<#巡る滋賀>食も絶景も楽しめる。びわ湖クルーズで味わう特別なひととき

<#巡る滋賀>食も絶景も楽しめる。びわ湖クルーズで味わう特別なひととき

滋賀県の最大の魅力といえば、滋賀県の代名詞でもある日本最大の湖・琵琶湖。その他、国宝の「彦根城」やユネスコ世界文化遺産の「比叡山延暦寺」など一度は訪れたい観光スポットもまた有名です。

でも、それだけではありません。有名観光スポット以外に焦点を当て深掘りすると、まだまだ知られていない注目ポイントがたくさん! それを知らないなんてもったいない…!

この連載では、「現地の方がおすすめしたいスポットやお店、それをつくるヒトの魅力をていねいに取材し、お届けする滋賀の観光ガイド“巡る滋賀”」の情報を発信していきます。

滋賀県への旅のきっかけやガイドブックとなりますように…そんな思いを込めて滋賀県の新たな魅力をお伝えします。

びわ湖の上を優雅に進みながら非日常が味わえる「ミシガンクルーズ」。船上から雄大なびわ湖と滋賀の風景を眺められるのはもちろん、船の中で食事やイベントなど楽しめる場所が盛りだくさん!
1982年の就航から40年以上運航しているミシガンの魅力に迫ります。

大津港に到着すると、びわ湖と共に見える船ミシガン。
全長59m、高さ20mと大きく存在感をはなつ、赤色のパドルが特徴的な南湖を周遊する外輪船です。

「ミシガンが就航したのが1982年で、今年で43年目を迎えています(※2025年10月時点)。就航するきっかけになったのが、当時滋賀県が進めていたプロジェクト“琵琶湖総合開発”なんです。護岸・治水・利水のため湖岸の工事などが行われ、その影響でびわ湖南部の水深が少し浅くなることとなりました。当社もそれに合わせて船を造り換えることになったんです。」

そう説明してくださるのは、琵琶湖汽船株式会社 船舶営業部の森さん。
ミシガンができる前は「玻璃丸(はりまる)」が“琵琶湖の女王”と呼ばれ、びわ湖観光のシンボルとして長らく活躍していましたが、総合開発後にびわ湖南部の水深が2m程に低下した場合に、浅瀬を安全に航行できる形態では無かったそうです。

当時の重松社長のもと、何度も検討がくり返されたそうですが、観光の原点である「異環境」の最たるものとして「外国」を船内に再現したら面白いんじゃないか?と建造計画がスタートしました。

その当時は、世界がまだグローバル化されておらず、外国は凄く珍しい存在でした。
国内に海外の情報が少なかった時代だからこそ、皆が憧れを持つ外国、それも本物のアメリカをびわ湖に持ってこようというコンセプトになったそう。

「びわ湖の水深が浅くなったとしても、浅喫水の後部外輪型の船であればスムーズな航行が可能です。びわ湖の湖底をかくはんすることもなく、環境に対する負荷が小さいということで、アメリカのミシシッピ型後部外輪船を採用したと聞いています。」

船名については、一般公募の中から、姉妹都市である滋賀県とアメリカミシガン州、両国の国際親善を祈念してミシガンと名付けられました。

「船体の後部についている赤いパドルがミシガンの特徴ですね。日本でも最大級の外輪でこのパドルの回転が実際の推進動力になっているんですよ。」

船体も内装もただ外国風にするだけでなく、当時の観光船としては誰もがびっくりするような本物志向にするために、絨毯敷きにしたりシャンデリアを吊るすなど、いかに豪華な非日常を演出するかということを意識されたそうです。 


「外国をただ船に持ってくるだけではなく、サービス面からも雰囲気を作っていました。アメリカのランシング市にランシング・コミュニティ・カレッジという短期大学がありまして、ミシガンが就航した年からそこの学生さんたちを国際交流研修生として日本にお招きし、様々な学習プログラムを提供していました。」

(提供:琵琶湖汽船株式会社)

国際交流研修生たちが日本の、文化や日本語、政治学や経営学など、様々なことを学ぶなか、研修の一環としてミシガン船内でのサービスを実施していたそうです。
外国人の方々がお客さんと接遇することがミシガンの代名詞と言われるほどの大人気ぶりで、当時はミシガンの話題になると「外国人の学生さん乗ってるよね」と言われるほど。

特にミシガンが就航した年は爆発的な来訪者数だったといいます。キャッシュレスのない時代、窓口で扱う大量の現金を、追いつかない時にはやむなくバケツに入れてまで集めていたというお話も…! 

国際交流研修プログラムはその後26年間続き、545名の研修生が修了。日本とアメリカの架け橋として、様々な分野で活躍されているそうです。

「今は昔ほど外国を前面に推してはいませんが、ミシガン船上で非日常を楽しんでいただくというコンセプトは変わりません。以前は外国人バンドの演奏と豪華な食事が中心でしたが、現在は出港から帰港までを1つのエンターテインメントクルーズとして捉え、その時間をいかに楽しんでいただけるか、びわ湖の観光案内やライブショー、食事のラインナップなど毎年ブラッシュアップを図っています。」

ミシガンクルーズと共に湖上へ気になる続きはこちら

ディープな滋賀の魅力に出会える! 人気連載「巡る滋賀×キレイノート」の他記事は#巡る滋賀からご覧いただけます!

RECOMMEND

CATEGORY