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台湾ビューティーのルール 第5回 カカの場合

第5回
張秀真
Kaka

1985年2月21日生まれ アパレル販売員

常夏の国であるのに肌がきれいで、スッピンもしくは薄化粧、
いきいきとした美しさが魅力の台湾人女性。
いつもどんなことを心がけているの?
健康的なスタイルをキープするには?
台北に暮らす、職業も年代も違う彼女たちにインタビューし、
それぞれのナチュラルビューティーの秘訣に迫ります。

自分で自分の人生を複雑にしないシンプルな生き方をしなやかに追い求める 自分で自分の人生を複雑にしないシンプルな生き方をしなやかに追い求める

 台北市内で、ファッションブランド“アニエスベー”の販売員をしているKaka(カカ)。洗練された美しい外見に、透明感のある白い肌、美容にはかなりこだわっているのかと思いきや、特に気をつけていることはないのだそう。
「出かける前のスキンケアの手順は、化粧水、乳液、下地、ですね。たまにファンデーションをほんの少しだけつけます。日焼け対策は、ノースリーブの服を着たら日焼け止めを塗って、日差しが特に強い日は日傘をさす、それくらい(笑)。敏感肌なこともあって、いろいろ手をかけることはしていないんです。どちらかというと食生活に気をつけていますね」

 気になるその食生活、普段どんなことを心がけているのか聞くと。
「食べ物でいうと、自分で料理をするときは、塩分を控えめにしていますね。元々、薄味が好きなんです。野菜、麺、スープはすごく薄味、お肉のときは、匂いが気になるので塩を効かせたりして少しだけ濃いめに。牛肉などの赤いお肉は苦手なので食べないです。それから、30歳を越えてから代謝が悪くなっているので、炭水化物はあまり摂らないように。野菜、肉、フルーツをたくさん食べています。台湾はフルーツの種類が豊富なんですけど、中でも、赤ではない、白いドラゴンフルーツがすっきりした味で大好きです。でもフルーツはどうしても糖度が高いから、毎日は食べられなくて。2~3日に1回のペースにしています。飲み物は、無添加のものを選んでいますね。砂糖が入っていない無調整の豆乳とか、お茶もけっこう飲みます。それから常温の水をたくさん、少なくても1日に1リットルは飲んでいますよ」

日本と台湾でこんなにも違う美に対する意識メイクをし始めたのは20代後半から 日本と台湾でこんなにも違う美に対する意識メイクをし始めたのは20代後半から

 スレンダーでありながら、女性らしいやわらかさと丸みを帯びた理想のプロポーション。そのスタイルを維持するための秘訣は?
「仕事が終わって帰宅すると夜の11時、12時になっているので、運動する時間がなくて。その代わりに、ストレッチやマッサージをしています。マッサージは毎晩寝る前に30分くらい、主に腕と腰ですね。オイルや乳液をつけて、マッサージ器でコロコロやっています。寝不足もけっこうあるので、休みの日にまとめて眠って解消しています」

 今回、カカが持参してくれた櫛は台湾の工芸品で、台北市内のセレクトショップなどでも販売しているもの。手にしっくりとなじむカーブには、マッサージ効果もある。また、髪を明るく染めている彼女は、毛先までしっとりとまとまる海外のヘアケア製品を愛用中。
「台湾のヘアケア製品は、オーガニックなものが多いんです。それはとてもいいことなんですけど、カラーリングしている髪だと、天然成分だけに、どうしてもパサつきがちになってしまうんです。私の髪質には、保湿効果のあるちょっとケミカルなほうが向いていますね」

(写真・左)髪をとかしながら頭皮をマッサージできる櫛。緑壇の木を使っていて、香りがいい。
(写真・右)左から、オーストラリアのブランド“KEVIN.MURPHY”のヘアトリートメント。イタリアンブランド“mush up haircare”のシャンプーは、髪の色落ちを防ぐ“No.61”をセレクト
髪をとかしながら頭皮をマッサージできる櫛。緑壇の木を使っていて、香りがいい。
左から、オーストラリアのブランド
“KEVIN.MURPHY”のヘアトリートメント。イタリアンブランド“mush up haircare”のシャンプーは、髪の色落ちを防ぐ“No.61”をセレクト

