KIREI ROOTS株式会社Ballelite(バレリット)編
INTERVIEW

2025.09.29

KIREI ROOTS
株式会社Ballelite(バレリット)編

sponsored by 株式会社バレリット

全国には、熱い想いを掲げて素晴らしいアイテムやサービスを提供している企業が沢山あります。その裏側にある思いや理念、取り組み、こだわりにフォーカスして企業を紹介する連載KIREI ROOTS(キレイルーツ)。

今回は、快適な着心地を追求してきた老舗肌着メーカー「GUNZE」と、女性のファッションをリードする「MASH」の2社の力を集結して誕生した“おしゃれで取り入れたくなるインナー”【Ballelite(バレリット)】を紹介します。

Ballelite(バレリット)ってどんなブランド?

ちゃんと履けて、ちゃんとかわいい、そして…ちゃんと着圧
技術と伝統のGUNZEと、デザイン力に定評のあるMASHグループが手を組み、今までにないコンフォートウェアブランドが誕生しました。その名は、「Ballelite(バレリット)」。

バレリットは、毎日身に着けたい心地よさと、確かな着圧効果を両立したコンフォートウェア。シンプルなデザインと、女性のテンションを上げるかわいいカラーリングが話題です。立ち仕事の方の悩みに寄り添った着圧レギンスやソックスは、クラフトマンたちの手により一つひとつ丁寧に作られ、もちっとふわっと、やさしい肌触りです。 立ち仕事の方以外にも、自信を持って人と接したい方、より良いコンディションで今日を生きたい方など、すべての女性の立ち姿を美しくするために開発されました。

実際の担当者にインタビュー!

GUNZEとMASHグループが共同設立した株式会社Ballelite。今回はMD部長の浦田さん、企画本部デザイナーの仲谷さん、細淵さんが登場。GUNZE側からは浦田さんが、MASH側からは仲谷さんと細淵さんがバレリットの誕生秘話や、商品開発のプロセスと理念を語ってくれました。

左から、MD 部長 浦田和秀さん、企画本部 デザイナー 仲谷陽子さん、細淵和気さん

ブランド誕生の背景

——まずは商品化するまでの背景について伺います。数あるアイテムの中で、なぜ新たにレッグウエア分野に目を向けられたのでしょうか?

浦田和秀(以下、浦田):マッシュグループ就業者の約8割の方が立ち仕事で、そのうちの約9割が女性です。そこで従業員に寄り添った商品を開発したいという想いがきっかけで、レギンスや靴下などのレッグウエアアイテムに注目し、商品開発がスタートしました。

——老舗肌着メーカー「GUNZE」とタッグを組むに至った経緯を教えてください

仲谷陽子(以下、仲谷):今回の事業は、マッシュグループからGUNZEへ熱烈なオファーをして実現したプロジェクトです。初めてコンフォートウェアのカテゴリに挑戦するマッシュグループとしては、技術力と信頼のある企業とのタッグを望んでいました。そこで、衣類を科学する研究所「快適サイエンスラボ」を構え、日々快適な着心地の製品開発に取り組んでいるGUNZEにオファーをかけ、共同開発が実現しました。

商品開発に込めた想い

——バレリットをつくろうと思ったきっかけや、最初の着想はどんなものでしたか?

仲谷:MASHグループの従業員は立ち仕事が多いことから、その姿を見た近藤社長が「スタッフの脚の悩みを解決し笑顔にしたい」という想いが生まれ、着圧アイテムに注目しました。

独自のモニター調査を行ったところ、女性で着圧のレギンスやソックスなどを試したことのある方は97%と非常に高いにもかかわらず、約6割の方が続けられていないという事がわかりました。理由は着圧がキツく、脱ぎ着が大変であることが大きな要因でした。そこで、着圧の効果はそのままなのに苦しくない、履き心地もよくてかわいい、そして日常生活で続けられる着圧アイテムを作ろうという想いからバレリットが誕生しました。

——開発にあたって「こういう女性に届けたい」というターゲット像はありましたか?

仲谷:バレリットの商品は、立ち仕事に従事されている方や子育て中の方、またより良いコンディションで過ごしたい方や、がんばっている方をターゲットにしています。年齢層は20代から40代の女性を想定していますが、多くの女性に試してもらいたいと思っています。

開発過程での苦労や工夫

——実際に試作品を作っていく中で、難しかった点や印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

浦田:たとえば、黒色の商品を作るとするとGUNZEの場合、黒は1色ですが、MASHは、「スミクロ色」や「ニューブラック」などこだわった黒をイメージしていました。色ひとつ取ってもマッシュのこだわりに驚きました。また、今回の商品はパステルカラーも採用しているのですが、着圧アイテムではなかなか使わないカラーリングだったので、配色を決める際、何度もやり取りを重ねました。両社それぞれこだわりが強かったものの、その想いが相乗効果となり、良い商品ができたと思っています。

——GUNZEとの共同開発だからこそ実現できた工夫や技術はありましたか?

