年齢を重ねるごとに
知性が滲み出るような女性でありたい
個性と才能、そして美しさを携えながら業界の最前線に立っている、女優、タレント、モデル、ミュージシャンのみなさん。彼女たちは普段どんなセルフケアやメイク、ストレス解消法を実践しているのでしょうか?外見はもちろん、内面も“キレイ”でいるための“メソッド=方法”をご本人から特別に教えてもらう企画、それが『キレメソ』。
今回のゲストは、美容誌や女性誌でモデルとして活躍しながら、豊富な美容知識を生かし、セミナー講師としての顔をもつ有村実樹さん。30代女性から圧倒的人気を誇っている彼女ですが、その秘訣は自然体なライフスタイルにありました。


毎朝、肌の調子って違いますよね。30代を過ぎたらそれが顕著になってきました。そこで実践しているのが、その日の肌に応じたスキンケアをすることです。
まずは朝、鏡を見て肌の状態をチェック。ベタついていたら油分を少なめに、カサついていたらたっぷりの保湿を心がけたスキンケアをします。また、水分を多く入れこみたいときはコットンづけを、肌が敏感に傾いているときは摩擦にならないように手のひらでじっくりなじませるなど、スキンケアは使い方、つけ方を重視しています。
そうすると、自分で肌を最善の状態へ導くことができるようになるんです。ちなみに朝の洗顔は、前日のスキンケアの成分を落とすためのぬるま湯洗顔にとどめています。乾燥肌の人にはオススメですよ。


年齢を重ねた肌には、美容成分がたっぷり入っている高級化粧品を使えばなんとかなると思いがちですが、自分の肌に合っていなかったら結局意味がないんですよね。だからこそ、何が自分の肌に合うのかを知るために、つねに肌ときちんと向き合っていたいなと。無駄な出費もなくなりますし、肌にとっても効率よいケアができると思っています。


スキンケアアイテム
- ALBION
- フローラドリップ
- ITRIM
- エレメンタリー フェイシャルゴマージュ
- 純白専科
- すっぴん美容水Ⅱ
- DECENCIA
- アヤナス リンクルO/L コンセントレート
- MINON
- アミノモイスト モイストチャージ ミルク
スキンケアアイテム
- ALBION
- フローラドリップ
- ITRIM
- エレメンタリー フェイシャル
ゴマージュ - 純白専科
- すっぴん美容水Ⅱ
- DECENCIA
- アヤナス リンクルO/L
コンセントレート - MINON
- アミノモイスト モイス
トチャージ ミルク


メイクって流行によって大きく変化するし、見た目のイメージもガラリと変えられるので、女の子って本当に楽しいと思います!
ただ、それはたまにするだけでいいのかなと。ふだんのメイクで重要なのは、自分に合っているかということだと思っています。自分のイメージに合っていれば、それだけ自分らしくいられますから。
30歳を過ぎた私がメイクで重視しているのは、血色のあるツヤ肌に見せること。ベースメイクの仕上げにルースパウダーを使う人が多いと思いますが、これは部分的にのせるだけでOK。脂が浮きやすいTゾーン、フェイスラインに沿った髪の生えぎわ、目の下、小鼻周りを軽く押さえれば、鼻すじや頬の高い位置などには本来のツヤが残ったままになり、陶器のような艶やかな肌に仕上がります。
また、アイシャドウは、下まぶたにだけライトな微細ラメをのせる程度にとどめます。疲れが出がちな目の下のくすみがパッと明るく見えるんですよ。リップは、赤でもピンクでもオレンジでも、鮮やかな色を選ぶだけで顔全体が明るく見えるので、無難カラーではなく、いつもよりワントーン明るい色を選ぶことをオススメします。
メイクって流行によって大きく変化するし、見た目のイメージもガラリと変えられるので、女の子って本当に楽しいと思います!
ただ、それはたまにするだけでいいのかなと。ふだんのメイクで重要なのは、自分に合っているかということだと思っています。自分のイメージに合っていれば、それだけ自分らしくいられますから。




