<#巡る滋賀>国宝にも指定されたパワースポット「竹生島」
滋賀県の最大の魅力といえば、滋賀県の代名詞でもある日本最大の湖・琵琶湖。その他、国宝の「彦根城」やユネスコ世界文化遺産の「比叡山延暦寺」など一度は訪れたい観光スポットもまた有名です。
でも、それだけではありません。有名観光スポット以外に焦点を当て深掘りすると、まだまだ知られていない注目ポイントがたくさん! それを知らないなんてもったいない…!
この連載では、「現地の方がおすすめしたいスポットやお店、それをつくるヒトの魅力をていねいに取材し、お届けする滋賀の観光ガイド“巡る滋賀”」の情報を発信していきます。
滋賀県への旅のきっかけやガイドブックとなりますように…そんな思いを込めて滋賀県の新たな魅力をお伝えします。
琵琶湖の北部に浮かぶ周囲2kmの小島「竹生島(ちくぶしま)」は、海のように広い琵琶湖にぽつんと浮かぶ無人島です。ですがこの島には西国三十三所の札所の一つに数えられる古刹が存在し、古来より信仰の対象として大切にされてきた、今もたくさんの方が訪れるスポットです。パワースポットとしても注目され始めている竹生島の魅力をご紹介します。

歴史を今に伝える証しを感じる船旅へ
竹生島全体を神と仰ぐ信仰は中世以前より伝承として伝えられているのですが、それは船人たちの心の支えと、琵琶湖の水運における湖上の目印としての篤い崇敬だったと考えられています。
江戸時代まで大量輸送手段として水運は非常に重要で、滋賀県の六分の一を占める大きさである琵琶湖は京都にも近く交通の要衝でした。日本海で取れた海産物を始め、たくさんの物資を敦賀で陸揚げし、峠を越えて琵琶湖まで運び、湖上輸送を通じて京都へと運んだといいます。

京への物資輸送の大動脈として多い時には1,000艘以上もの船が帆を揚げ、賑わいをみせたという琵琶湖。行きかう人々の守り神として鎮座してきた竹生島はいわば歴史の証人でもあります。
そんな竹生島へは現在船でのみアクセスができます。
「彦根港」「長浜港」「今津港」から定期船が運航しており、今回は長浜港より乗船します。約40分の船旅です。


竹生島は、琵琶湖の中に浮かぶ一周およそ2km、標高197mの島。その中に宝厳寺、竹生島神社が所在しており、なかでも宝厳寺の唐門、竹生島神社の本殿は国宝に指定されています。
ぽっかり浮かんだ小さな島に歴史の息吹を感じることができますよね。さあ、上陸ですよ。
弁天様の住む島


今回は特別に宝厳寺住職の峰覚雄さんよりご案内を頂きました。
まずは百数十段の石段を登った先にある宝厳寺本堂を先に参りに行きます。


本尊は弁財天。神奈川の江島神社、宮島の大願寺とならび日本三大弁財天の一つと数えられ、創建は一番古いとされています。秘仏であるため、普段は非公開となっていて、60年に1度開帳されます。次回の開帳予定は西暦2037年だそうです。

弁財天は一般的に学問や芸術、豊穣に開運をもたらす女神というイメージがあるのですが、住職の峰さんは「弁天様はインドがルーツの水の神様。インドではお母さんの象徴。アーリア人という遊牧民が信仰のルーツと言われているので、水って凄い大事なんですよ。オアシスであり、そこで子どもが生まれる。そんなところから五穀豊穣の神とか、生活を豊かにしてくれる神と言われています。」琵琶湖を船で通る旅人をいにしえより見守ってきた竹生島が、水の神様を祀っているというのは確かにうなずけますよね。

本堂にはかわいいだるまさんがいっぱいいます。
「弁天様の幸せ願いだるま」といって、小さくて赤い可愛いだるまの中にお願い事を書いた紙を収め、本堂に奉納するという願掛けですね。


さっそくお願いを記入して奉納してきました。このだるまさんは職人さんの手作り。表情も一つ一つ違うので愛着が湧いてきます。何とも言えない可愛さですね。


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