2023.08.27
イタリア人のお墨付き!ミラノに行ったら絶対食べたいジェラート3選
国民的スイーツ、イタリア人に愛されるジェラート
夏はもちろん、イタリア人が一年中食べているジェラート。ランチのあとジェラート屋さんに立ち寄るスーツ姿のビジネスマン、昼下がりにベビーカーとともにお店に訪れる親子、放課後ジェラート片手におしゃべりする学生、デイナーに招待された友人宅へのお土産に箱買いするファミリーなど、イタリアでは世代を問わず愛されている国民的スイーツです。
今回は、ミラノに来たら絶対チェックしたい、地元の人においしいと評判のジェラート屋さんをご紹介します。
<LA GELATERIA DELLA MUSICA>音楽にインスパイアされたジェラート
「LA GELATERIA DELLA MUSICA(ラ・ジェラテリア・デッラ・ムージカ)」は、ナヴィリオ運河を下ったミラノ中心地から少し離れた場所にあります。
日本語に直訳すると、「音楽のジェラート屋」という名前のこちらのお店は、ミラネーゼや外国人観光客がわざわざトラムに乗ってやってきて、列を作るほどの人気店です。
ジャズドラマーとして音楽を愛するファビオさんが作るジェラートは、ジャズの即興のようなひらめきと驚きに満ちていてとてもユニークです。
パンやバターを使ったジェラートや、ピスタチオと羊のリコッタチーズを組み合わせたジェラートなど、ここでしか味わえないジェラートは、もちろん全て手作り。旬の食材を使って、毎朝店内で作られています。
それぞれのジェラートにはミュージシャンや音楽にまつわる名前がつけられています。お店の一番人気は、いくつかバリエーションがあるピスタチオ味。
注文の仕方は、まずレジでコーンかカップかを選び、フレイバーの数またはサイズを伝えます。お会計を済ませたら、ジェラートのカウンターに移動して、フレイバーを決めます。
今回は3つのフレーバー(3.5ユーロ 約500円・税込)を注文。
「CARMEN CONSOLI」は、焙煎ピスタチオと自然塩がマッチした、甘さ控えめの大人の味わい。キロ単位で購入するお客さんもいるそうです。音楽のようなひらめきの中にも、ファビオさんの経験とこだわりが詰まっています。
<CREMA>高級感漂う大人の絶品ジェラート
続いてこちらの「CREMA(クレーマ)」は、落ち着いた雰囲気のジェラート屋さんです。
お店の一角でジェラートを作っている様子を見ることができます。
材料にこだわりぬいた数種類のバニラ、リコッタ、卵とワインが入ったザバイオーネなど、個性が光るフレーバーが揃います。
どのジェラート屋さんでも、フレーバーのチョイスには迷ってしまうもの。そんな時は気軽にテイスティングさせてくれます。店員さんにぜひ声をかけてみてください。
3フレーバー(5.5ユーロ 約800円・税込)をオーダー。他のジェラート屋さんと比べるとやや高めですが、さすが、高級感のある大人の味わい。シックで広い店内のテーブルやカウンター席で、ゆっくりと落ち着いてジェラートを味わうことができます。
<IL MASSIMO DEL GELATO>チョコレート系ジェラートと言えばここ一択
最後にご紹介するのは、チョコレート系ジェラートでは右に出るものがいない「IL MASSIMO DEL GELATO(イル・マッシモ・デル・ジェラート)」です。
オーナーのマッシモさんが出迎えてくれました。店内に大好きな日本人画家の絵を飾るほどの親日家です。
マッシモさんは「チョコレート系ジェラートのスペシャリスト」として、こだわりぬいたチョコレートフレーバーを作っています。カカオ100%、唐辛子入り、シナモン入り、グランマニエ入り、ラム入りなど、大人にはたまらない味から、78%水分の軽いビターチョコレート、ゴールド入り、クルミ入りなどなど、チョコレート系だけでも選びきれないレパートリーです。
3フレーバー(4.5ユーロ 約700円・税込)を注文しました。チョコレートはもちろんのこと、旬の果物を使ったフルーツ系ジェラートや、ピスタチオも絶品です。
ファミリーが多い立地のため、子供に人気のカラフルなアイスケーキも揃っています。
今回は、地元の人に愛されるミラノのジェラート屋さん3店舗をご紹介しました。気になるショップはありましたか?
世界中の人を虜にするイタリアのジェラート。ぜひ本場の味を体験しに来てくださいね!
映像ディレクターなどを経験し、ヨーロッパなどを旅した後に、NYに留学。そこで出会ったイタリア人の旦那さんとの結婚を機にミラノに。現在は育児の傍ら、通訳や日本食ケータリングのお仕事もしています。人との距離感やテンション、センスなどミラノの全てが大好き! 記事では街やそこに住む人々の魅力も伝えていきたいです。様々な形で日本とイタリアの橋渡しができればと思っています!
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