2019.07.16
旅行中の野菜不足を解決 ビュッフェレストランtibits
スイスで話題のベジタリアンレストランへ
牛乳とチーズ、チョコレートが美味しいことで有名なスイス。
今まで個人的には、特にお料理が印象に残る国ではありませんでした。
そんなスイスで人気のベジタリアンビュッフェレストランがあると知った時は、
「スイス+ベジタリアン+ビュッフェ=ただただヘルシー」という印象でした。
でも実際行ってみると想像をはるかに超える美味しさ! 今回は、そんな「 tibits (ティビッツ)」をご紹介したいと思います。
tibits は、 2000 年チューリッヒに一号店をオープンして以来人気を博し、現在スイス国内に 12 店舗、ロンドンでも 2 店舗展開しています。
今回はスイスのベルン駅前店を訪ねました。
店内は 2 階建てで広場に面したテラス席もあり、ゆったりとした作り。
デザインチームが 2 年に 1 度リニューアルするというインテリアは、全ての世代がくつろげる雰囲気です。
渋めのトーンのキッズスペースもありました。
豊富なビュッフェとシンプルな量り売りシステム
毎日メニューが変わるビュッフェには、 40 種類以上のベジタリアン料理が並びます。
下段に冷たい料理、上段の温かい料理が並び、デザートとスープのコーナーがあります。
料理が運ばれるお皿は小さめで、調理したての料理を提供できるよう気配りされていることがわかります。
工夫をこらした国際色豊かな料理は彩りもよく、どれも美味しそう。
お料理を取り終わったら、レジの秤に乗せます。一律 43 フラン / kg で、私のお皿は 22 フラン(約 2,400 円)でした。
重さを量ったらドリンクを選びます。ドイツ語がわからずもたついてしまいましたが、気さくなスタッフに色々聞きながら「バジルレモンソーダ」をオーダー。
ドリンク、デザート、食後のドリンクなどを合わせると一人 5,000 円弱といったところです。ちなみにオーガニックのパン 1 つと水は無料です。
お会計後に主婦目線で分析したことをまとめてみます。
・お皿の重さも込みで計算されるので、お代わりはせず一皿に山盛り乗せたほうがお得。
・全品一律料金なので、キュウリやニンジンよりアボカドやビーツなどを選ぶと満足度高。
・ドレッシング類やボテッとした料理は重くなるので取りすぎ注意。
こちらが要注意のオイルコーナーです。
鮮度とクオリティ、美味しさにこだわったベジタリアン料理
早速いただいてみると、どれも味付けがしっかりしていて大満足の味。
チューリッヒにある世界最古のベジタリアンレストラン、 1898 年創業の「 Hiltl 」と、ベジタリアン料理を研究し尽くした Frei3 兄弟が共同でオープンしたというだけあり、クオリティはかなりのものです。
デザートは少し不思議な味でしたが、メインは家でも真似したくなるような料理がたくさんありました。
こちらがその気に入った料理の一つ 「ピクルスとディルのタイ米サラダ」。ピクルスの酸味とハーブの香りが夏バテ防止にも効果的です。
プレート右上の 「 V 」マークは、ビーガンの表示。オープン以来レパートリーを増やし、現在 80 %以上のメニューがビーガンだそうです。
またフードマイルにも配慮し、できる限りオーガニック食材と厳選した植物系オイルで調理しています。
こちらの 「 ニンジンとホースラディッシュのハーブ入りムース」も美味しかったです。 tibits のサイトでは 150 種類以上のレシピを公開しており、このムースの作り方も載っていたので必ず作ってみようと思います!
楽しそうに働いているスタッフのこの笑顔とポーズを見て、スイス人が大好きになりました。
野菜が不足しがちな旅行中のチョイスとしても最高のレストランです。
スイスの主要都市に展開しているので、スイス旅行の際はぜひ訪れてみてくださいね。
映像ディレクターなどを経験し、ヨーロッパなどを旅した後に、NYに留学。そこで出会ったイタリア人の旦那さんとの結婚を機にミラノに。現在は育児の傍ら、通訳や日本食ケータリングのお仕事もしています。人との距離感やテンション、センスなどミラノの全てが大好き! 記事では街やそこに住む人々の魅力も伝えていきたいです。様々な形で日本とイタリアの橋渡しができればと思っています!
この著者の記事一覧へ