも人気を集めているそうです。

一方、「プリティアクチュアリー」は、廃棄されるはずだった桃をアップサイクルしたスキンケアブランド。ジェルクレンザーはパックのように肌へ密着し、洗い流した後はつるんとなめらか。サステナブルと心地よさを両立したブランドとして注目したい存在です。

ミッフィーコラボで毎日の美容時間がもっと楽しく♡
今回の展示で思わず笑顔になったのが、ミッフィーとのコラボアイテム。ヘアクリップやヘアブラシ、チャームになるリップクリームセットなど、持ち運びしたくなるラインナップです。シンプルで大人かわいいデザインを見るだけで、癒やされます。やさしさと遊び心が詰まった、ギフトにもぴったりのアイテムです。


miffy バンスクリップ 2種 各2,970円(ともに税込) ※8月21日(金)発売
感じることからはじまる美容へ
情報があふれる今だからこそ、自分の肌に触れ、香りを楽しみ、「好き」と感じる直感を大切にすること。それこそが、美容の原点なのかもしれません。
今回のコスメキッチン展示会は、新製品を発表する場であると同時に、コスメとの向き合い方を改めて教えてくれる場所でもありました。この秋はぜひ、情報だけでなく、自分の五感を頼りに、お気に入りの一品を見つけてみて。

大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスの美容ライター、エディターとして20年以上のキャリアをもつ。2023年4月より娘と一緒にオーストラリア・メルボルンへ移住、2025年12月帰国。3年間のオーストラリアで暮らした経験で得たナチュラル&オーガニック美容、ヘルスコンシャスなライフスタイルをまとめた本「オーストラリアナチュラル美容案内」を執筆。“暮らすような旅”をこよなく愛し、年に数回は国内外を訪れている。■ウェブサイト: https://www.natsumemadoka.com/
■Instagram: @madoka_natsume
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