2024.12.19
SNSで話題のハローキティ展、多くの人に愛される人気の秘密は?
私たちの生活の中に、自然と溶け込んでいるキャラクター。日本では、キャラクターがコスメや食品、さまざまな企業とのタイアップに起用されることが多い傾向にあります。
その中でも、とりわけコラボが多い、日本を代表するキャラクターといえば、ハローキティを想起する人も多いのではないでしょうか。
私たちの生活に密接な存在のハローキティは今年が50周年。そのアニバーサリーイヤーを記念した展覧会「Hello Kitty展 –わたしが変わるとキティも変わる–」が、2024年11月1日から2025年2月24日まで上野公園内にある東京国立博物館 表慶館にて、開催中です。
少しノスタルジックな気持ちにさせ、そして未来への前向きな気持ちを刺激する本展覧会。今回は、その模様を写真たっぷりでレポートします。
気づかないうちにそばにいたハローキティ
私はかなりサンリオが好きで、大人になった今もサンリオグッズを多く持ち歩いています。
そんな私の持ち物を見て、多くの人が「懐かしい! 幼稚園の時のお弁当箱が…」「お母さんが好きで…」「〇〇のデザインの時にすごくハマって…」とそれぞれのエピソードを語ってくれる印象です。
第1章「Hello! memories-グッズ出身のキャラクターゆえに近づいたファンとの距離感-」のコーナーでは、ハローキティがコンテンツ出身ではなく、グッズから生まれたがゆえに統一された厳密なストーリーが存在しないこと。それゆえ、一人ひとりがハローキティとのエピソードを持っていることなどが語られています。
たしかにこうやって見ると、コンセプトによってグッズのデザインはさまざま。グッズラインナップも筆記用具から身だしなみグッズ、アパレルグッズなど多岐にわたることが見て取れます。
展示を見ながら「これ持ってた!」というグッズもちらほら。ノスタルジーな気持ちにさせてくれました。
「ほしい!」に寄り添い続けたキティ
ハローキティが多くの人の生活に密接している理由がもうひとつ。その秘密は第2章「Hello! Style-ファンの「ほしい!」に寄り添い続ける-」にてキュレーションされていました。
ハローキティは、ファンの成長に合わせて変化しています。
例えば、90年代後半から2000年代初頭にかけてのコギャルブーム。その際、ハローキティはトレードマークのリボンを外し、当時流行していたお花・ハイビスカスを耳元に飾ります。
これにより、ハローキティは女子高生を中心に大人気に。空前のハローキティブームが起こりました。
このほかにも、2章では5つのファッショントレンドに合わせて、ハローキティがどのように変化してきたかを、5つのボックスで紹介。
みなさんの心を掴んだファッションに、ハローキティが溶け込んでいたという事実に気づかされるかもしれません。
ファンだけでなく、大人女子にはたまらない展示会に
展示会では、本展オリジナル映像作品の上映やさまざまな企業やキャラクターとコラボし“KAWAII”を実現してきたハローキティの広がりをまとめたコーナーも。
30人のアーティストが「わたしとキティ」を題材に制作したイラストの展示など盛りだくさん。
展示会の最後には、人気のピンクキルトシリーズやデビュー当時のアイテムを模した大きなフォトスポットもあり。
これまでの人生に張り巡らされたハローキティとの記憶に想いを馳せながら楽しんでみてはいかがでしょうか?
©2024 SANRIO CO., LTD. APPROVAL NO. SP650123
ライター・インタビュアー。サンリオ・アイドル・お笑い・恋愛番組・ガールズムービー・サッカー…とにかくエンタメ好き!サウナと旅で体を癒しながら、マイメロディに囲まれた自宅でテレビとラジオ漬けの毎日を送っている。
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