2020.12.06
陶芸だけじゃない!自然の魅力が詰まった優しい街・益子へ
栃木県 益子の人気スポット巡り
読書、絵画、観劇。
ひんやりとした静けさの冬は、ゆったりと文化や芸術に触れる良い機会。
せっかくだったら、少し遠出をして楽しみたい!
ということで、東京から電車で約2時間、車やバスで約2時間半の場所にある、栃木県、益子を訪れました。
益子は“益子焼”で知られる陶器の町。陶芸体験から、ギャラリー、窯元見学など遊びどころ満載の人気観光スポットです。
陶芸体験から買い物、ランチまで網羅
まず最初に訪れたのが、益子でもナンバーワンの敷地を誇る窯元、「益子 焼窯元 よこやま」。
ろくろ体験からギャラリー、ベーカリーやレストラン、山野草園などが併設されていて、ここだけでもたっぷりと楽しむことが出来ます。
早速、今回の目的であるろくろ体験へ。
プロが使用するものと同じろくろを使い、作品を作ります。
スタッフの方が丁寧に教えてくれるので、初めてでも安心!
約1時間(体験時間40分)で平均4〜6個の作品が完成。
この中からお気に入りの3点を選び、焼き上げてもらいます。
(作った作品は郵送で、約2か月後に到着)。
ろくろに触っていると無心になれるし、泥の感触でとっても癒される!!
ろくろ体験:4000円~5000円前後(焼く作品によって異なります)
お昼ごはんやお茶も敷地内で完結!
陶芸で頑張ったらお腹が空いたので、森の中を少し歩いたところにある「森のレストラン」へ。
木の温もりが温かい、広々とした店内でお座敷もありゆったりとくつろげます。
野菜たっぷりで、ボリューム満点のランチで大満足。
レストランのほかに、カフェ、「かぼ茶庵」「益子の茶屋」や、粉から手作りで焼いているベーカリー、「パン工房 森パン」も。
パンは種類豊富でバラエティ豊かで楽しい! おやつやお土産にもおすすめです。
人気のギャラリー&カフェ“STARNET”へ
1998年にオープン以来、旅行客だけでなく地元民からも愛されるのがこちらのショップ。築100年の古民家を改造して作られたそう。
自然と調和した暮らしをテーマに、オーガニックや手作りにこだわり、益子の土地に根差した衣食住を提案しています。
ショップには、益子の陶芸作家の作品や、オーナーがデザインしたもの、厳選してセレクトされた手作りの食器や小物、テーブルウェアが並びます。
フードショップには、オーガニックの有機野菜やきのこ、オーガニックの調味料が。
私がとくに気になったのが、オリジナルの山野草茶。
このお茶は、会津地方で、古くから民間療法として病の予防や治療に使われていたそう。
身体の状態に合わせて11種類から選べます。
パッケージも可愛くて、プレゼントにも最適。
併設されているカフェも、静かに流れるゆったりとした空気感が独特。
有機野菜や有精卵、無農薬の小麦粉など、益子近郊で採れた食材を使った料理やスイーツがいただけます。
今回は時間がなくてお茶ができなかったのですが、次回は必ず来たい!
神秘的な、伝統の登り窯を見学
益子のメインストリートともいえるのが、益子駅を出てすぐから続く、城内坂通り。
益子焼の販売店のほか、カフェやギャラリーが軒を連ねます。
中でも目を引いたのが、広々とした敷地にある1861年創業の大誠窯。
6代目と7代目が、ガスや電気を使わず、新薪による伝統の焼成で益子焼を作り続けています。
歴史を感じる佇まいの建物の中、ズラリとならぶ焼き物は圧巻。
とても神秘的な空間で、温かさと力強さを併せ持つ個性豊かな焼き物たちに見とれてしまう。
そして、裏には益子最大の登り窯が。
代々受け継がれてきた窯を、修復しながら使用しているそう。
まるで、昔にタイムスリップしたような感覚になります。
登り窯を出たところにある店舗の入り口では、益子焼の壺に美しく活けられた花が出迎えてくれる。
益子焼の魅力にどっぷり浸るなら、ここは絶対に訪れたい。
美容・恋愛ライター、美食レシピ研究家。女性誌を中心にライターとして約20年活動。恋愛、美容、食、健康、結婚、出産など女性のライフスタイルに寄り添ったコラム執筆ほかセミナーを随時開催しています。料理家としても活動しておりアンチエイジングを目的とした料理を中心にレシピつきレストラン「Mitsue’s Kitchen」をオープン。
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