INTERVIEW
インタビューINTERVIEW | 2021.08.18浅田 舞 Mai Asada
スケートは一緒にいろいろ
乗り越えてきた「家族」。
各界の第一線で活躍する女性たちの美しさや
輝きの秘密に迫ります!
GUESTS
KIREI METHOD
浅田 舞
index目次
Mai Asada
浅田 舞
社交ダンスのために
ボディラインに
気をつけています
Instagramで見たんですが、かなり本格的に社交ダンスをしてるんですね。始めたきっかけは何だったんですか?
もともと両親がやっていて、子どもの頃に観に行ったのがずっと頭に残っていたんです。
始めたのは1年半前。何か運動を始めたくて、どうせなら長続きしそうなエクササイズがいいなと思ったんです。ジムで筋トレするのとかはあまり得意でないし、長続きしないけど、踊るのは好きだしいいかも、と思ったんです。
どれくらいのペースで練習しているんですか?
多いときは週3〜4回、1回につき3時間くらい練習しているので、アスリートに戻ったみたいです(笑)。
毎回すごく汗をかくんですが、それが肌にもいい気がします。
すごく体力を使いそうですね。
そうなんです。先生に「鍛えたほうがいい」と言われて、週1回、社交ダンスのための筋トレを始めました。
私がやっているのは社交ダンスの中でもラテン部門で、情熱的で女性らしい表現が必要なんです。8cmヒールを履いて踊るので、そのために全身を鍛えるようにしています。
始めてから変わったことはありますか?
ボディラインが出る衣装や練習着を着るので、体型に気を遣うようになりました。
30歳を超えて、ここからが頑張りどころかな、と。ガリガリすぎても社交ダンサーとしては美しくないので、こまめに鏡でチェックして程良い体型をキープするようにしています。あと、ヒールを履くことで足がむくみがちなので、お風呂上がりはマッサージしてリンパを流したりしていますね。保湿も同時にしたいので、肌が濡れた状態でオイルをつけて、かさつきが気になるところはボディバターを重ね付け。面倒臭いんですけど(笑)、ケアしておくと翌日、テンションが上がるので。
いい香りのボディクリームをつけて寝ると、良い睡眠にもつながりますよね。
食事なども気をつけてるんですか。
はい。美味しいものが大好きで基本的に好きなものを食べるけど、一人のときはサラダをメインにしたり、ヴィーガンのレストランに行くなどして調整しています。
スイーツが食べたくなったら、最近は白砂糖や牛乳を使っていないヴィーガンのパンケーキを食べるようにしています。体は食べるもので作られるので、ストレスを溜めないようにしながら、気をつけるようにしています。
ハマっているのは
都内での
ホテルステイ
料理は自分でも作るんですか?
料理はリフレッシュになるので大好きで、家にいるときは作っています。
今、挑戦したいと思っているのは、ホワイトオムレツ。最近、都内でホテルステイするのにハマっているんですけど、そのときに朝食で出てきたんです。卵白だけでできていて、中にパプリカや玉ねぎなどの具が入っているんですが、それがすっごく美味しくて! 白身だけだからヘルシーだし、おうちで食べられたら最高だなと思っています。
近くでホテルステイ、いいですね。
そうなんです。ホテルに泊まってジムとプールとスパを一日かけて満喫するの、いいですよ!
夜は部屋の天井にプラネタリウムみたいに星を映したりして…。妹と2人だったんですけど(笑)。
美容に目覚めたのは
30代になってから
ところで浅田さん、肌が本当にきれいですよね。
30代に入ってからは、ケアするようになりましたね。
それまではケアしていなかったんですか?
全っ然! でも30代からはケアをするかどうかで差がつくと聞いて。気をつけるようになりました。
老化を止めることはできないけど、遅らせることはできるかなと。今までは時間もなかったし、アスリートだからいいか! って思っちゃうところもあったんですけど、最近はヘアメイクさんなどに聞いていろいろケアするようになりました。
具体的にはどんなケアをしているんですか?
