富士山、サウナ、コース料理…BLANC FUJIで。自然の中で味わえる贅沢を
LIFESTYLE

2025.01.19

富士山、サウナ、コース料理…BLANC FUJIで。自然の中で味わえる贅沢を

昨年7月にグランドオープンした、富士山の麓、富士吉田・河口湖エリアにあるハイセンスな自然共生型ホテル「BLANC FUJI」へ行ってきました。

美しい富士の雪化粧、澄んだ空気の中で整うサウナ、山梨のジビエも堪能できるコース料理、冬のアウトドアステイの魅力もあわせてレポートします。

素材が魅せる柔らかなトレーラーハウス

BLANC FUJIの客室、各種アイテムには、とてもこだわりを感じました。それらは日常から離れられる一因にもなり、旅の気分を盛り上げてくれます。

まず、アメニティベースには、環境への配慮を感じるアイテムが揃っていました。エコ素材として注目されている天然の竹や、肌触りの良いコットン素材のアメニティは、使用感も優しい。

客室は、トレーラーハウスタイプのヴィラで、今回はサウナ付きの客室「Suite Villa -Sauna-」に宿泊しました。

外観は無骨で、自然の中に突然現れる無機質なトレーラーハウスは、非日常感があります。

中に入ってみると、一転してその空間の柔らかさに驚かされます。非対称な窓枠や、曲線の多い家具、木の温もりでトレーラーハウスの中ということを忘れてしまう。

洗面ボウルに天然の石を利用しているのも素敵。外にいても中にいても、自然を感じさせてくれます。

部屋は2つに分かれていて、こちらにもベッドが2台、トイレ、洗面台があり、こちらの洗面ボウルは木の化石のよう。不定形な鏡からも不揃いな自然を感じられます。

こちらのお部屋にはお風呂もあり、黒を基調としたスタイリッシュな内装。シャワーヘッドはReFa、シャンプー・コンディショナーは髪のダメージを抑制してくれる「LEAF&BOTANICS」のものでした。

電子レンジ、冷蔵庫、ケトル、コーヒーマシンなどのキッチン用品もありました。コーヒーは珈琲の専門店「春木屋/春木屋コーヒーロースタリー」の地のものを。

キッチン用品に加え、スピーカーも全てBALMUDA製。音に定評のあるBALMUDAのアイテムで心地よく快適に過ごせます。

部屋着には疲労やコリを軽減してくれるというリカバリーウェア「TENTIAL」。気持ちの良い肌触りに伸縮性のある部屋着は、快眠を促してくれました。マットレスと掛け布団は寝返りに特化した寝具ブランド「NELL」でした。

天然素材を生かしたセンスの良い内装は目にも優しく、知らず知らずのうちに癒やされます。睡眠にも重きを置いているアイテムで、身体も解きほぐすことができました。

横になれるリラックススペースのあるサウナ

客室についているプライベートサウナ内には、横になることのできるリラックススペースがありました。

快適すぎる…! 足先まで熱い温度を感じられ、末端にも血が巡るのを感じます。小窓から見える緑が心も整えてくれました。冬は雪景色が見えるのかと思うと真冬も良さそう。

ウッドデッキにある水風呂に入ったあと、インフィニティチェアに身を委ね空を見上げると、とてつもない開放感。冬だからこそ、澄んでキンキンに冷えた空気が肺に入ると、身体が綺麗になっていく、循環する感覚がありました。

ちなみに、水着(500円)やサウナポンチョ(800円) は有料レンタルがありました。

山梨ジビエを味わうフルコースディナー

アウトドアにおける食事といえば、BBQや冬やお鍋といった過ごし方が多い中、BLANC FUJIでは贅沢なフルコースディナーをいただくことができます。

薪火料理をコースで提供するレストラン「Incense」。

レストランは2ヶ所に分かれ、私たちは川のせせらぎが聞こえるRiverへ。

ムードのある照明が落ち着きます。

アミューズは、岩魚と秋野菜のパートフィロ揚げで、地酒と燻製クリームのスープにディップして食感を変えて味わうこともできました。燻製クリームの香りが、薪火料理のスタートを感じさせてくれます。

豚リエットのタルトには、ガーデンエリアで自家栽培したローズマリーが添えられていました。オードブルには、富士の介サーモンの昆布、もち麦と焼き野菜のサラダ仕立てと山梨らしい一品。

新火を強く感じる味わい深いひと品がこちら。新火ローストポークとナスのリゾーニパスタポルチーニの香り。新火もポルチーニも香りを楽しむ素材ですが、マリアージュし新たな味の引き出しが開きます。アルデンテしたパスタも少量で口に運び、ワインと一緒に丁寧に進めたい感動のお料理でした。

メインは、山梨県産えぞ鹿ロースのロースト。野生み溢れる味かと思ったら、肉は柔らかく、獣感は嫌なクセではなく美味しい個性として存在し、美味でした。

味の探究心が深まるお料理が続きましたが、最後に巨峰とマロンのスッキリとしたデザートで終了。お好みで、レストラン中央にある焚き火台でスモアもいただくことができます(追加料金 2,000円)。

客室にも三角の可愛らしい焚き火があったので食後、コーヒーを嗜みながら暖を取りました。

朝食は和朝食で、山梨らしくほうとうがあることと、薪火燻製の自家製ベーコンがここらしさを演出していました。

美しい富士の雪化粧が出迎えてくれるBLANC FUJIで、快適で贅沢なワンランク上のラグジュアリーなアウトドアステイを楽しんでみてはいかがでしょうか。

■アクセス
〒403-0032
山梨県富士吉田市上吉田東9-6-25
所要時間:車で約1時間半(東京→吉田IC→BLANC FUJI 無料駐車場有)

■料金
1泊2名料金 素泊まり 54,549円~/2食付き 76,100円〜

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