仲谷:これまでの着圧アイテムは、履くまでに大変なイメージを持たれている方が多かったです。また、「着用時のキュッとした生地感がイヤ」という意見も多かったです。それらの声を元に、とにかく肌触りが良く、着脱がしやすい商品を作りたいとお願いしたところ、GUNZEの持つ商品開発力や技術力により着脱がしやすく、着心地の良い商品が完成しました。

——取組みをされる中で、MASHがGUNZEの製品に対する考え方で驚いた点、反対にGUNZEがMASHの考え方で驚いた点があれば教えてください。

仲谷:GUNZEは提案したことに対して最終的には「NO」とは言わず、私たちに寄り添ってくれる姿勢をつねに見せてくれていました。MASHサイドの提案は無理難題が多く、困らせていたのかもしれません。

浦田:2社でものづくりをする上で大きなハードルとなったのは、両社における“常識の差”でした。たとえば、GUNZEでは考えも及ばないようなアイディアがMASHからどんどん上がってくるので、前例のない依頼に「こんなこと実現できるのかな?」と戸惑うことがありました。

ファッションと機能性の両立について

——着心地と見た目を両立させるために、具体的にどのような工夫をされましたか?

仲谷:着圧アイテムはギラギラとテカる商品が多い中、バレリットはファッションとして着用いただけるよう、テカリを抑えた商品開発にこだわりました。そのために糸へのこだわりは強く、改善要望に対して的確な提案をしてくれました。たとえば、着圧レギンスには肌触りをよくするためにマイクロフィラメントを使用し、お家用の柔らかい肌ざわりにこだわったソックスにリヨセル混を使うなど、商品によって最適な糸を提案してくれました。

——デザイン面では、普段のファッションにどう馴染むように意識されましたか?

細淵和気(以下、細淵):とにかく「見えてもかわいい」を意識しました。バレリットはどんな服にも合わせやすいカラーリングになっているので、オフの日にもオンの日にも使いやすい商品だと思います。

——「おしゃれなレッグウエア」という点で、他ブランドとの差別化を意識した部分はありますか?

細淵:MASHの洋服はタイトなものもあり、お腹まわりを押さえたり、ヒップアップもさせたいという声が多かったんです。そこでGUNZEに相談し、ウエストとお腹まわりに「骨盤サポート機能」、さらにヒップアップ設計をつけてもらいました。

骨盤サポート設計は、姿勢の意識を促し、気になるお腹周りを押させる設計になっています。さらに骨盤のあたりを見てもらったら“そら豆”のようなマークがあるかと思います。このマークを左右の骨盤の出っ張っている部分にあてると正しく着用できます。

他ブランドでは、足のお悩みに関する機能が多い中、バレリットはヒップアップ機能と骨盤サポート機能が備わっているので、レギンスを履きながら、スタイルアップして見えるところが大きな違いだと思います。

——チーム内で「これは譲れなかった!」というポイントがあれば教えてください。

細淵:ゴムの部分の「Ballelite」のロゴにもこだわっています。このロゴがキレイにそして、繊細に表現できているのはGUNZEの独自技術「高精細柄」を活用したテクニックのおかげです。「front/back」の表記も商品に編み込まれているので、タグがありません。

主力アイテムや人気商品について

——ブランドを代表するアイテムを選ぶとしたら、どの商品になりますか?

浦田:バレリットの代表アイテムは「骨盤サポート着圧レギンス細リブ80デニール」です。自宅でも外出時でも履いていただけます。カラーはどんなお洋服にも合わせやすい黒が一番人気です。

そして、就寝時の主力アイテムは「着圧キュアソックス」です。

細淵:私はこの「着圧キュアソックス」は旅行に行く時も必ず持参します。移動中や寒い時にも重宝します。小さく持ち運びも便利な必須アイテムです。

——実際に販売してみて、お客様からどんな反響や声が多く寄せられていますか?

浦田:バレリットの主力商品、「骨盤サポート着圧レギンス細リブ80デニール」、「着圧キュアソックス」は、履き心地と肌触りの良さは多くのお客様より高評価をいただいています。リピートしてくださる方も多くうれしいです。 そして、思った以上にヒップアップやお腹押さえなどのスタイルアップ設計も好評をいただいています。

細淵:購入していただいたお客様が翌日、また同じ商品を購入しに来てくれた時はすごく嬉しかったです。きっと一度自宅で履いてみて、もう一つ欲しいと思ってくれたんだと思います。これからもお客様の声に耳を傾けながら、長く愛されるブランドでありたいと思います。

従来の着圧商品のイメージを大きく変えたバレリット

これまでの着圧商品は、「キツくて履きにくい」、「長時間履き続けることが難しい」などの理由から多くの女性がタンスの肥やしにしていました。しかし、着心地を追求した日本を代表するモノづくりのスペシャリストGUNZEの技術力と、MASHグループのデザイン・企画力が集結し、新しいカタチの着圧アイテム「バレリット」が誕生しました。

何度もモニター調査を重ね、お客様の声に耳を傾けた結果、できあがった商品の満足度は非常に高い結果が得られたそうです。そして何よりも大きなテーマであった「履き続ける」という問題を見事に解決し、多くのお客様から履き心地が良いのに引き締め効果も実感できる、という声をいただいていると浦田さんも言います。

日本の技術と高いデザイン性、機能性を駆使して誕生したバレリットは、今後世界で注目を集めそうです。多くの女性がバレリットによってさらに快適な毎日を過ごせそうです。

撮影/渡会春加
取材・文/安田ナナ

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