コーヒーだけじゃない！メルボルンで“onigiri”ブームが続く理由を現地からレポート

メルボルンはさまざまなバックグラウンドをもつ人たちが暮らしているダイバーシティです。特にアジア圏が多く、日本文化や日本食への関心を寄せている人も多いです。そんな背景から、今、日本のソウルフードのひとつ、“おにぎり”が人気です！

※１ドル＝88.52円

シンプルで栄養バランスもいい！おにぎりはローカルに人気

おにぎりは移住者や観光客だけでなく、地元の人たちにも親しまれている食事です。

その理由は二つあって、一つ目がメルボルンに住む人たちの健康志向。運動習慣だけでなく、食べることへの関心がとても強く、新鮮で安全な食材、ヘルシーな食事が人気。お米と具材だけで作るおにぎりはシンプルかつ栄養満点です！

二つ目は、お手軽さ。オーストラリアのソウルフード・サンドイッチと同じように、おにぎりもぱくぱくと手で食べられます。また、オーストラリアで働いている人たちは、ゆっくりランチをとらずにぱぱっと食べてすぐに仕事に戻るので、おにぎりのような時間がかからない食事が受け入れられているのです。

テイクアウトして、公園で食べよう！【Onigiri To Go】

気軽にテイクアウトして、おいしいごはんを公園でのんびり食べたい！　なら、迷わずココ。メルボルン市内に3店舗ある人気店で、日本でいう“コンビニ感覚”でオーダーができます。

おにぎり（5ドル）の具は、ポーク、チキン、ツナ、野菜など常時7種類ほどを用意しています。さらに、アツアツのお味噌汁（もちろん手作り！）もテイクアウトできるのもポイント。また、食材に使うお野菜は、メルボルン郊外（ダンデノン）にある自家農場で栽培されたオーガニックのものを使用しています。

かわいすぎるピンクのボックスに入れてくれるのもココのお店の人気の理由のひとつで、ローカルの人たちがお土産で買うことも多いそう。

■Onigiri To Go
5 Little Collins Street Melbourne
営業時間：月曜日～金曜日　8:00～15：00

大きなおにぎりの中に具材がぎっしり！【ima pantry】

お洒落な雑貨屋、古着屋、カフェが立ち並ぶBrunswickの裏通りにある、これまたお洒落な“ジャパニーズ・パントリー”。店内には日本の食材、調味料、お菓子などが所狭しと並んでいて、一歩中に入ると「えっ、もしかしてココは日本なの？！」と錯覚してしまうほど。

テイクアウト中心のカフェは、自家製のおにぎり（7ドル）、お惣菜、お味噌汁、ペストリー、ドリンクなどをラインナップ。具材は、焼き魚、南蛮チキン、うめぼしの3種類。こぶしほどはありそうなボリューム満点のおにぎりの中に、ぎっしり具材が入っているのでひとつで十分です！ 　じっくり味がしみ込んだ味たまごは、黄身がとろっとした半熟で、おにぎりとの相性抜群です。

お店の外は中庭のようになっていて、テーブルもあるのでそこでゆっくりおにぎりをどうぞ。また、抹茶ラテもおいしいのでぜひオーダーしてくださいね。

■ima pantry
The Nightingale village Ground floor 9 Duckett street Brunswick
営業時間：水曜日～月曜日　7:30～3:00

オージースタイルのトラディショナルスタイルのおむすびが食べたい！【229】

“メルボルンの台所”、クイーン・ビクトリアマーケットからさほど遠くない、ウェスト・メルボルンにあるお店で、一見お洒落なカフェにしか見えないのですが、実はしっかり日本食が食べられるお店。

お店の考え方として、日本のおにぎりとオーストラリアのサンドイッチは、“トラディショナル”という意味では一緒。そんな考えから生まれた、オージースタイルのおむすびをいただけます。

おむすびの種類が豊富で、その数なんと15種類（4.8ドル～）！　シャケ、明太マヨ、梅、しそ味噌といった定番から、チキンライス、スクランブルエッグ、マグロ＆アンチョビなど変わり種までいろいろ。お味噌汁も3種類あり、麦味噌、米麹味噌などこだわっています。

また、ふわっとした食感のみたらしドーナツも人気で、売り切れてしまうこともしばしば。店内は大きいカウンター、奥にもテーブル、店先にはテラス席もあるのでグループで出かけても大丈夫です！

■229
279 Victoria St West Melbourne
営業時間：月曜日～金曜日　7:00～15:00（土・日曜日は8:00～）

オーストラリアのおにぎりは、日本で食べるおにぎりとは見た目や大きさ、具材もちょっと異なるので、違いを舌でぜひ確かめてくださいね！