自分では保湿をしっかりするくらいなんですけど、最近はハイフや毛穴洗浄など、プロの手を借りてケアすることもあります。
この間は初めて肝斑の治療、レーザートーニングもしました。翌日モチモチになったりして、気分も上がるんですよね。外のロケが多くてうっかり日焼けをしちゃうこともあるし、ビタミンを摂るなどインナーケアにも気をつけています。
サプリメントを飲んでいるんですか。
はい。ほかにも朝は酵素ドリンクを飲んだり、地方ロケのときはスティックタイプの青汁や桑の葉茶を持って行きます。
ロケでは食べることが多いので、気休めでもあるんですけどね。
大学時代の私服は
毎日ジャージでした
選手時代は美容に興味がなかったとはいえ、大会のときなどのメイクは自分でされていたんですよね。
小学校高学年くらいから、ヘアメイクは全部自分でしていました。
髪はお団子やポニーテールにしてガッチガチに固めて、目元にはアイラインを引いて…。基本的にずーっと同じメイクだったので、今後、機会があったら今日みたいなきれいなメイクをして、衣装にもこだわってアイスショーに出てみたいですね。
大会以外でメイクをすることはなかったんですか。
学生時代は、ほぼすっぴんでした。
毎日、授業が始まる前に練習して、授業が終わったら夜10時か11時くらいまで練習して、という生活だったので。周りもメイクしている人はいないし、たまに取材が入ったときは眉だけ描く、という感じでした。洋服もジャージしか持ってなくて、大学に入ったときに「あれ、私服がない」と思って。体育学部だったので本当恥ずかしいんですけど、ジャージで学校に行けちゃう。最近は周りにおしゃれな人が増えたので、自分も真似っこしながら興味を持ってきたという感じで、とても楽しいです。
選手時代、
悩んだこともあるけど、
今は笑って話せます
現役のときは体型キープで苦労したことはありましたか?
高校生くらいのときは、食欲もあるしお菓子もすごく食べていたんですけど、基本的には毎日ハードな練習をしているので、そこまで体重が増えることはなかったです。
でも私、20歳くらいのときは今より15kgくらい太ってたんですよ。
15kg!?
すごいおデブしてました(笑)。
そのときは完全にストレス太り。フィギュアのことも、自分のこともすごく悩んでいたので、食べてストレス発散していたら、みるみる太りました。
そこからどうやって痩せたんですか?
運動と食事制限ですね。
テレビに出るようになって、かわいい服が着たいと思ったし、周りの人も細いじゃないですか。それで徐々に頑張って減らして今に至る感じです。あと何より、その頃彼氏ができたこと。そのパワーは絶大でした(笑)。
アスリート時代のストレスって、本当に大変だったんですね…。
特に思春期は前向きに取り組めないこともありました。
でも私の軸にはもちろんずっとフィギュアスケートがあって、切っても切れない家族みたいな存在。競技から離れて色んなお仕事をさせていただくことで視野が広がり、当時はなんて小さな世界で悩んでいたんだろうって気付かされました。
今はアイスショーにも楽しんで出られるようになりましたし、スケートにはすごく感謝しています。
ああ、良かったですね。
今まで視野が狭くてもったいなかったな、って。
学生時代、もっと早く知っていればと思います。
でもその辛かった時代が今の糧になってもいますよね。
そうですね。今まで自分が成長したと感じられることって少なかったんですけど、学生時代の友だちと集まって、昔のことを笑って話せるようになったことで前進してるんだな、と感じたりします。
今はいろんな人に出会ったり今までになかった経験をさせてもらえることが本当にありがたいし、以前なら落ち込んでいたことも、視野が広がって楽しいと感じられるようになったと思います。
ドラマがきっかけで
私の中で韓国ブームが
来ています
浅田さんは今まで留学や遠征などでいろいろな国に行ったと思うんですけど、良かった旅先はどこですか?
景色が印象に残っているのは、スペインとフランスに挟まれたアンドラ公国。
中学生のときに行ったんですが、街がとにかくかわいくて、お花がいっぱいですごくきれいだったのを憶えています。あとはスペインのサン・セバスチャン。美食の街で有名で、バルがたくさんあって、昼間からシャンパンを飲んでピンチョスを食べたり…。ハンガリー、クロアチア、オランダも街がすごくきれいでした。学生時代に留学していたのは、アメリカがメインだったんですけど、好きなのはヨーロッパですね。
旅先で美容スポットに行ったりしますか?
テレビの仕事で、妹と一緒に初めてニュージーランドに行って、泥パックをしました。
そのときは時間を置き過ぎてパキパキに固まっちゃって落とすのが大変だったんですけど(笑)、すごくスッキリして。それ以来、今でも泥パックは週1回くらいやっています。
海外に行けるようになったら、いちばん最初にどこに行きたいですか?
とりあえずハワイとか、温かいところに行きたいです。
あとは今、韓国ドラマにハマっているので韓国ですね!韓国に行ったらアカスリしたり、コスメを買ったりしたいですね。
名古屋に帰ったら
汗だくで自転車を
漕いでいます(笑)
地元名古屋に帰ったときは、どんな過ごし方をしているんですか?
必ず行くのは<カフェサブヒロ>という、かき氷のあるカフェ。
ちょっと高級感があるかき氷で、アボカドミルク氷や和栗氷などがあって、どれも美味しいんです。
あとは家族とゆっくり過ごしますね。わんこたちもいるので。実家をエンジョイしています。
長期で帰ることが多いんでしょうか。
そうなんです。だから、名古屋に帰ると運動不足になるので、前回帰ったときに自転車を買ったんですよ。
どこか行くときは「現地集合ね!」って言って私だけ自転車で行くんですが、着く頃には汗だく!(笑) この間は実家から栄まで「車で15分くらいだから近いよね」と思って自転車で行ってみたら1時間くらいかかっちゃって。とにかく名古屋では、ジャージで自転車に乗って走り回っています。
名古屋に旅行に行ったら、おすすめのグルメはありますか?