メイクアップアイテム
- YVESSANTLAURENT
- ルージュ ピュールクチュール ヴェルニ
ウォーターステイン No 617 - CLINIQUE
- イーブン ベター ブライトニング ルース パウダー C
30歳を過ぎた私がメイクで重視しているのは、血色のあるツヤ肌に見せること。ベースメイクの仕上げにルースパウダーを使う人が多いと思いますが、これは部分的にのせるだけでOK。脂が浮きやすいTゾーン、フェイスラインに沿った髪の生えぎわ、目の下、小鼻周りを軽く押さえれば、鼻すじや頬の高い位置などには本来のツヤが残ったままになり、陶器のような艶やかな肌に仕上がります。 また、アイシャドウは、下まぶたにだけライトな微細ラメをのせる程度にとどめます。疲れが出がちな目の下のくすみがパッと明るく見えるんですよ。リップは、赤でもピンクでもオレンジでも、鮮やかな色を選ぶだけで顔全体が明るく見えるので、無難カラーではなく、いつもよりワントーン明るい色を選ぶことをオススメします。


メイクアップアイテム
- YVESSANTLAURENT
- ルージュ ピュールクチュール ヴェルニ
ウォーターステイン No 617 - CLINIQUE
- イーブン ベター ブライトニング ルース パウダー C


バッグを持つとき、は右手のほうが持ちやすかったり、食事のときに気がつくと左の歯だけで噛んでいたりすることってありませんか?
誰にでも体のクセというのはあると思います。
じつはこれが体をゆがませている原因。私はあえて、違和感のある反対側で行うようにしています。体に左右の差ができてしまうと骨格がゆがみ、姿勢が悪くなることで腰痛を引き起こしたり、顔にまでゆがみが出てきたりとマイナスなことばかり。
日々の生活で意識するだけで体の左右バランスを整えることができるので、ジムやエステには行かなくなりました。たまにメンテナンスに行くとすれば、全身のゆがみを整えてもらう整体くらいです。


あとは、エスカレーターがあっても極力階段を使うようにしています。歩行は両足を交互に動かすので、ゆがみ対策にはうってつけ。
また、立ち居振る舞いをキレイに見せようとすると、脚や腕、腹筋などに自然と力が入るので、立っているときも座っているときもダラっとしないように気をつけています。


お仕事を始めた10代から、基本的には肌が強く、調子のいい状態を保てていたのですが、20代後半でエイジングによる肌や体の変化を感じ始め、食を意識するようになりました。だからといって、オーガニックや産地にこだわっているわけではありません。
今は、季節に関係なくさまざまな食材がそろうようになりましたが、旬のものは栄養価が高いので、その季節にとれるものを食べるようにしています。野菜、たんぱく質、炭水化物をバランスよく食べていると、やっぱり肌も腸内も調子が上向きに。
若さだけで何も気にしなかった20代の頃より、いろいろと気づけた30代の今のほうがお肌も体調も断然いい感じです!
家族がいるので料理はしますが、決して得意なわけではないんです。だからこった料理を作るというよりは、カンタンに作れて、素材の味をいかすメニューが多いですね。
仕事が忙しくてなかなか自炊できないときは、優秀なインナーケアアイテムに頼ることもあります。
そういうふうに、ムリのない範囲でできることを続けていくのが大切なのではないかと思います。
お仕事を始めた10代から、基本的には肌が強く、調子のいい状態を保てていたのですが、20代後半でエイジングによる肌や体の変化を感じ始め、食を意識するようになりました。だからといって、オーガニックや産地にこだわっているわけではありません。 今は、季節に関係なくさまざまな食材がそろうようになりましたが、旬のものは栄養価が高いので、その季節にとれるものを食べるようにしています。野菜、たんぱく質、炭水化物をバランスよく食べていると、やっぱり肌も腸内も調子が上向きに。
若さだけで何も気にしなかった20代の頃より、いろいろと気づけた30代の今のほうがお肌も体調も断然いい感じです!


家族がいるので料理はしますが、決して得意なわけではないんです。だからこった料理を作るというよりは、カンタンに作れて、素材の味をいかすメニューが多いですね。
仕事が忙しくてなかなか自炊できないときは、優秀なインナーケアアイテムに頼ることもあります。
そういうふうに、ムリのない範囲でできることを続けていくのが大切なのではないかと思います。


インナーケアアイテム
- ELLE
- café AyurAOJIRU
- DHC
- エルシスホワイト240
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- DHC
- エルシスホワイト240


