入場無料なのに満足度が高すぎ!北欧で絶対訪れたい図書館3選
LIFESTYLE

2024.10.08

入場無料なのに満足度が高すぎ!北欧で絶対訪れたい図書館3選

読書好きの国民が多く、世界的に見ても図書館の利用率が高い北欧諸国。図書館は世代を問わず、コミュニティの中心地として活用されています。

そこで今回は、北欧にあるフォトジェニックでテーマ性のある、フィンランド・ヘルシンキ、スウェーデン・ストックホルム、デンマーク・コペンハーゲンの3つの図書館をご紹介。日本と北欧の図書館の違いについてもお伝えします。

北欧の図書館は、学び×市民の憩いの場として機能

日本の図書館は、周囲の邪魔にならないよう静かに過ごすイメージが強いのではないでしょうか? しかし、北欧の図書館はデザイン性、機能性などにおいて、自由に利用できる憩いの場であると感じます。

また、共有スペースの多さも日本とは異なるところ。一人で静かに作業できる空間はありますが、グループで話すことができるよう設置されたミーティングブースや、クリエイティブな活動ができるスペースが用意されています。

時代の先をゆく世界一の図書館「OODI(ヘルシンキ中央図書館)」

2018年12月にオープンした、まだ新しさを感じる図書館フィンランド・ヘルシンキの「OODI(オーディ:ヘルシンキ中央図書館)」は、最新設備が整う世界一の公共図書館(*1)に選出されています。

(*1)……2019年に国際図書館連盟(IFLA)が主催する「2019年公共図書館アワード」を受賞

国家独立100周年の記念に、政府から国民へのプレゼントとして贈られた“全ての人に開かれた場所”というコンセプトも素敵ですが、フロアごとに異なるテーマを持ち、あらゆるニーズに応えられるようなデザイン設計がなされているのが特徴。

2階では3Dプリンターやミシンで制作をする方や、ミーティングをしている方も見かけます。

3階は“本の天国”と称される、開放的で美しい空間。本がたくさんあるのに圧迫感がない理由は、すべての本棚が背丈ほどの高さだから。

なだらかな勾配があるフロアに、座り心地の良い椅子やくつろげるソファが並んでいるので、リラックスして過ごせます。建物の端にはキッズスペースがあり、子供たちも本や映像に触れながら思いっきり遊べます。

私が訪れた日は天気が悪かったので残念でしたが、テラスからの眺めも素晴らしいです。フォトジェニックなスポットがたくさんありました。

ストックホルムの美しい公園内にある「スウェーデン国立図書館」

スウェーデンのストックホルムも、魅力的な図書館の多い街。残念ながら観光客にも人気の「ストックホルム市立図書館」は2027年まで改修工事のため閉館していますが、今回は「スウェーデン国立図書館」をご紹介します。

ストックホルムの東側にある落ち着いたエリアの大きな公園「Humlegården」の中にある「スウェーデン国立図書館」。

1878年に建設された立派な建物の中にあり、メインの建物は230年以上の歴史があるとか。もともと「スウェーデン王立図書館」としてスタートしましたが、のちに「スウェーデン国立図書館」と名称が変更され、現在ではスウェーデンに関するすべての書籍、新聞、映像系作品が所蔵されている、由緒正しい場所。

内部は中世ヨーロッパの雰囲気を残している重厚な作りの本館と、モダンな造りが印象的な新館に分かれています。

スウェーデンでは知らない人がいないと言われる、童話作家”リンドグレーン”が描いた「長靴下のピッピ」の原画なども保管されているとか。

光の差し込み方が美しい新館の階段の近くのスペースは、開放的ながら静か。快適に仕事や勉強が進みそうです。

モダンと伝統が融合した“黒い宝石箱”!「デンマーク王立図書館」

デンマークの首都・コペンハーゲンにある「デンマーク王立図書館」は、とにかくスタイリッシュな図書館。デンマークの建築家であるシュミット・ハンマー・ラッセンがデザインし、1999年に完成した現代建築の名作と言われています。

コペンハーゲン港のそばで一際目立つ外観には黒い花崗岩とガラスが使用され、その色と角ばった多面体のデザインから“ブラックダイアモンド”と呼ばれています。

この1999年に建設された”新館ブラックダイヤモンド”と、1906年に建設された”旧館”が道路を挟んで共存しているのが特徴。

大きなガラス窓から日が差し込む新館はとにかくモダンで、開放的。旧館に繋がるフロアに行くにはエスカレーターで上がりますが、その時に見えるコペンハーゲンの眺めは圧巻! 水辺の向こう岸に見える街並みにうっとり。

館内は閲覧エリア、検索エリア、読書エリア、勉強エリア、ホール、カフェ、レストラン、ショップ…とあらゆるものが揃う、近代的なアートミュージアム!

旧館に隣接する「デンマークユダヤ博物館」やガーデン「The Garden of The Royal Library」も、のんびり過ごせる心地よい空間なので、ぜひ散策してみてください。

どの図書館も、清潔で治安が良く、充電用のコンセントやフリーWi-Fiはもちろん完備されているので、観光客も快適に過ごせる場所。

現地の言葉が分からない観光客にとって実際に読書をすることは難しいものの、建築やインテリアデザインなど空間そのものが美しいので、街歩きの休憩や、観光スポットとして立ち寄るだけでも満足できますよ。

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