名古屋グルメは独特で、味の濃いものや甘いものが多いんですけど、味噌カツ、手羽先、味噌土手煮などです。
私にとってはソウルフードで大好物。あ、そして、冷やし中華にはマヨネーズをかける!
美味しそうですね!
すごく美味しいですよ。
名古屋駅には<風来坊>っていうテイクアウトの手羽先屋さんがあって、みんなそれを新幹線の中で食べていたりします。
おすすめの観光スポットはどこですか?
熱田神宮という大きな神社があって、名古屋の人たちはみんな、初詣に行くんです。
パワースポットとしても知られていて、私も子どもの頃から毎年、家族で行っていました。熱田神宮に行って、帰りに<あつた蓬莱軒>でひつまぶしを食べるっていうルート、おすすめです! あと愛知県のことでいえば来年、ジブリパークができるので、個人的にめちゃくちゃ楽しみにしてます。
お土産は何がおすすめですか?
まず「ぴよりん」です。
ひよこの形をしたフワフワのケーキなんで、気をつけて持って帰らないと崩れちゃうんですけど、それがかわいくてすごくおすすめ。日持ちするお土産だと、「ゆかり」っていう海老のおせんべい。なかでも、名古屋限定の、「ゆかり黄金缶」というのがあるんですけど、名古屋らしい金ピカの缶に入っていて、おすすめですよ!
これからの人生を
輝かせるために常に
新しいことに挑戦したい
今、挑戦したいことはありますか?
この仕事をしていると、自分が何かをやりたいと言う前に、「初めての体験」が舞い込んでくることが多いんです。
たとえば先日もテレビ番組でクライミングやカヌーをしたり、ホタルを見に行ったり、楽しい体験づくしの毎日を送っています。なんでもやってみると楽しいし、何かに繋がったりするんだなと思っています。年齢を重ねると、新しいことを始める一歩が億劫になっていったりするのかなと思うけど、視野を広げるためにもなんでも恐れず挑戦するということをこれからも大事にしたいと思っています。
YouTubeも始めたんですね。
そうなんです!でもまだ1か月に1本しか上げていないのですが(笑)。
誰かとコラボするのがすごく楽しいので、やりたいですね。今回のスタイリストさんがフィギュアをやってみたいと言っていたので、コラボが実現したらうれしいです。テレビとは違った素の自分を出せるのがYouTubeだと思うので、楽しみながら素をどんどん出していけたらと思っています。
他には、キャンプや泳げないんですけど、趣味のスキューバダイビング、自由に旅ができるようになったら、ソニーのVlog用カメラを持って撮影する旅企画もいいですね。
浅田さんにとって、理想の女性像は?
亡くなった母が本当に理想の女性なんです。
子どもながらにすごく憶えているのは、子育てしながら仕事をバリバリしていて、すごかったなぁ…って。子どもたちに愛情を100%以上注ぐ人だったので、自分の時間なんてほとんどなく家族のために生きてて。今の年齢になって、なかなかそんなことってできないな、と実感しているんです。もし自分が結婚して、子どもを授かれるチャンスがあったら、そういうお母さんになりたいし、その反面、バリバリ仕事をしたいなというのもあります。今の時代は女性が強く生きていく時代だと思うので、私もその波に乗ってパワフルな女性でいたいなと思います。
最後に、キレイノートの読者の皆さんにメッセージをお願いします。
今回、「キレイ」をテーマにしたキレイノートさんに呼んでもらえるなんて、すごく嬉しかったです。
30歳前後のときって、人生の分岐点だったりしますよね。結婚して出産する人もいれば、バリバリ仕事を頑張るぞっていう人もいるし。そんな中、これからの人生を輝かせることができるかどうかは、30代になっても恐れず躊躇せず、新しいことに挑戦できるかどうかにかかっていると思うんです。いくつになっても遅くないから、趣味を見つけたり、新しく動き出したり、ご褒美がてら美容にお金をかけるのも大事だと思うし。自分にお金をかけられる年齢にもなってきて、ここからがめちゃくちゃ楽しいぞ! と。みんなで一緒に輝かしい30代を送れたらと思っています。
PRESENT
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2021年8月18日(水)~
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問い合わせ先
masaco teranishi (マサコ テラニシ)
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TEL:03-6274-8533
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取材・文/古屋美枝
撮影/天日恵美子
ヘアメイク/Mio(SIGNO)
スタイリスト/FUKAMI