2019.08.09
フランス人のいい香り、秘密は驚きのアイテムから
日本もフランスも夏本番。
湿度も気温も高く蒸し暑い季節に欠かせないのが、汗対策ですよね 。
ここフランスでも、老若男女問わずデオドラント対策はエチケットのひとつ。
今回はフランスで人気のアイテムを一挙レポートします。
香水がわりにも?実録フランス人のデオドラント対策
いわずもがなフランスといえば香水で有名な国。一説では、シャワーの代わりに香水をふりかけていた…なんて話も聞いたことがありますが、とにかくフランス人にとっていい香りをまとうことはとても大事なエチケットであり習慣です。
パリの街を歩けば、マダムもムシューも通りすがりにいい香りがする人が多いです。
香水はもちろんですが、香水とは違ったやわらかい香りが一体何か、周りのフランスの友人や家族に聞いて回ってみたところ、意外にも「制汗剤」という答えが返ってきました。
こちらは男性用の制汗剤、香水がわりにするムシューが多いそうです。
さらに話を聞いてみると、夏は香水がわりに制汗剤だけを塗る人、香水をつける場合でもあらかじめ制汗剤を塗ってから、と回答する人が多かったです。
香水がわりにもなるくらいなので、日本の制汗剤に比べるととにかく香りが強めで持続性があることが海外製の特徴といえるかもしれません。
とにかく種類が豊富。デオドラントコーナーのアイテムたち
街のどこにでもあるスーパーや薬局のデオドラントコーナーをのぞいてみました。
まずはスーパー。ぱっと見ただけでは、選びきれないほどの種類と数。
上には大きくデオドラントと書いてあります。
別のスーパーでもこのとおり。
日本ではスプレータイプが人気ですが、フランスではスティックタイプやロールオンタイプがポピュラー。
スプレータイプに比べるとニオイが長持ちすることや、持ち運びに便利なので人気だとか。
ロールオンタイプだけでもこんなに種類が。
薬局のデオドラントアイテムのコーナーは、 スーパーに比べると、特にデルモコスメ製品のデオドラントアイテムを中心となっています。
こちらは売れ筋、ラロッシェポゼの製品。
フランスで人気のデオドラント製品をピックアップ
さて数ある製品の中でも、今回は注目の3アイテムについてご紹介します。
◇不動の人気、 ETIAXIL で汗とさよなら
ETIAXILの製品たち一番左から敏感肌用(トリートメントタイプ)、敏感肌用(コンフォートタイプ)、普通肌用(トリートメントタイプ):すべて7.49€※店舗により価格が異なる場合あり
ETIAXIL のアイテムは、誰もが口を揃えてすすめるロングセラー商品です。
持続時間は 48 時間ととても長く、就寝前に使用するという一般的な制汗剤の使用方法とは異なった不思議なアイテムですが、効果は抜群。
こちらはフランスの薬局で入手可能です(日本でも一部オンラインで入手可能)。
◇ BIO なのにプチプラ! Ushuaia
一説では有害といわれる塩化アルミニウムフリーの 100 % BIO アイテム、 Ushuaia の制汗剤。
ロールオンタイプでコロンとしたパッケージがかわいらしく、香りはハイビスカスやバニラのほか、変わり種の生姜の花など種類も豊富。
こちらはスーパーなどで手に入り、価格も約 4 €からとお手頃。お土産などにも良さそうです♪
定番のハイビスカス。
フローラルな香りが1日中持続します♪
スーパーに販売されているUshuaiaのアイテムたち
◇ あの L’OFFICINEUNIVERSELLE BULY のアルムストーン
日本で近年話題になっている、フランスの超人気薬局「 BULY 」からは、有機栽培原料としたアルムストーンをご紹介。
アルムストーン(1つ3€)
使い方はアルムストーンを水に浸して塗るというシンプルなものですが、さっぱりした使い心地で消臭効果が期待できます。
またシェイビングのアフターケアにも消炎効果として使えるまさに一石二鳥な優れものです。
フランスの豊富なデオドラントアイテムたちはいかがでしたでしょうか。
すれ違ったときのいい香り…香水代わりのデオドラントアイテムの香りだったとは驚きです。
この夏、お気に入りのデオドラントアイテムを取り入れて、蒸し暑い夏を快適に過ごしてみてください。
元旅行会社勤務。結婚を機にパリに移住。パリのおいしいクロワッサン、ビル・アケム橋からのぞむ風景が大好きです。将来は大学院への進学、それと本場インドでヨガを学ぶのが夢。最先端のトレンドが集まる街・パリの最新オーガニックグルメや人気のカフェ、おみやげにぴったりなプチプラコスメをリアルタイムでお届けしていきます。
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