2026.04.09
世界初「ロフィシェル コーヒー」表参道で過ごす、感性を潤すひと時
表参道の並木道を歩くと、街の喧騒の奥に、ふと静かな余白を感じる瞬間があります。流行の最前線でありながら、どこか洗練された空気をまとったこの街に、2025年4月、世界初となる特別なカフェが誕生しました。100年以上の歴史を持つフランスのファッション誌・L’OFFICIELが手がける、世界初の実店舗カフェ 「L’OFFICIEL COFFEE(ロフィシェル コーヒー)」です。誌面で発信してきたモードとアート、カルチャーの精神を、空間と味覚で体験できる場所として注目を集めています。
100年の歴史を、空間へ

1921年、パリで創刊された『ロフィシェル』。ラグジュアリーファッションやアートを軸に、世界30ヶ国以上へ展開するグローバルメディアへと成長し、日本では2024年9月よりロフィシェル ジャパンが刊行されています。その世界観を立体化したのが、ここ表参道に誕生したL’OFFICIEL COFFEE。“読む”から“体験する”へ。誌面の美意識が、そのまま空間へと昇華されています。
建築家・芦沢啓治による3階建ての美空間

3階建てのビルを手がけたのは、建築家の芦沢啓治氏。素材の質感と余白を生かしたミニマルな設計で国内外から高い評価を受け、ライフスタイルホテル「TRUNK(HOTEL)」や、国内外の上質な商業空間・レジデンスを数多く手がけてきたことで知られています。

無駄を削ぎ落としたライン。静かに光を受け止める素材。抑制の効いた色彩設計。派手な装飾に頼らず、空間そのものの“質”で魅せる設計は、ロフィシェルが100年以上かけて培ってきた美意識とも共鳴します。直線的でクリーンでありながら、どこか温度を感じさせる佇まい。それはまさに、ミニマルの先にあるエレガンス。全43席の店内は、ほどよい距離感が保たれ、視線の抜けも心地よい。表参道の中心にありながら、時間の流れがゆるやかに整えられていくのを感じます。
実食レポ|ロフィシェルの美学を味わう
今回いただいたのは、ブランドを象徴するスイーツとドリンク。
MOUSSE L’OFFICIEL(2,000円)

なめらかなコーヒームースの中に、キャラメリゼしたナッツの香ばしさが忍ばせてある「ムースロフィシェル」。スプーンを入れた瞬間、その軽やかな質感に思わず期待が高まります。口に運ぶと、クリーミーなフィリングのやさしい甘さと、ナッツのほろ苦く香ばしいアクセントが重なり合い、奥行きのある味わいに。甘さは控えめで、大人の余裕を感じさせるバランスです。

楕円形のフォルムにあしらわれたL’OFFICIELのモノグラム。その一線を画す美しいディテールは、テーブルに運ばれた瞬間に視線をさらいます。視覚と味覚、そのどちらも満たしてくれる一品。まさにロフィシェルの美意識を体現するシグネチャースイーツです。
ECLAIR(900円)

細身で洗練されたエクレアは、数種類のフレーバーから選ぶことができます。ピスタチオはコク深く上品。チョコレートは甘さとビター感のバランスが絶妙で人気なのだとか。
今回選んだラズベリーは軽やかな酸味が全体を引き締めてくれました。ビジュアルの美しさと味の完成度が両立。手に取る所作までもが、自然と丁寧になるようなスイーツです。ラズベリーは軽やかな酸味がアクセントに。デザイン性と味わいが両立した一品です。
CAFE LATTE(950円)

ロフィシェルのロゴマークが美しくプリントされた「カフェラテ」は、空間の一瞬を切り取るのにぴったりの一杯。カップに描かれたモノグラムが、この場所ならではの特別感をさりげなく演出します。ひと口含むと、香り高いエスプレッソのコクと、ふんわりとしたフォームミルクのやわらかさが心地よく重なります。力強さとやさしさのバランスが絶妙で、後味はすっきり。スイーツの甘さを引き立てながらも、しっかりと存在感を放つ味わい。ムースやエクレアと合わせることで、それぞれの魅力がより一層際立ちます。

ミルクはオーツミルク、ソイミルク、アーモンドミルクへの変更も可能。その日の気分や体調に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。両手でカップを包み込むと、自然と呼吸が深くなる。そんな静かな時間が、このカフェにはあります。
ほかにも注目のメニューが揃う

ロフィシェルの雑誌をイメージした「マガジンケーキ」(1,700円)や、ブランドロゴを象った「ムースロフィシェル」など、視覚的にも楽しめるメニューが充実。さらに、「海老とバジルのアメリケーヌサンドウィッチ」といったラグジュアリーなセイボリーもラインナップ。軽食でありながら、どこか特別感を漂わせます。
ドリンクも充実しており、
・ロフィシェル ブレンド(1,200円)
・カフェ・ラテ(950円)
・ホイップコーヒー(900円)
・コーヒー ハイボール(900円)
など多彩。コーヒーの奥行きを楽しむ一杯から、アルコールを感じる大人の選択肢まで揃います。ここでは、単なる“カフェメニュー”ではなく、ブランドの思想を味わう感覚があります。
※価格は2026年4月1日現在のものです
表参道で過ごす、静かなラグジュアリー


ロフィシェルカフェ 表参道が特別なのは、“世界初”という肩書き以上に、そこに流れる思想。100年以上続くメディアが問い続けてきた「美とは何か」「モードとは何か」というテーマが、空間とメニューに静かに落とし込まれています。スマートフォンを伏せる。ページをめくる。コーヒーをひと口。その積み重ねが、日常を少しだけ美しく整えてくれる。表参道 カフェの選択肢は数多くありますが、ここには“滞在する理由”があります。
■L’OFFICIEL COFFEE(ロフィシェル コーヒー)
住所:東京都港区北青山3-8-5
アクセス:表参道駅B5出口より徒歩1分
営業時間:9:00~20:00(19:00 L.O.)※変動の可能性あり
席数:43席
週5フルタイム会社員×週末トラベルクリエイター(旅・食・ホテル)
大学卒業後、大手金融機関で6年間勤務し、その後IT企業に転職。平日は会社員として働きながら、週末や有給を活用して全国・海外のホテルステイやグルメを楽しむライフスタイルを発信中。ライターとしての執筆活動に加え、商品撮影、動画制作なども手がけ、ホテルや観光業界を中心にコンテンツ制作を行う。仕事も旅も全力で楽しむスタイルで、“働きながら旅を楽しむ”リアルな体験をシェア!
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