
2025.07.20
「今日はどの国?」メルボルンで出会う、リーズナブルでおいしい世界グルメ
様々な人種と文化が共存するオーストラリア。特に都市部のメルボルンでは、まるで旅するように世界各国の味を楽しむことができます。街角に並ぶのは、本格的でありながら今っぽくアップデートされた異国のグルメたち。今回はそんな中から、地元で愛される4つの多国籍フードスポットをご紹介します。
※1ドル=96.61円
イタリアご当地ホットサンド“ティジェッラ”専門店【EMILIETTA】
メルボルンで今話題の「EMILIETTA」は、イタリア・エミリアロマーニャ州の郷土料理「ティジェッラ」というホットサンドが食べられる専門店。あまり知られていないローカルフードを、メルボルンに初めて持ち込んだことで一躍話題に!
お店はシティ中心のフリンダース駅のほど近く、思わず写真を撮りたくなるポップなピンクの店内が魅力です。観光客から地元のグルメ好きまで、連日多くの人でにぎわっています。
8種類あるティジェッラの中で特におすすめなのが、「RAFFIANATA」(18ドル)。熟成された生ハムと香り高いパルミジャーノをぎゅっとサンドした一品は、ひと口頬ばれば、とろーり濃厚なチーズがとけ出して、もう幸せ♡
映えて、おいしくて、ちょっとディープ。そんな旅グルメを探している人にこそ、ぜひ足を運んでほしい一軒です。



■EMILIETTA
1 Gills Alley, Melbourne CBD VIC 3000,
営業時間:火曜日~金曜日 11:~14:00
定休日:日曜・月曜・土曜
メルボルンでいちばんおいしいフォーはココ!【Basil Leaf Pho】
古着屋さんやギャラティー、カフェが集まるメルボルンきってのおしゃれエリア、フィッツロイにあるベトナム料理店「Basil Leaf Pho(バジルリーフ フォー)」。ココは「フォーがおいしすぎる!」と評判のお店。
まず目を引くのは、スープの澄んだ美しさ。繊細ながらしっかりと旨みのあるスープ、麺はつるんとしたのどごしで、軽やかだけど満足感はしっかり。チキンフォー(18ドル)のほかに、春巻きがたっぷり入った春雨ボウル(18.5ドル)などもおすすめ。
店内に一歩足を踏み入れると、ベトナムらしいカラフルなランタンが吊り下がり、異国情緒たっぷりの空間に。つい写真を撮りたくなるような、ローカルとアジアンカルチャーがミックスされた雰囲気も魅力です。
旅の途中に、身体も心もほぐれる“おいしいひと休み”を味わってみてください。



■Basil Leaf Pho
369 Brunswick St, Fitzroy VIC 3065
営業時間:月曜日、水曜〜日曜 12:00~22:30
定休日:火曜日
手軽にサクッとギリシャ料理はいかが?【ZEUS STREET GREEK】
メルボルンやシドニーなどオーストラリアの都市部では、ギリシャ系移民の人たちが多く住んでいることから、ギリシャ料理は気軽に食べられるエスニックフードとして親しまれています。
「ZEUS STREET GREEK(ゼウス・ストリート・グリーク)」は、オーストラリア国内に展開するギリシャ料理ファストフード店で、伝統的なギリシャ料理の味をモダンで都会的なスタイルで楽しめます。
人気メニューは、「ギロ」(8.9ドル)。焼き立てのピタにジューシーなお肉(ラムやチキンなど)、野菜、ポテトフライなどをたっぷり巻いたギリシャ版ラップサンド。ピタ、お肉、ライスがのったボリューム満点のプレート料理「チキンボウル」(22ドル)も人気です。
オリーブオイルやレモン、ヨーグルトがベースであっさりしているので日本人の口にもぴったり。ブルーと白を貴重としたシンプルな空間も居心地いいですよ。



■ZEUS STREET GREEK
12A/670 Chapel St, South Yarra VIC 3141
営業時間:日曜~水曜日11:30~21:00、水瓶日~土曜日 ~22:00
※他にも複数店舗あり
気分もアガる!社会貢献もできるメキシカン【Zambrero】
多文化社会のオーストラリアでは、エスニックフードはかなり身近な存在です。そんな中でも老舗のメキシカンが「Zambrero(ザンブレロ)」。
オーストラリア発祥のヘルシー&エシカルなメキシカン・ファストフードチェーンで、特長は、“Feel Good Mex”=気分がアガるメキシカン。ファストフードであっても、身体にも心にもいいというのが最大の魅力です。
ライスorサラダベース、肉、豆腐の選択、辛さ、トッピングなど完全カスタマイズ方式、ビーガン・グルテンフリーにも対応しています。さらに、1食購入するごとに、1食寄付される「Plate 4 Plate」プログラム(国連世界食糧計画)と連携し、飢餓に苦しむ地域に食糧支援をしています。
人気メニューは定番のタコス(5ドル~)、野菜たっぷりのブリトーボウル(14ドル~)、サクサクのトルティーヤチップが入ったナチョス(12ドル~)など。
テイクアウトして近くの公園やビーチで食べるのはいかが?



■Zambrero
103 Elizabeth St, Melbourne VIC 3000,
営業時間 日曜日~木曜日11:00~22:00、金曜日・土曜日~23:00
※ほかにも複数店舗あり
どのお店にも、その国ならではの風景や空気感がぎゅっと詰まっています。多国籍な味めぐりができるのは、メルボルンならではの楽しみ。次はどんな一皿に出会えるか、旅するように街を歩いてみたくなりますね!

大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスの美容ライター、エディターとして20年以上のキャリアをもつ。2023年4月より娘と一緒にオーストラリア・メルボルンへ移住。ナチュラル・オーガニックのビューティのキャッチアップ、ヘルシーなフード、最旬のカフェ事情をはじめ、サステナブルのセミナーや取材など新しい分野にも取り組む。■ウェブサイト: https://www.natsumemadoka.com/
■Instagram: @madoka_natsume
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