2024.11.15
モデル・アリスさんに聞く、身体の整え方とおすすめのヨガポーズ
モデルとして活躍するかたわら、ヨガ講師としても多忙な日々を送っているアリスさん。
そんなアリスさんから、身体を整え、元気をチャージする方法をレクチャーいただく新連載がスタート! ご自身の身体の整え方とともにヨガのポーズを教わっていきます。
第二回のテーマは体の整え方について。日々、忙しい中で、アリスさんはどのように体、そして心を整えていらっしゃるのでしょうか。そんな体と心の安定にも大切な身体を目覚めさせるポーズをご紹介します。
ゆるいグルテンフリーでの変化
私が整っているな、と感じるのはリフレッシュした気分で、自分が食べたい食事を作って運動をして、という時です。
そんな中で大事にしているのがやはり食事。ゆるくグルテンフリーはしています。グルテンフリーのパスタにしてみたり、パンを発芽玄米のものにしてみたり。あまり白い物を摂取しないように心がけています。私自身アレルギー体質ですし、喘息持ちだし、虚弱なので、食べるものには特に気をつけています。
でも、そんなにストイックにやっているわけではありません。パン派だったのがごはん派に変わった、というぐらい。ハードルは全然高くないんですよ。
結果として、体は軽くなったな、と感じています。今の時代は何でも選ぶこともできますから、パスタだったらグルテンフリーのものにしようかな、だとか、それぐらいで大丈夫。だんだんと体が軽くなっていって、調和してきて整うことにつながるんじゃないかな、と思います。
鼻炎もだいぶ良くなりましたし、アレルギー体質にも変化がありました。花粉症って、アーユルヴェーダ的に言うと、その前の冬の食事が影響するんですよ。春は芽吹きの季節。冬の食事があまりよくないと、その結果がすべて春に出てしまうのかもしれませんね。
寝る前に嫌なことは考えない
整えるためには睡眠も大事です。睡眠には、きちんと寝る状態を作ることを心掛けています。
難しいことではなく、寝る前にスマホを見ないようにするだとか、照明を暗くしてアロマを変えてあげるとか、そういった自分が心地良い状態に持っていくことです。毎日はするのは難しいかもしれませんが、お休みの日だけでもできたらいいんじゃないかな、と思います。
愛用しているのは蒸気のアイマスクや、シルクの枕カバー。年を重ねると、肌についた枕のあとだとかが取れにくくなるんですよね。でも、シルクはお肌に優しいですし、それだけでお肌も保湿されるんです。しかも、一度買ったら10年ぐらい使えるのでオススメです。
あとは、とにかく寝る前は嫌なことは考えない。「今日はぐっすり寝て、良い夢を見て、明日はスッキリ起きる!」と言葉にするだけで、違うんですよね。モヤモヤするような、自分の中にそういう情報を入れないようにするだけでも、良い睡眠をとることができると思います。
体を整えるポーズでスッキリと
今回、ご紹介するのは「アルダマツェンドラーサナ」。座ったねじりのポーズ。ツイストを深めることで胃腸が刺激されるので、デトックス効果がとても高いポーズになります。便秘の解消など、リフレッシュ効果の高いポーズです。
また、ねじりを加えることによってジリジリと代謝が上がるので、体の中から熱を発することを意識してやってみましょう。
まず、ダンダーサナの姿勢をとります。両足を自分のほうに向けて、フレックスの足を作っていきます。
右足を自分のほうに引き寄せて、左足の横に置いていきます。
左手で右ひざを掴んだら右手はゆっくりとおしりの後ろに添えるだけ。この時、左右の肩がニュートラルになるように、足先はフレックスを意識します。
吸って背筋を伸ばし…。
吐いて、おなか、胸、肩の順にゆっくりとツイストを深めていきます。視線は右の肩越し、遠くを見ていきます。吸って背筋を伸ばし、吐いてさらにねじりを深めます。吐く息はいらないものを全て出し切るようなイメージで。深い呼吸を繰り返していきましょう。
吸う息で体を前に戻し、背中を少し丸めて緊張をほぐしていきます。
■ヨガのポーズを動画でチェック!
※リール動画を埋め込みます
気候の変化によって、自律神経などが乱れやすくなりがちな時季。身体を整えることを意識しながら、日々の生活を送りましょう。その中で、ぜひアリスさんの教えてくれたヨガポーズも取り入れて。
撮影/渡会春加
取材・文/ふくだりょうこ