フランス在住ライターがレポート!パリで起こる「コーヒーショップ」旋風とは
LIFESTYLE

2024.09.15

フランス在住ライターがレポート!パリで起こる「コーヒーショップ」旋風とは

パリに欠かせないカフェ文化。その文化に、「コーヒーショップ」と呼ばれる新たなトレンドが加わっています。地元パリジャン・パリジェンヌにも大人気のコーヒーショップを訪れてみました。

シックな内装にテラス席、黒いベスト&蝶ネクタイでビシッと決めたギャルソン。伝統的なパリのカフェには、こうしたイメージがあると思います。しかしここ数年のあいだで爆発的に増えているのが、パリの「コーヒーショップ」。テイクアウトに特化しているほか、コーヒー豆や植物性ミルクに力を入れた、新しいタイプのカフェです。

店舗面積が狭く、モダンな造りであることもコーヒーショップの特徴です。テーブル席は数えられるほどで、ウェイター・ウェイトレスの姿もありません。カウンターでオーダーし、その場で飲みものを受け取ります。中にはバリスタが常駐するコーヒーショップもあるので、美味しいコーヒーを片手にパリの街を歩くことができますよ。

パリでは約15年前からコーヒーショップが存在していましたが、一気に増えたのは2020年頃からです。そのテイストは、ニューヨークや東京のようにシンプルでスタイリッシュ。環境に配慮したコーヒー豆や、植物性ミルクのラインナップも豊富です。

これは現代パリジャン・パリジェンヌのニーズに大きく応えたものだと言えるでしょう。ミニマルな空間、健康志向、そしてテレワーカー向けのテイクアウト販売が、今のパリにぴったりマッチしているのです。

それではパリで人気のコーヒーショップをご紹介していきましょう。

パリでもっともファッショナブルなエリア、マレ地区にある「fringe(フリンジュ)」。こちらはコーヒーと写真展が一度に楽しめる、クリエイティブなコーヒーショップです。オーナーは写真家でもあるジェフ・ハーグローヴさん。わたしが訪れた際はオリンピック期間中ということで、スポーツに関する写真作品が並んでいました。

バリスタが常駐。提供するコーヒーはすべてシングルオリジンです

fringeはサイドメニューのスイーツにも力を入れています。人気はシナモン香るロール・ブリオッシュ! すべて手作りで、オーガニックの原材料を使用しているほか、生産者とも直接取引をしています。

特製のアイスコーヒーは、シェイカーにエスプレッソと氷を入れて作ります

fringeではパソコンの持ち込みもOK。アーティスティックな写真を見ながら、ゆっくりと作業ができそうですね。スタッフのみなさんもフレンドリーで温かく、快適に過ごすことができました。平日は朝8時30分からオープンしているので、朝食の利用にもおすすめです。

URL:http://www.fringecoffeeparis.com/

パリの最高級住宅地、サン・ルイ島にある「Minicafé(ミニカフェ)」。すぐ傍にセーヌ川が流れるという贅沢なロケーションです。しかしMinicaféの店舗面積は6㎡しかありません。パリでも一番小さなコーヒーショップです。

手作りのクッキーやMOCHI(大福)がサイドメニューに

2023年にオープンしたMinicaféは、日本、シンガポール、マレーシアといったアジアの国がインスピレーション源なのだとか。「アジアの街角で見かけた小さなコーヒーショップを、パリでも再現したい」という思いがスタートのきっかけだったそうです。

パリで大流行している抹茶ラテ。Minicaféでは日本と変わらない抹茶ラテを味わえます

Minicaféを出ると、すぐ傍にセーヌ川が見えます。晴れた日にはコーヒーを片手に、世界遺産のノートルダム大聖堂を眺るのも良いですね。

URL:https://www.instagram.com/minicafeparis

ミニマルでヘルシーな要素を取り入れたパリのコーヒーショップですが、「コワーキングスペース」として利用できるのも人気の理由だと言えます。パリではここ数年で、フリーランスや起業家の人口がぐっと増えました。つまり、自宅でもオフィスでもない「サードプレイス」の需要が高まり続けているのです。

洗練されたデザインで、こだわりの味を提供するコーヒーショップ。17世紀から続くパリのカフェ文化に、新たな風が吹き込んでいます!

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