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台湾美人規則vol.3

第3回
蔡盈婷
Tina Tsai

1976年10月4日生まれ 主婦

常夏の国であるのに肌がきれいで、スッピンもしくは薄化粧、
いきいきとした美しさが魅力の台湾人女性。
いつもどんなことを心がけているの?
健康的なスタイルをキープするには?
台北に暮らす、職業も年代も違う彼女たちにインタビューし、
それぞれのナチュラルビューティーの秘訣に迫ります。

自分は自分、人は人、競わない、比べない女性としての信念をおだやかに貫く 自分は自分、人は人、競わない、比べない女性としての信念をおだやかに貫く

 台北市内の天母(テンム)と呼ばれるエリアで、高校の同級生だった夫と2人の子どもと共に暮らすTina(ティナ)。今回の取材は、彼女の自宅に招かれて行った。センスのいいインテリアでまとめられた気持ちのいいリビング、スッキリと清潔に片付いたキッチン、毎日をとても丁寧に過ごしているのがよく分かる。
 40代で健康的な美しさを保つティナは、ナチュラル志向。美容について尋ねると、普段からメイクをほとんどしていないと話してくれた。
「敏感肌なこともあって、ファンデーションは塗らないんです。日焼け止めをつけて、アイラインを少し入れるだけ。スキンケアでいったら、顔を洗って、化粧水と保湿液をつけて終わり(笑)、シートマスクも使わないです。洗顔には、お米の成分で作られたオーガニックの石けんを使っています。以前はドクターブロナーのマジックソープを使っていたんですけど、最近こちらに変えました」

敏感肌、乾燥肌のティナは、台湾のオーガニックスキンケアブランド「我愛自然生活」の石けんを愛用。中でもこちらは乳児にも使えるマイルドなタイプ
左から、前回登場のカレンも愛用している
「China Oil」。ティナは、車酔いをしたときにも使っている。ドライスキンの彼女にとってハンドクリームは必需品。こちらは台湾のオーガニックブランド「GREEN &SAFE」のもの。強すぎないハーブの香りと、天然由来成分のみで作られているところもお気に入り

旬をいただくことでエネルギーチャージ食材も調味料もなるべくナチュラルなものを 旬をいただくことでエネルギーチャージ食材も調味料もなるべくナチュラルなものを

 ずっと変わらずにヘルシーな体型をキープしているティナ。しかし特に運動はしていないのだとか。
「お腹を空かさないように、食べたいものを何でも食べていますよ。買い物に行くときや、子どもを学校へ送り迎えするときは、徒歩か自転車を使っているから、それがいい運動になっているのかも(笑)。健康食品は取り入れていて、サプリでコラーゲンとタンパク質を摂っています。それから、睡眠もしっかり! 眠れないということはないですね」

 毎日を楽しく、気分よく生活するために心がけていることを聞くと。
「主婦としてやることがいろいろあるけど、そこに自分の趣味を取り入れて楽しむようにしています。例えば、子どもにアレルギーがあるんですけど、私は料理が趣味なので、食材について勉強したり、いろいろ工夫してみたり」

 料理上手な彼女だけに、食事を作る上でいつも気をつけていることがある。
「なるべくそのときの、季節のものを食べるようにしていますね。食材そのままの風味を味わいたいので、調味料はなるべく少なめに、塩、みりん、醤油など、いいものを選んで使っています。食材を購入するときは、だいたい近所の士東市場か、オーガニックスーパーのGREEN & SAFEで。お店にもこだわっています。それから、電子レンジやホットポットのような電子調理器は家に置いていないんです。昼食に作った料理はそのときに食べ切って、夕食に出すことはないですね」

ティナの家族はゲストを快く受け入れる。
左から二番目は取材スタッフの息子

ちょっぴり過保護な台湾ママとは一線を画すこのファミリーならではの子育てルール ちょっぴり過保護な台湾ママとは一線を画すこのファミリーならではの子育てルール

 夫とも、子どもたちとも、いい距離感、いい関係を築いているティナ。何か秘訣はあるのだろうか?
「ちゃんと時間を分けること。その中で、家族それぞれがやりたいことをやる。お互いに空いている時間を伝え合って、一緒に遊んだり、一緒に過ごようにしています。子どもたちにとって大切だと思うのは、自分のやりたいことを見つけること、それから運動をさせること。台湾の小学生はストレスフルなんですよ。帰宅してからの時間は、だいたい宿題に費やしちゃうから。そのためにもこの二つはとても必要だと感じます」

 ここで台湾人家庭の子育て事情も明かしてくれた。
「台湾のママは、子どものために何でもやってあげちゃう人が多いんです。でも、私はそんなにやってあげない(笑)。子どもたちは、それぞれの部屋を自分で片付けなきゃいけないし、食後の食器洗いは、夫と一緒にやってもらっています。台湾人の家庭は、ほとんどの家事を母親がやっているけど、この家では違う。自分でできることは自分でやるんです」

長女のクレア(9歳)、長男のマシュー(10歳)と。
子どもたちの夕食は、
夕方の4時~5時頃から早めのスタートと決めている

夜8時以降は“ティナ・タイム”自分だけの自由な時間を思いきり満喫する 夜8時以降は“ティナ・タイム”自分だけの自由な時間を思いきり満喫する

 子どもたちが小学生になってだいぶ手がかからなくなったが、それでもまだまだ。自分の時間を捻出するために、ティナはあることを実践している。
「実は、“お母さんを離れる時間”があるんですよ。夜の8時から眠るまでの間、息子と娘は私のことを“お母さん”って呼んじゃいけなくて、“ティナ”って呼ばせています。子どもたちには“ここからはお母さんじゃないよ”と伝えて、私はその時間に本を読んだり、絵を描いたり、好きなことをして過ごします。子どもが2歳くらいになって、言葉が分かるようになった頃から徐々にそうやっているんですけど、まだ小さいうちは“お母さんなの? ティナなの? どっち!?”って泣いちゃったこともありました(苦笑)。でも、今はそれでうまく家庭がまわっています」

Tinaが大切にしている美のルールは
「食べることは味覚を満たす上に、生活を豊かにする」

Tinaの台北おすすめスポット士東市場 Tinaの台北おすすめスポット士東市場

 ティナが暮らす天母エリアにあるローカルな市場。1階は食料品や生活雑貨、カフェなどが立ち並び、2階には専門店とフードコートが。台湾人の日常生活を垣間見ることができ、珍しいお土産を見つけるのにもぴったり。
「伝統的な市場で、何でもあります。野菜、果物、魚、肉、乾物、お惣菜、お菓子、お花、雑貨、カフェ、お寿司屋さんも入っているんですよ。オーガニックの食材もここで手に入ります。2017年に地元学生とのコラボレーションによるリノベーションが行われて、とてもきれいでいい雰囲気になりました。2階はフードコートになっていて、伝統的な屋台料理が食べられます。クーラーもちゃんとついていますよ!」Tina

企画構成・編集・取材・文/依知川亜希子
撮影・通訳/王立元(ロバート・ウォン)