2019.08.07
横綱WELEDAに物申す? スイスで見つけたボディケアコスメ2選
スイスのコスメ事情を探る旅へ
スイスといえば、ヴァルモンやラ・プレリーなどの高級コスメが有名。
そしてオーガニックコスメでは、何といっても WELEDA (ヴェレダ)です。
我が家にも子供用を中心に、常にストックがあります。
昔からのビオ愛好家は、異口同音に近年品質が下がったと言いますが、それでも信頼度は抜群。
迷ったら、冒険せず手にとってしまうのが WELEDA だったりします。
現地スイスではどうなのでしょう。
事情を探るべく、ベルンのフェアトレードの店「 WELTLADEN BERN」を訪れました。
入口付近に、早速 WELEDA の夏限定コーナーがありました。イランイランのシャワージェルやオイルなどです。
その奥のコスメコーナーへと進みます。
エーデルワイスを配合した WELEDA のサンケアシリーズもありました。
全体を見ると WELEDA を贔屓している感はなく、スイスでも Dr. Hauschka などドイツ勢がやっぱり強い印象です。
スタッフにスイス製コスメのおすすめを聞いてみることにしました。
アロマコスメの第一人者「 FARFALLA 」
まずこちらが、イタリア語で蝶という意味の「 FARFALLA (ファルファラ)」。
スイス初のアロマオイル専門店として始まり、アロマをブレンドしたスキンケアコスメやヘアケアなども展開しています。
パッケージはパステル調でかわいいのですが、私は蝶が苦手なので、個人的には蝶以外のデザイン希望だったなーと思ってしまいました。
クレンジングは数種類あり、新陳代謝を促すグレープフルーツオイルのアロマで統一されています。
私は店員さんがお気に入りという、中央のクレンジングフォーム(19.9 フラン、約 2,200 円)を自宅で試してみることにしました。
レモンがミックスされた爽やかな香りで、朝の洗顔に最適。
カモミールによる肌への鎮静効果が期待でき、優しくきめの細かい泡は古い角質を取り除いて、洗い流すとしっとり潤います。
同じくグレープフルーツのパック(3.9 フラン、約 430 円)にはバンブーエキスが配合され、角質を除去して肌を柔らかく仕上げてくれます。
アルプス生まれの硬派コスメ「 SOGLIO 」
続いて紹介されたのが、「 SOGLIO(ソーリオ)」です。
女子心を刺激するラインナップの FARFALLA に対し、 SOGLIO は「アルプスの力でスキンケア」がコンセプト。最初に山ありきなのです。
SOGLIO とはアルプスの麓の村の名前(スイスのイタリア語圏にあるのでこちらもイタリア語)で、コスメもその近くで作られています。
パッケージデザインもダイナミックで、オシャレではないところが逆にクール。
ラインナップもシャンプーやボディクリームなど、男女問わず使えるアイテムが揃います。
登山後などのサンケアや、筋肉をほぐす効果が期待できる製品も充実。
SOGLIO のことを知れば知るほど、アルプスへの愛が感じられます。
自然へのリスペクトがベースにあってこそ、植物を丁寧に圧搾し、手間を惜しまず手作りされた製品のクオリティが保たれるのだと思いました。
スターターキット(17.8 フラン、約 2,000 円)を試してみることにしました。
タイムリーに筋肉痛があったので、鎮静作用が高いローズマリーマッサージオイルは特に嬉しかったです。
アーモンドオイルやシリアルオイルがバランスよく配合され、お風呂に入れても使えるそう。
足の疲労も溜まっていたので、ジェニパーなどの清涼感のあるオイルが入ったヤギのバターのフットケアバームも重宝しました。
他にも山系ハーブとアーモンドオイルなどの含有量が高いソープ、羊の乳清配合で肌の水分を調整してくれるボディミルクなどなど、保湿力と香りが最高で、疲れた体を癒してくれるアイテムばかりでした。
自分のために揃えたい FARFALLA と、家族で使いたい SOGLIO 、そして永遠の定番 WELEDA 。
それぞれに魅力がありました。
スイスコスメを発掘する旅は、まだ始まったばかりです。
映像ディレクターなどを経験し、ヨーロッパなどを旅した後に、NYに留学。そこで出会ったイタリア人の旦那さんとの結婚を機にミラノに。現在は育児の傍ら、通訳や日本食ケータリングのお仕事もしています。人との距離感やテンション、センスなどミラノの全てが大好き! 記事では街やそこに住む人々の魅力も伝えていきたいです。様々な形で日本とイタリアの橋渡しができればと思っています!
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