2025.01.15
ガイドブックには載っていない、ローカルが通うメルボルンのカフェ案内
メルボルンは言わずもがな“カフェの街”。いたるところに素敵なお店を見つけますが、逆にありすぎて選べない! ってことありますよね。ガイドブックに載っているところを目指すのもいいですが、ちょっとディープなローカルだけが知っている人気カフェを4つご紹介します!
日本といろいろ違う、メルボルンのカフェ事情が知りたい
メルボルンのカフェは日本とちょっと違います。いちばんは営業時間で、早いところでは朝6時から、ほとんどのお店が7時にはオープンします。会社前に立ち寄ったり、犬の散歩のついでに立ち寄ったりして、行きつけのお店があります。日本はカフェは遅くまでやっていますが、メルボルンは15時には営業終了しているので、午前中に行くのがベスト。コーヒーだけでなく、フードメニューも充実しているのでランチを兼ねてカフェに行くのもおすすめです!
【GOOD MEASURE】シグネチャーコーヒー“モンブラン”をオーダー
近くにメルボルン大学やRMIT大学が近くにあり、シティからも徒歩圏にあることもあっていつも賑わっているGOOD MEASURE。昼はカフェ、夜はバーになることもあってメルボルンには珍しく夜遅くまで“二つの顔”を楽しめるお店。じつはこのお店、近所にある日本のバーからヒントを得たというエピソードも! カフェメニューも豊富ですが、ここのシグネチャーコーヒーが“モンブラン”(8ドル)。オーストリアのクリームたっぷりトッピングされたシュパンナーにインスパイアされた、韓国の人気コーヒーだそう。スパイスの効いたナツメグとオレンジの皮がアクセント。
※2025年1月14日現在 1ドル=約100円
【FLORIAN】とびきりモダンなオーストラリア料理をどうぞ
洒落た雑貨屋さんや隠れ家的なスパ、ローカルに愛されるワインバーが軒を連ねるノースカールトンで、いつもお客さんでいっぱいなのがFLORIAN。伝統的なオーストラリア料理にダイバーシティならではのインターナショナルなひねりを効かせた独創的なメニューが並んでいます。朝食メニューのバター風味がたっぷりのクロワッサン(6ドル)も大人気ですが、ランチメニューのハムバケット(12ドル)もおすすめ。カリッと香ばしいバケットに、3種類のハム、チーズをトッピング。自家製のサワークリームがさわやかで、ソーダと一緒にどうぞ。
【merri café】地産地消を大切にしたオーガニックカフェ
シティからトラムとバスを乗り継いで1時間弱、緑に囲まれた広場の中にあるのがMerri Café。季節ごとに変わるメニューを提供していて、地元でとれた野菜を使ったオーガニックにこだわったメニュードリンクが並んでいます。ハニーレーンマーケットで栽培された農産物にこだわり、地元の農家や生産者を積極的にサポートするなど強いコミュニティを作っています。おすすめは、日替わりのベジタブルスープ(18ドル)。とろっとした濃厚なかぼちゃのスープにサワードゥのパンがついていて、とてもやさしいお味。
【BISCOTTERIA】本場のイタリアンスウィーツが味わえるカフェ
イタリア料理店が軒を連ねるカールトン通り(通称“イタリア人街”)にあるカフェ、BISCOTTERIA。オーナーさんとマダムがイタリア人なので、店内では英語ではなくイタリア語が飛び交うところがじつにユニーク。お店の名前にあるようにビスコッティ、フルーツケーキ、カンノーリなどイタリア菓子がたくさん。オーダーしたのは、カフェラテ(6ドル)とラズベリーの酸味が効いたベリーのタルト(11ドル)。しっとりとした生地とサクッとしたタルトのコントラストがお見事で、日本のスウィーツよりもちょっと甘めなところがイタリアっぽくて、おいしいです。
メルボルンはちょっと歩けばすぐにカフェが見つかるほどたくさんあります。ガイドブックにはのっていない新しいお店もありますし、今回紹介したようなガイドブックにはのっていないけど、ローカルの間では大人気!というお店もあります。メルボルンではカフェめぐりをメインした旅をぜひ楽しんでくださいね!
大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスの美容ライター、エディターとして20年以上のキャリアをもつ。2023年4月より娘と一緒にオーストラリア・メルボルンへ移住。ナチュラル・オーガニックのビューティのキャッチアップ、ヘルシーなフード、最旬のカフェ事情をはじめ、サステナブルのセミナーや取材など新しい分野にも取り組む。■ウェブサイト: https://www.natsumemadoka.com/
■Instagram: @madoka_natsume
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