【俳優 ノ・ユンソ】まぶしい笑顔に透明感の肌。注目度No.1俳優に聞く美の秘訣
INTERVIEW

2025.10.03

【俳優 ノ・ユンソ】まぶしい笑顔に透明感の肌。注目度No.1俳優に聞く美の秘訣

モデルとして活躍後、2022年にドラマでデビューをした韓国人俳優のノ・ユンソさんが9月26日(金)から公開されている映画『君の声を聴かせて』に出演中です。全編ほぼ手話という難役に挑戦したユンソさんに、撮影の秘話から美容と旅について伺いました。

元 IZ*ONEのキム・ミンジュさんと姉妹役

——映画『君の声を聴かせて』は台湾の名作ラブストーリーのリメイク版とのことですが、原作を観た時の印象を聞かせてください。

原作は観たことがない状態でまずは台本を先に読みました。台本を初めて読んだ時、とても魅力的で感動したことを覚えています。そして、そのあとに原作を観ましたが、原作も素敵な作品だなとしみじみ感じました。

——オリジナルの映像作品があるものを演じる上での難しさはありましたか?

最初は、台湾の原作と違う魅力をどのようにしたら伝えることができるのか悩みました。でも、作る人も演じる人も、そして撮影をする国も違います。原作にあまりこだわらず、韓国版の魅力を最大限に引き出すことを意識して演じました。

——ユンソさんが演じた役は妹を支える姉の役でした。どんなふうに役作りをしましたか?

ヨルムは、オリンピック出場を目指す有望な水泳選手の妹を支えるために、お金の工面をしたり、ごはんを食べさせたり、2人暮らしの生計を担い一生懸命生きている人物です。キャラクターの背景を意識した上でヨルムという女性を見つめ、理解し、役に入っていきました。

——妹役のキム・ミンジュさんとの姉妹役はとても自然でした。

ミンジュさんとは出会ってすぐに意気投合し、親しくなりました。本当の姉妹のような絆が生まれていたので、作品の中でも本物の姉妹のように見えたのかもしれません。撮影が終わった今も仲良くさせてもらっています。

共演者同士、手話を一緒に学びながら仲を深めていった

——今回ユンソさんが演じたヨルム役とご自身で重なるところはありますか?

ヨルムという人物は大きな夢に向かって進んでいるというよりも、目の前にある現実の問題に追われながら、懸命に生きている人物です。私もヨルムと同じように壮大な夢や目標があるわけではなく、周りの人たちと楽しく“流れるように生きている”ところがあります。今ある日常に幸せを感じながら生きているところは、ヨルムと似ているかもしれませんね。

——共演者のホン・ギョンさんやキム・ミンジュさんとはどんなふうにしてコミュニケーションをとりましたか?

制作のみなさんの配慮で、撮影に入る前にホン・ギョンさんとキム・ミンジュさんと過ごす時間を設けてくれました。私たちはどちらかというと3人とも人見知りタイプなので、ゆっくりと時間をかけて自然な流れでお互いを理解していきました。休憩時間もキャラクターについてよく話しました。でもたまには“いたずら”をしたり、一緒に美味しいお店にご飯を食べに行ったりもしました。

——手話の練習も大変だったと思います。

撮影前には手話の学校に2か月半ほど通いました。1週間に3,4回、約2時間のレッスンを受けて習得していきました。その間も共演者同士が同じ時間に通えるよう配慮してくれていたので、一緒に手話を学びながら仲を深めていくことができました。今振り返ると、その時間は本当に大切な時間だったなと思います。

「日本で映画が公開されることに今、ときめいています」

——同じく主演をつとめたホン・ギョンさんとはどんな雰囲気でしたか?

ホン・ギョンさんとは撮影の合間に作品についてたくさん話しました。作品にかける思いや、努力、そして悩みなども共有する間柄に自然となっていったので、その雰囲気がそのまま作品に反映されていたらいいなと思います。

——作品は青春映画ですが、ユンソさんが考える「青春」とは?

そうですね。今も「青春」という言葉の定義がよくわからないですが、今回の作品で私が演じたヨルムは初めて恋に落ち、初めてのことをたくさん経験しました。そういう経験が「青春」というならば、今回の作品は私の人生で初めて日本で公開される作品になるので、まさに今、青春中ですね。気持ちもときめいています。これからも青春のように新鮮で、感動する経験がたくさんあるといいなと思います。

韓国のオススメスポットは自然豊かな済州島

——kirei noteは「旅×キレイ」の媒体なので、美容のお話も聞かせてください。ユンソさんが美容のためにやっていることはありますか?

美容において大事なことはお肌のお手入れと、健康であることが一番重要だと思います。コンディションが良くないと、眼差しも生き生きとしません。継続して運動を続けていれば健康になり、体力もついてきます。すると明るいエネルギーもこみ上げてくると思います。その人自身の魅力も増していくと思うので、運動を続けることが大事だと思います。

——ユンソさんは普段、どんな運動をしていますか?

大それたことをやっているわけではないですが、ピラティスを続けています。一般的なピラティスではなく、理学療法(Physical Therapy)が組み合わさったピラティスを取り入れて健康を意識しています。

——旅についても聞かせてください。今も韓国を訪れる日本人はたくさんいますが、ユンソさんのおすすめのスポットはどこでしょうか?

ソウルについてすでに詳しい日本の方はたくさんいらっしゃると思います。なので私のおすすめは済州島(チェジュトウ)です。韓国人にとっても海外に行くにはちょっと負担を感じるけれど、旅行気分を味わいたいなと思う時に済州島は人気です。済州島は土地も広く、自然も豊かで見どころもたくさんあります。そして美味しいお店もたくさんあるのでオススメです。

——ユンソさんが済州島行った時はどんな風にして過ごしますか?

私の場合はまずはドライブです。海岸沿いに道路が続いているので、その道を車で走りたいです。そして自然の景観が好きなので、ゆっくり自然も味わいたいです。また海の目の前でラーメンを食べることも必須です。2週間前に撮影を終えたばかりなので私も旅に行きたくなりました。

Profile
ノ・ユンソ

2000年生まれ。韓国・ソウル出身。モデルとして活躍後、2022年にドラマ「私たちのブルース」で俳優デビュー。2023年に出演した「イルタ・スキャンダル ~恋は特訓コースで~」、での演技が評価され、百想芸術大賞のドラマ部門で女性新人演技賞を受賞した。初出演作となった映画『君の声を聴かせて』でスクリーンデビューをはたし、百想芸術大賞映画部門で新人演技賞を獲得。

■『君の声を聴かせて』
オリジナル映画:『聴説』(プロデュース:ペギー・チャオ/監督:チェン・フェンフェン)
監督:チョ·ソンホ『エンドレス 繰り返される悪夢』
出演:ホン・ギョン、ノ・ユンソ、キム・ミンジュ
公式HP:https://kiminokoe.jp/
公式X:@kiminokoe_eiga
公式Instagram:@kiminokoe_eiga

撮影/芝山健太
取材・文/安田ナナ

RECOMMEND

CATEGORY

kirei note AWARD 2025