夫やペットと一緒にいる時間をとても大切にしています。家族といると、とてもリラックスできるんですよね。だから、疲れたときこそ家族と過ごします。
最近は、時間がとれればキャンプに行きます。焚き火の炎を見たり、寝転がりながら星を見たりして、の〜んびりする。これだけでも、
本当に気持ちがラクになるんです。自分が自分でいるためには、家族との時間は欠かせません。
とはいえ、ときには落ちこむこともある。そんなときは、その原因となる事柄を振り返って、そのときの自分の在り方を自己分析します。何か思い当たることがあれば、次からそれを意識すればいいだけですから。その気持ちを前に向かせるためのエネルギーにできればと。
それでも改善されなかった場合は、自分とは違う環境にいる人の意見を聞いてみます。新鮮な意見や情報がとてもいい刺激になって、意外とその問題がスムーズに解決したり、新しい考え方ができるようになったりすることもあるんですよ。
夫やペットと一緒にいる時間をとても大切にしています。家族といると、とてもリラックスできるんですよね。だから、疲れたときこそ家族と過ごします。
最近は、時間がとれればキャンプに行きます。焚き火の炎を見たり、寝転がりながら星を見たりして、の〜んびりする。これだけでも、本当に気持ちがラクになるんです。自分が自分でいるためには、家族との時間は欠かせません。
とはいえ、ときには落ちこむこともある。そんなときは、その原因となる事柄を振り返って、そのときの自分の在り方を自己分析します。何か思い当たることがあれば、次からそれを意識すればいいだけですから。その気持ちを前に向かせるためのエネルギーにできればと。 それでも改善されなかった場合は、自分とは違う環境にいる人の意見を聞いてみます。新鮮な意見や情報がとてもいい刺激になって、意外とその問題がスムーズに解決したり、新しい考え方ができるようになったりすることもあるんですよ。


最近ミニバックが流行っていますよね。じつは私、流行する前からミニバッグを愛用していました。というのも、もともと持ち歩いているものが少なくて。リップ、家の鍵、クレジットカード、スマホ、小さな小銭入れに多少のお金。大きなお財布は持ち歩きません。
だって重いと疲れてしまうでしょ? 先の話に出てきた、ゆがまない体のためにもいいと思って。どこに行くにもこれだけです。当初は周りの人も驚いていましたが、今は荷物を持っていると逆に「今日はどうしたの!?」って突っ込まれることがあります(笑)。


私の生活は、ほぼ効率のよい導線で成り立っています。翌日の準備は、当然ながら前日の夜から仕込みを開始。洋服選びは、天気予報を見ることから始まります。晴れか雨かを前日のうちにチェックしておいて、洋服、アクセサリー、バッグ、靴まで準備しておきます。これが私のルーティーン。そうすると翌朝、スキンケア、メイク、歯を磨けば準備完了。出がけにバタバタせずに済むので無駄がない。起きてから15分で家を出られるんです! おかげでギリギリまでゆっくり眠ることもできます(笑)。


もともと探究心が強いほうだと思います。すでにセミナー等で美容の講座を開かせていただいていますが、これだけ美容の知識がついたのも、母が美容部員だったことで、美容への興味関心が人より高かったことが大きいですね。
一度興味をもつと、突き詰めてみよう、もっと勉強してみたいと思うんです。美容に関する資格を取得したのも、「よしとろう!」と意気込んでとったというよりは、気づいたらとっていたという感じに近いですね。
知識を身につけることは、自分にとってプラスになることしかないと思っています。知識がないと、人の意見に翻弄されて、自分自身でいられなくなってしまう気がして。
私はいくつになっても自分を信じられる自分でいたい。そして、年齢を重ねるごとに知性が滲み出るような女性でありたいと思います。
- 衣装
- ニット¥18,000(ボッシュ 03-6748-0336)
- スカート¥26,000(ナチュラルビューティー 03-6748-0342)
- イヤリング¥12,410リング¥6873(ともにアビステ 03-3401-7124)
- パンプス¥21,000(タラントン by ダイアナ/ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005)
取材・文/峯島由衣
撮影/山田英博
ヘア&メイク/冬木慎一(Sui)
スタイリング/北橋野枝
有村実樹 Arimura Miki
1986年2月26日栃木県生まれ。魚座・O型。
美容専門誌『美的』をはじめ、ファッション誌『美人百花』でモデルを務める。
その傍ら、NHK文化センター等でセミナーを行う美容講師でもある。
アロマコーディネーター、ホリスティックビューティー検定2級アドバイザー、
ジュニア野菜ソムリエの資格を保持。
近著に『すべては「乾かない肌」でいるために “毎日のスキンケア”と“身だしなみメイク”の基本』(小学館刊)がある。
インスタグラムも公開中。