 現在、日本人の彼氏と一緒に住んでいるカカ。彼女の目に、日本の女性はどう映っているのだろうか?
「日本人の女性は優しい雰囲気です。それから見た目を重視していて、ちゃんとお化粧をしているなっていう印象ですね。台湾の女性は、幼いうちからお化粧をする習慣がなくて、私は27~28歳頃からお化粧をし始めたんですよ(笑)。それもほんとに薄化粧で、大切なパーティーなどがあるときはちゃんとしているけど、それ以外はあまりしないです。こちらでは、中学、高校生のときに、みんな日本の雑誌を見ているんですけど、自分たちと同じくらいの年齢の子がもうメイクをしているのをみて“日本の女の子はすごいな!!”ってビックリしていました」

30代後半はやりたいことに向かって進むなにげない日常を過ごすことが気分転換に 30代後半はやりたいことに向かって進むなにげない日常を過ごすことが気分転換に

 ファッションブランドの接客業はトレンドをいち早くキャッチできて楽しい反面、いろいろな気苦労も多いはず。気持ちを安定させること、切り替えること、カカの場合は?
「仕事のあとにリラックスできる自分の時間を作っています。家に帰ってから、その日のできごとを彼氏にしゃべったり、うちで飼っている2匹の犬と思い切り遊んで笑ったり。なるべく楽しいことを探してやるようにしています。休日の過ごし方は、彼の休みと重なったら、一緒にコーヒーを飲みに行って、そのまま買い物をして、夕食をとることが多いですね。ひとりの休みのときは、犬の病院やトリミングなどのケアにまわったり、だいたい犬のことばかりだけど(笑)。友達と遊びにも行きますよ。たまに旅行することも」

 これから30代後半を迎えるカカに、常に大切にしていること、今後どう過ごしていきたいかを教えてもらった。
「物質や人間関係、食事、時間の使い方に関しても、日常生活のすべてをシンプルに生きたいと思っています。“現代社会ではどうしても複雑になってしまうから、その中にいても自分たちはなるべくシンプルに生きていたいね”ということは、いつも彼と話し合っているんです。それから、ファッションが好きなので、服やアクセサリーの勉強をしているんですけど、今いちばんやりたいことは、その趣味を仕事にすること。洋服とアクセサリーのデザイン、撮影にも興味があります。だいたいの方向は見えているけど、まだまだ探している感じですね。仕事も忙しいから、ちょっとずつ進めているところです」

Kakaが大切にしている美のルールは
「ライフスタイルをシンプルに」

Kakaの台北おすすめスポット赤綠 TAIWANIPPON Kakaの台北おすすめスポット赤綠 TAIWANIPPON

 台湾の食材を使った創作日本料理が味わえるレストラン。カカの彼がオーナーシェフを務め、カウンターで腕を振るっている。名物は、台湾東部に位置する花蓮産の新鮮な鴨肉を味わえる“鴨鍋”で、たっぷりの野菜と、お店で手作りしているポン酢でいただく。ほかに、日本ではめったに食べられない珍しい野菜を使った料理も豊富。写真は、季節野菜の一品。綠筍とおくら、黄ニラ、ドラゴンフルーツの蕾を、梅肉、しその実、柚子のオリーブオイルで和えた冷製の一皿。
「とにかく料理が美味しい! いい食材を使っていて、それを活かすようにシンプルな調理をしているので、素材そのものの味を味わえるんです。私のおすすめは、季節の台湾野菜を使ったメニューですね」Kaka

企画構成・編集・取材・文/依知川亜希子
撮影・通訳/王立元(ロバート・ウォン)
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