2019.04.26
ファッショニスタも御用達 信頼できるヘアサロン
イタリアでは、ヘアサロンはとても身近な存在。シャンプー & ブローは自宅でせず馴染みのサロンで、というシニョーラも多いお国柄です。
ビッグメゾンのショールームが建ち並ぶ一角にある「 Sciaté 」
今回ご紹介するヘアサロン「 Sciaté (シャテ)」は、ファッション関係者で賑わう、ミラノのトルトーナ通りにあります 。
店内は、抜け感があって居心地の良いインテリア。
オーナーのバルバラが、ふわりとした笑顔で迎えてくれました。
カスタムメイドのトリートメントをオーダー
こちらの 100 %オーガニックのトリートメントとカラーリングは、ファッションウィークなどに各地から集まるファッショニスタもリピートするほど定評があります。
今回はトリートメント( 30 €、約 3,800 円)をお願いすることにしました。
使用するプロダクトは「 Biolage (ビオラージュ)」。
6 種類のシャンプー・コンディショナーと、クレイマスク、 2 種類のエッセンシャルオイルの中から、最適な組み合わせを選んでいきます。
まずは、念入りな髪と頭皮のカウンセリングから。
髪を何度もかき分けながら、「皮膚が乾燥して赤くなっている箇所もある。普段のシャンプーが合っていないかもしれない。頭皮をオイルマッサージで柔らかくして潤いを与えれば、かなり改善できるはず。乾燥肌用のシャンプーもあるけれど、 今日はボリュームを出すタイプを使ってみましょうか」とバルバラ。
今回使用するプロダクトが決まりました!
まず、シダーウッド、ペパーミントなどが配合されたオイルで、頭皮をゆっくりマッサージ。
一言で頭皮といっても首に近い後頭部に比べて、頭頂部は筋肉が固まり血流も滞っているそう。抜け毛や顔のシワの原因にもなるので、特に丁寧に揉みほぐしていきます。
その後クレイマスクを髪全体に馴染ませます。蒸しタオルで髪を包んで成分をしっかり浸透させてから洗い流し、二度目のマッサージ。この時皮膚が呼吸を始めるような心地よさを味わいました。
シャンプー後、きちんとタオルオフしてからコンディショナー、最後にブロー。全ての工程がどこまでも丁寧で驚いていると、バルバラは「好きじゃないと出来ない仕事かもね」と苦笑い。
海外のヘアサロンというと敷居が高く感じますが、「言葉が通じなくてもコミュニケーションはなんとかなるし、髪と頭皮とは上手く対話できるので大丈夫!」との事。トリートメントをしてもらう時間がない場合は、プロダクトの購入のみも可能です。スタッフが髪質を見て、オススメのタイプを教えてくれます。
髪 & 頭皮ケアの大切さを痛感
今回の仕上がりがこちらの写真です。
トリートメント前の写真は、見苦しすぎるので省略させていただきます。。
ごわつきとパサつきがかなり改善されて、頭皮も本当に柔らかくなりました。
翌日頭皮にもみ返しのような感覚があり、 血液やリンパの流れが良くなったことを 実感 。 出産後髪質が悪くなったことに気づいていながら、ヘアケアをいつも後回しにしてきたことを本当に 反省しました。
他のお客さまのビフォーアフターも載せておきます。
特に毛先のツヤ感、お分かりいただけるでしょうか。
ちなみに、バルバラのカラーリングセンスも秀逸。オーガニックのカラーリング剤を使っての、一人一人の個性を引き立たせるスタイリングは芸術的です。
そしてサロンの一部はバーバーになっています。ヒゲミラネーゼの写真もいくつか拝借。
信頼できる技術とプロダクト、そして美容師さんのハート。私がヘアサロンに求めるもの全てに出会えた、最高のトリートメント体験でした。
映像ディレクターなどを経験し、ヨーロッパなどを旅した後に、NYに留学。そこで出会ったイタリア人の旦那さんとの結婚を機にミラノに。現在は育児の傍ら、通訳や日本食ケータリングのお仕事もしています。人との距離感やテンション、センスなどミラノの全てが大好き! 記事では街やそこに住む人々の魅力も伝えていきたいです。様々な形で日本とイタリアの橋渡しができればと思っています!
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