2020.09.07
王妃も愛用。ポルトガル老舗発、100年愛されるビーガンコスメ
ポルトガル コスメショップ
リスボンの港を臨む、老舗コスメショップ
世界一美しい港町と讃えられる、ポルトガルの首都リスボン。
15世紀には世界の貿易の中心地として賑わい、多くの冒険家たちがこの地から新大陸を目指しました。
そんな過去の繁栄と移り変わりを見守り続けてきた港に、ポルトガル人なら誰もが知るコスメショップがあります。
昔から変わらない、レトロなアール・デコ調のデザインも人気の秘密 。
19世紀初頭、BENAMÔRのコスメはリスボン中で大人気となり、かつてのアメリー王妃も愛用したことで知られています。
色あせることなく今でも輝き続けている理由は、ブランドのクオリティと透明性、安全性にもあります。
ビーガンにこだわり続けてきたコスメは、動物実験はせず、パラベン不使用。
保存料を最小限に抑え、プラスチックをできるだけ排除したパッケージングで環境にも配慮しています。
ブランドに愛情と誇りを持って、丁寧に接客してくれた店員さん。
ショップの中央には流し台があり、気になったアイテムを気軽に試しながら、ゆったりと買い物を楽しめます。
ポルトガルの伝統的な美肌成分を堪能
ボディケアコスメは、主成分や香りが異なる5タイプから選びます。
左から、リスボンを象徴する花の香りの「ジャカランダ」、シアバターがたっぷりの「ゴルディッシモ」、美肌効果の高い牛の羊膜エキス「アラントイン」、卵エキス配合の「ナタ」、そして「ローズアメリー」。
永遠の定番とも言えるのが、アメリー王妃にトリビュートされたローズシリーズ。
シャワーソープやボディクリームが揃います。高貴なローズの香りとともに、アルガンオイルやシアバターなどでしっとりと保湿します。
卵エキスのシリーズは、肌の柔軟性を高める白身成分と、皮膚トラブルにも効く卵黄レシチンからなり、敏感肌の方にもおすすめです。
フェイス用コスメは、オーガニックローズが配合されたこちらのシリーズ。淡いピンク色のパッケージが目印です。
中央のチューブタイプの「ミラクルフェイスクリーム」(19ユーロ/ 約2,400円)は、シミや黒ずみに効果を発揮し、顔色を明るく整えます。
95年前の発売当初は、どんなに斬新でセンセーショナルだったことでしょう。当時カルト的人気が出たのも頷けます。
「ホイップフェイスクリーム」(28ユーロ/ 約3,500円)は、満を持して発売された、店員さんも大絶賛の新商品。
98%が自然由来成分で、ビタミンEとダマスクローズの美肌効果が詰まった一品です。
その名の通り、ホイップクリームのような軽いテクスチャーで、肌に馴染ませると水のように浸透します。
ガラス製のボトルとアルミの蓋で、環境にもしっかり配慮されていることがわかります。
「ミラクルリップクリーム」(7ユーロ/ 約900円)は、自然美容成分がたっぷり。就寝前のリップケアにもオススメです。
華やかな香りに包まれ、レトロなパッケージに恋をし、優しい店員さんにほっこりさせられながら1世紀前の女性たちの熱狂に思いを馳せる、そんな至福のひと時でした☆
映像ディレクターなどを経験し、ヨーロッパなどを旅した後に、NYに留学。そこで出会ったイタリア人の旦那さんとの結婚を機にミラノに。現在は育児の傍ら、通訳や日本食ケータリングのお仕事もしています。人との距離感やテンション、センスなどミラノの全てが大好き! 記事では街やそこに住む人々の魅力も伝えていきたいです。様々な形で日本とイタリアの橋渡しができればと思っています!
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