
2025.07.26
ジル・スチュアート氏が来日!特別インタビューと新作コスメをご紹介
世界中の女性の心をときめかせてきたファッションデザイナー、ジル・スチュアート氏。今回、来日に合わせて特別インタビューが実現しました。
インタビューでは、彼女自身のファッション&メイク哲学や旅先での過ごし方、さらには日本への想いまで、たっぷりと語っていただきました。
さらに記事後半では、そんなジル氏の世界観を受け継いだ「JILL STUART Beauty」から、8月1日(金)に発売される注目の新作コスメもご紹介。花々に包まれるような幸福感に満ちたラインアップは必見です!
メイクもファッションも、自分を高める大切なルーティン

――今日のファッションもとても素敵ですね。毎日のメイクは、どのようにファッションとの相性を考えていますか?
私はワンピースやパフスリーブ、ピンクや花柄といったフェミニンなスタイルが大好きなので、そういった服には柔らかくやさしい印象のメイクを合わせることが多いわ。
ファッションに合わせるだけじゃなくて、昼と夜でもメイクを変えているの。日中はペールピンクなどのナチュラルなカラーで軽やかに、夜は少し濃いめのカラーでムードのある雰囲気に。リップやチークはカラーバリエーションが豊富なので、ちょっとワンアイテムプラスするだけで印象が変えられるのも、いいところね。あとは、アイメイクが強めならリップは控えめにするなど、引き算の美しさを意識することも大切ね。
――まさか、昼と夜でメイクを変えているとは驚きました! メイクをする時に気をつけていることは?
コーディネート全体では、ファッションとのバランスが大事。メイクはファッションを引き立てる存在として、主張しすぎるものではなく、あくまでもさりげなく、その人らしさを際立たせてくれるものだと思っているの。
ちなみに、コロナ禍の時期も、自宅で毎日ワンピースを着ていたし、1日の中でも着替えるようにしていたのよ。人に会わない日でも、お気に入りのお洋服をまとうことで、自分の気分が整って気持ちよく過ごせるから。私にとってはメイクもファッションも特別なものではなく、自分をリセットしたり気分を高めたりする大切なルーティンね。
ジルさん愛用のアイテムは…?

――その美意識の高さが、日々の美しさを育むのですね。ところで、ジルさんの世界観が体現されたコスメの「JILL STUART Beauty」も、日本の女性に大人気です。ご自身で愛用している、特にお気に入りのアイテムがあれば教えてください。
どれも本当にお気に入りで、ひとつに絞るのは難しいのだけど…。「リップブロッサム」と「ルースブラッシュ」は長年愛用しているアイテム。「リップブロッサム」は小さなミラーが付いていて、見た目もすごく可愛いし、持っているだけで気分が上がるの。さまざまなカラーが展開されていて、どれも魅力的。チークの「ルースブラッシュ」をつけていると、友人たちからもよく褒められるわ。
「ジェリーアイカラー」や「エターナル アイビジュー」もお気に入り。ブランドの世界観が詰まったロマンティックでフェミニンなカラー展開も最高で、使うたびにワクワクさせてくれるの。ピンクひとつとっても青み、モーヴ、コーラルなど、いろんなニュアンスが揃っているから、気分に合わせて選べるのがすごく楽しいのよね。あとはやっぱり、「イルミネイティング セラムプライマー」も欠かせないわ。肌を自然にトーンアップしてくれて、ツヤと透明感を演出してくれる優秀なアイテムね。
――納得です! 日本でもベスコスを受賞した人気アイテムばかりです。
グリッターやラメの贅沢な煌めきも素敵だし、なめらかなテクスチャーも心地いいし、フェミニンなパッケージも完璧だと思う。ミラーなどの小物も見逃せないわ。本当にどのアイテムもときめくものばかり!
旅では「偶然の出会いを楽しむ」のが好き

