【イタリア旅行】SNS映え必須!フォトジェニックな観光地・ブラーノ島
LIFESTYLE

2025.05.18

【イタリア旅行】SNS映え必須!フォトジェニックな観光地・ブラーノ島

みなさんはSNSで写真や動画を見て「ここ行ってみたいな」「この綺麗な場所はどこだろう?」と思い、その場所について詳しく調べてみたり、実際に行ってみたりしたことはありますか?

私はこの春、SNSの投稿を見て「行ってみたい」と思っていた、イタリア・ヴェネツィアにあるブラーノ島に行ってきました。

ブラーノ島の街並みは、今まで旅したヨーロッパの観光地の中でも特に印象に残っています。

「ヨーロッパの国でどこが一番良かった?」と聞かれたら、必ず「ヴェネツィアのブラーノ島」と答えようと決めているほどです。

今回はブラーノ島の魅力についてご紹介します。

一度は訪れたい「水の都」ヴェネツィア

まず、ヴェネツィアについて簡単にご紹介します。

ヴェネツィアは、イタリア北部にある世界有数の海上都市で「ヴェネツィアとその潟」として、1987年に世界遺産に登録されています。

約120ある島が400ほどの橋でつながっているのが特徴です。

島の真ん中に蛇行するように流れる全長3kmの大運河、カナル・グランデには、多くの船が人や物資の運搬のため行き交っていて、その光景は、ヨーロッパ旅行が好きな人ならば誰しもが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

ヴェネツィア本島は、サン・マルコ広場・リアルト橋・ため息橋など、観光スポットが多数あり、見応えたっぷりです。

黒色と金色に装飾されたゴンドラでカナル・グランデを巡るのも人気ですね。

ブラーノ島の最大の魅力とは

私がおすすめするブラーノ島は、イタリア北東部にある人口3,000人ほどの小さな島。4つの小島で構成されており、それぞれの島は橋で行き来できるようになっています。

ブラーノ島は、ヴェネツィア本島や他の島とは違い、個性的な雰囲気を持っているのが特徴です。運河沿いに色とりどりに塗装された建物が建ち並んでいます。

その光景は、まるで絵本の世界に入り込んでしまったかのよう。

もともと写真を撮るのが好きということもあって、360度、そして数m歩くたびに新たな映えスポットに出会う状況に、夢中になって写真を撮っていました。

ひとつひとつの建物は違う色なのに、なぜか統一感があり、とても芸術的で感動したのを覚えています。

カラフルな建物の意味

ブラーノ島に行くことを決め、SNSで情報収集をしていた時、ふと疑問が湧きました。

「なぜすべての建物がカラフルなんだろう?」

SNSが盛んなこのご時世だから? 観光地としてのブランディング? など、いくつか自分なりに考えてみたのですが、調べてみると、カラフルな外観にはきちんとした理由があったのです。

ブラーノ島は、もともと漁が盛んな島でした。

よく霧が出るため、漁師たちが霧の中でも自分の家を色で特定して、迷わず家に帰れるようにと塗られたそう。それを知った上で見てみると、たしかに隣同士が同じ色をしていません。

現在でも隣同士は同じ色にしてはいけない、色の変更をする際には届けを出す必要があるなどのルールが存在していて、美しい街並みが維持できているのだそうです。

見逃せない観光スポットも

カラフルな建物に注目してしまいがちですが、もちろん観光スポットもあります。

ブラーノ島の中心となるサン・マルティーノ教会は島で一番大きな教会で、その鐘楼はシンボル的存在です。

高さ約53mあるこの鐘楼は、写真ではわかりづらいのですが実は斜塔で、あの有名なピサの斜塔よりも傾いているのだとか。ちなみに、ピサの斜塔は3.97度と公表されていますが、ブラーノ島の鐘楼の傾斜角度は正確にはわからないそう…。

この鐘楼は、島の人たちにとっては時刻を知らせる鐘であり、船乗りにとっては島への道標でもありました。とても大切な存在だったようですね。

運河沿いに並ぶかわいいカラフルな建物は、住居だけではなく、お土産屋さんや飲食店もあります。

アドリア海に面する水の都・ヴェネツィアでは、シーフード料理は食べておきたいところ。

天気がとても良かったのでお昼はレストランのテラス席でいただきました。食事をしている際も素敵な風景と運河を眺められます。

今回は、ボンゴレとシーフードラザニアを。そして、イタリアといえば定番のジェラート。

あちこちにあるジェラート屋さんですが、どのお店も美味しかったです。

旅の思い出には、ムラーノガラスの置物とブラーノ島の絵を買って帰ってきました。

イタリアへ行ったら訪れたいブラーノ島

ブラーノ島は景色が特徴的で食べ物も美味しい。旅先で写真や動画を撮り、SNSにあげることが主流になってきている今の時代にぴったりの場所だなと感じました。

ベストシーズンは春と秋ですが、毎年2月から3月頃の約2週間に開催されるカーニバルの時期に訪れるのも、個人的にはおすすめです。

ブラーノ島は小さな島なので、1日で他の島とセットで観光することが可能ですし、ベネツィア本島からブラーノ島までは、1時間に約2〜3本の頻度で運行されてる水上バスを利用して約40〜60分ほどで行くことができます。

これからイタリア旅行を予定していてどの都市に行こうか悩んでいる人は、ぜひヴェネツィアのブラーノ島に行ってみてくださいね。

RECOMMEND

CATEGORY