2019.09.30
パリの美術館にひっそり佇む隠れ家カフェ ローズベーカリー
先日パリに住む友人から、「まだ観光客にもあまり知られていない、地元で人気の穴場的隠れ家カフェがあるよ〜」と紹介してもらったので、今回はそちらのカフェに行ってみました!
隠れ家カフェの場所は・・・美術館の中庭
パリは9区、オペラ座から北に歩くこと約20分。目的地はもうすぐです。
今回の目的地、 Le Musée de la vie romantique(パリロマン派美術館)に到着です。
「あれ?カフェに行くんじゃなかったの?」と、思われた方、安心してください。
実はこの美術館の中庭に、隠れ家的カフェ「ローズベーカリー」はあります。
木漏れ日の下をぐんぐん進んでいきます。
風の通り道がとても爽やかで気持ちがいいです。
この日も多くの地元のお客さんで賑わっていました。
奥に進むと、正面に美術館の本館があります。
入場口でチケットの有無を聞かれますが、常設展の見学やカフェ利用のみの場合はチケット不要(入場無料)ですので、ご安心ください♪
季節によって館内に咲く花を楽しむこともできそうですね。
本館となりのアトリエ。特別展などに使用されているそうです。
せっかくなので、カフェに行く 前に常設の美術館も見学させていただきました。
美術館となる前は、この肖像画に描かれている画家アリィ・シェフェールが1830年に亡くなるまで、アトリエ兼邸宅としてここで生活していたそうです。
アリィ・シェフェールと親しかった女性作家ジョルジュ・サンドのジュエリーも展示されています。
著名なところではショパンやドラクロワ、リストなど、 19世紀を代表するパリの芸術家や知識人。いわゆるロマン派の方たちです。メンバーがこの館に集まり、賑わっていたころの雰囲気が伝わってくる気がします。
美術館を見学し終えたころにはすっかり小腹も空いたので、お待ちかね、ティータイムです。
本館のすぐ脇にカフェはあります。
こちらはテラス席。多くの方が木漏れ日の下に癒しを求め、訪れていました。
カフェ店内。
ここローズベーカリーは、パリの人気オーガニックカフェの一つ。日本の百貨店を含む世界各国に進出していて、 パリでは有名百貨店ボン・マルシェにもお店を構えています。
実はこちらは、昨年の6月にオープンしたばかり。オーガニック食材にこだわった惣菜やデザート、ベーカリーなどをいただけるとのことで、パリジャン・パリジェンのリピーターも続出しています。
注文は正面のカウンターで。メニュー表は白いボードに記載。
ベーカリー、デザートやキッシュなどカウンターに並べられているものからチョイスできます。
この日もおいしそうなデザートたちがたくさん!選ぶのに時間がかかりました(笑)
パリでは珍しいスコーンもあります。
さて迷いに迷って選んだのがこちら。ダークチェリーのいちごのソースがけパウンドケーキ(5.5€/約665円)
おいしいと評判を聞いていた季節のタルト(5.5ユーロ/約665円)
この日のタルトはアプリコット(杏)をふんだんに使ったもの。
木漏れ日の爽やかなカフェでいただくにふさわしい、甘酸っぱくそれでいて甘さ控えめのしっとりしたおいしいデザートでした。
またパリではアイスコーヒーがなかなか見つからないのですが、こちらではその貴重なアイスコーヒーやアイスカフェオレもいただくことができます。
写真は、左がアイスストレートティー(4.5ユーロ/約545円)右がアイスカフェオレ(5ユーロ/約605円)。
店内席からの眺めも抜群です。
まるでパリにいるとは思えないくらい、喧騒を忘れ、それぞれが思い思いに過ごす時間がゆっくりと流れていました。
晴れた日にふらっと立ち寄ってのんびり過ごせる癒しのスポットとして、日頃のストレスも解消されそうです。
パリの中心にひっそり佇む癒しのカフェ空間はいかがでしたでしょうか。パリにお越しの際は、こちらの隠れ家的美術館でぜひひと息ついてみてください。
元旅行会社勤務。結婚を機にパリに移住。パリのおいしいクロワッサン、ビル・アケム橋からのぞむ風景が大好きです。将来は大学院への進学、それと本場インドでヨガを学ぶのが夢。最先端のトレンドが集まる街・パリの最新オーガニックグルメや人気のカフェ、おみやげにぴったりなプチプラコスメをリアルタイムでお届けしていきます。
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