――ジルさんはお仕事やプライベートでも世界中を旅されていると思いますが、印象に残っている場所はありますか?
ロンドンやパリ、ローマ、北京、上海…いろいろな都市を訪れてきたけれど、特に日本は私にとって特別な場所なの。初めて訪れたのは1995年で、それ以来、年に4回ほど訪れるくらい惹かれていて。京都、大阪、神戸、名古屋など、どの街も文化や美意識、細やかなこだわりが素晴らしくて、毎回インスピレーションをもらっているの。
――日本好きとお伺いして、とても嬉しいです。日本の食べ物でお好きなものは?
とにかく抹茶が大好きなの! 自宅でも自分で抹茶を点てて飲んでいるくらいよ。今回の滞在でも、抹茶を使ったスイーツを味わうのを楽しみにしているの。
――旅先での過ごし方について教えてください。また、そうした経験が創作に影響することはありますか?
ローカルなお店を巡ったり、街歩きをして偶然の出会いを楽しんだりするのが好き。見たことのないものを見つけるのも楽しいし、ちょっと迷子になるくらいの探検もワクワクするわ。写真を撮ったり、現地の人と話したり、その土地の文化に触れる時間は本当に豊かに感じるの。
そういう旅の体験は、もちろん大切なインスピレーションの源。現地で感じた空気感や色、会話の中に新しいアイデアのヒントがあるの。異なる文化や価値観に触れることで、自分の視点がリセットされて、物事を新しい角度から見られるようになる気がするわ。
――最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。
とにかく“楽しむこと”がいちばん大事。自分の“好き”を信じて、自由にファッションやメイクを楽しんでほしいの。誰かの真似をするのではなく、「自分がどうしたいか」「どう感じたいか」にフォーカスしてみて。他人の目は気にせず、自分が心地よいと思えることが、自信につながるはずだから。
美容やファッションは、自分を表現する手段だと思うの。そのプロセスを大切にして、自分らしいスタイルを見つけていってほしい。いろんなものをミックスして、臆せず、自分の世界を楽しんでね。
――ありがとうございました!
花々の祝福をまとった、特別なメイクアップコレクションが誕生
ブランド誕生から20年。節目の年となる2025年秋、ジルスチュアートが贈るのは、花冠のように可憐に彩る、ときめきに満ちたメイクアップコレクション。
第一弾のテーマは“ Garland With You”。リキッドルージュをはじめ、花々のエッセンスを閉じ込めたアイテムが8月1日(金)に発売されます。
心を華やかに咲かせる特別なラインアップから、特に注目のアイテムをご紹介します。
見たまま発色!うるおいに満ちた、ちゅるんとリップに♡

ジルスチュアート リップラッカー ブルーミングガーランド
全8色(うち限定2色) 各3,740円(税込)
上段左から
●01 mysterious lily ニュートラルレッド(大粒ピンクパール)
●02 warm tulip コーラル(ノンパール)
●03 caramel alstroemeria ribbon ベージュ(ノンパール)
●04 glowing innocent cosmos ピンクベージュ(ノンパール)
下段左から
●05 lilac twinkle tears ローズ(ノンパール)
●06 muse of scarlet レッドベージュ(ノンパール)
●101 princess primula フューシャピンク(大粒シルバー・ピンクパール)*限定色
●102 heroine rose ポピーレッド(大粒ゴールドパール)*限定色
花冠を彩る花々のように、ひと塗りで鮮やかに色づき、つけたての発色が続くリキッドルージュ。なめらかに唇にフィットし、ぷるんとツヤめくうるおいのヴェールが、ジューシーでちゅるんとしたリップを叶えます。花冠をモチーフに、花々と宝石を散りばめたパッケージもキュートすぎ!
唇にも、頬にも、目元にも。やさしく色づくスフレタッチのマルチカラー

ジルスチュアート バウンシング マルチカラー
限定5色 各3,520円(税込)
左から
●01 alluring lilac
ライラックの魅力を纏うようなプラムカラー
●02 vivid red celosia
セロシアのように大胆に彩るトゥルーレッド
●03 dressy dahlia
花びらのドレスを纏うダリアのようなチェリーピンク
●04 floriferous daisy
デイジーのように優しく彩るコーラル
●05 endless beige gerbera
ガーベラのように明るく彩るピンクベージュ

ふんわりとしたスフレのような質感で肌にとけ込むようになじみ、唇・頬・目元にやわらかな彩りを添えるマルチカラーが限定登場。指先でポンポンとのせるだけで、内側からにじむような血色感がふわり。
ほんのりと染まった頬や唇は、少女のようにピュアで愛らしい印象に。星のようにきらめくケースは、手に取るたびに心ときめく限定デザインです。
花びらをまとったような、甘く繊細なまぶたに染めるアイカラーパレット

ジルスチュアート ブルームクチュール アイズ ガーランドウィズユー
限定2種 各6,380円(税込)
右:
29 mauve lavender
ラベンダーが凜と咲くように繊細で美しい彩りのピンクモーヴ系パレット
左:
30 pink marguerite dream
ピンクマーガレットが咲き誇るようにかわいらしく華やかなコーラルレッド系パレット
陽だまりのような光とツヤを宿し、透ける花びらを重ねたような彩りと透明感を叶える、5色入りのアイカラーパレット。まぶたにふんわりと光をのせ、やわらかな輝きでトーンアップを演出するシマーブライトカラー1色と、淡くやさしい発色で奥行きと透明感をあたえるペタルカラー4色をセット。華やかな花冠をあしらったケースデザインが、メイク時間を優雅に彩ります。
持っているだけで気分が上がるジルのコスメ。限定品も多いので、気になるものは早めにゲットしてくださいね。
撮影/資人導(人物)

美容ライター。早稲田大学卒業後、アパレル、出版社勤務を経てフリーに。女性誌やWEBで、美容をはじめ、健康、美食に関する記事、著名人へのインタビュー取材などを担当。好きなことは、スキンケアとファッションと旅行。猫が好き。
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