円安でもヨーロッパを諦めない!今行きたい“穴場”の街・ワルシャワを1日で巡る
LIFESTYLE

2026.09.13

円安でもヨーロッパを諦めない!今行きたい“穴場”の街・ワルシャワを1日で巡る

ヨーロッパへ行きたいけれど、円安に加えて現地の物価高も気になる昨今。パリやロンドンなどの人気都市では、ホテルはもちろん、カフェでお茶をするだけでも「こんなにするの?」と驚くことが増えました。

そんな今、ヨーロッパ旅の選択肢として注目したいのが、ポーランドの首都・ワルシャワです。

実際に訪れてみると、歴史ある美しい街並みがありながら、感度の高いカフェやレストランも充実。さらに、西欧の主要都市と比べて、食事やカフェ、スーパーでの買い物まで、かなり楽しみやすい価格でした。

ワルシャワ・ショパン空港から市内へはアクセスもしやすく、中心部も比較的コンパクト。今回はヨーロッパ周遊の途中でも立ち寄りやすいワルシャワを、実際に巡ったスポットとともに1日コースでご紹介します。

まずはワルシャワ旧市街へ。絵本のような街並みを歩く

ワルシャワを訪れたら、まず向かいたいのが旧市街。

石畳の道にカラフルな建物が並び、ヨーロッパらしい景色が広がります。しかし、この美しい街並みの背景には、ワルシャワが歩んできた歴史があります。

第二次世界大戦によって街の大部分が破壊された後、市民たちによって歴史的な街並みが再建されました。その復元は高く評価され、ワルシャワ歴史地区はユネスコの世界遺産にも登録されています。

街の中心となる旧市街市場広場で探してみたいのが、剣と盾を手にした「ワルシャワの人魚像」。人魚は街のシンボルとして、市の紋章にも描かれています。

写真を撮りながら気の向くままに歩くだけでも楽しいエリアですが、現在の街並みがどのように生まれたのかを知ってから訪れると、その美しさがより印象深く感じられます。

王宮から庭園へ。歴史と緑を感じながら街歩き

旧市街とあわせて訪れたいのが、ワルシャワ王宮周辺です。

王宮前の広場から歩いていくと、整えられた庭園やヴィスワ川を望む開放的な景色へ。

ヨーロッパ旅行では、限られた時間でできるだけ多くの観光スポットを巡ろうと予定を詰め込みがち。でも、ワルシャワでは名所から名所への移動そのものが、ちょうどいい距離の散策になります。

歴史ある建物を眺め、緑の中を歩き、気になる場所があればベンチでゆっくり休んだりと、余白のある楽しみ方ができるのも、中心部が比較的コンパクトなワルシャワならでは!

大学の屋上とは思えない!緑あふれる「ワルシャワ大学図書館」屋上庭園へ

旧市街から足を延ばして訪れたのが、「ワルシャワ大学図書館」

ここでのお目当ては、本ではなく”屋上”です。スタイリッシュなピンクとグリーンカラーが目を惹く建物の屋上には緑豊かな庭園が広がっています。

植物の間を歩きながらワルシャワの街やヴィスワ川を眺めることができます。観光客でも無料で気軽に訪れることができるのが、嬉しいですね。

旧市街のクラシカルな景色とは雰囲気が変わり、現代のワルシャワを感じられるのも面白いところ。有名な観光名所だけを巡っているとなかなか出合えない、街の日常に少し近づけるような場所です。

おしゃれなカフェ「Coffeedesk Kawiarnia」でひと休み

たくさん歩いたところで、カフェ休憩。立ち寄ったのは、Tamka通りにある「Coffeedesk Kawiarnia-Tamka」。コーヒーだけでなく抹茶なども楽しめる、ワルシャワの今っぽさを感じられるカフェです。

私が選んだのは、抹茶のオーツミルクラテとアーモンドミルクラテ。ここでは、抹茶のオーツミルクラテと、アーモンドミルクを使ったカフェラテを注文。価格はいずれも20PLN(約850円)で、2杯合わせて40PLN(約1,700円)でした。

歴史的な建築やショパンの街という印象が強かったワルシャワですが、実際に歩いてみると、こうした現代的でセンスのよいカフェが点在しているのも発見でした。

観光名所だけを追いかけるのではなく、気になるカフェを見つけてひと休みすると、ローカルな方々に溶け込める気がします。旅の楽しみのひとつですね。

ポーランドに来たら食べたい!名物「ピエロギ」

ランチやディナーには、ポーランドの伝統料理も外せません。今回訪れたのは、Powiśle地区にある「the EATERY trad.」

こちらは昔ながらのポーランド料理を、洗練された空間で楽しめるレストラン。加工食品に頼らず、パンやマスタード、マヨネーズなども店内で作っているそうで、ナチュラルなお味。伝統的な粉もの料理が提供されています。

ここで味わったのが、ポーランドを代表する料理のひとつ「ピエロギ」。小麦粉の生地で具材を包んだ料理で、日本の餃子にも少し似た親しみやすさがあります。

この日注文したのは、そら豆やじゃがいも、玉ねぎにベーコンを合わせたピエロギ「pierogi bób (boczek) małe」。小サイズは35PLN(約1,500円)でした。このほか、カッテージチーズとじゃがいも、玉ねぎを包み、ミントを効かせた定番のピエロギもあります。

「旅先ではローカルフードを食べたいけれど、旧市街のいかにも観光客狙いのお店は避けたい…」。そんな私も満足できた、モダンなレストラン。スタッフの方の英語も堪能なのでオーダーしやすく、ぜひおすすめしたい一軒です。

木曜日は入館無料!「POLIN」でユダヤの歴史とヘレナ・ルビンスタインに触れる

ワルシャワで訪れたい文化施設のひとつが、「POLIN ポーランド・ユダヤ人歴史博物館」

常設展では、ポーランドに暮らしてきたユダヤ人の約1,000年にわたる歴史や文化をたどることができます。

通常は常設展と企画展、日本語の音声ガイドを含めて45PLN(約1,920円)、企画展のみであれば、30PLN(約1,280円)。毎週木曜日は常設展と企画展を無料で見学できるのですが、私もちょうど無料日に訪れることができました。

訪問時には、クラクフのユダヤ人地区に生まれ、世界的な美容ブランドを築いたヘレナ・ルビンスタインの企画展「Helena Rubinstein. Beauty is your destination.」も開催中でした。

歴代の化粧品や広告、パッケージ、写真、衣装などを通して、女性起業家としての歩みだけでなく、自らのイメージを巧みに作り上げた人物像にも迫る内容で、美容に携わる私にとっても見応えのある展示。

※Helena Rubinstein. Beauty is your destination.は2026年6月17日から9月7日まで開催

ワルシャワの街を一望!文化科学宮殿の展望台へ

街歩きの締めくくりには、ワルシャワ中心部でひときわ存在感を放つ「文化科学宮殿」へ。1950年代に建てられた高層建築で、街を歩いているとさまざまな場所からその姿を見ることができます。

文化科学宮殿の30階にある展望台は、毎日10時から20時まで営業。入場料は大人30PLN(約1,280円)、4歳以上の子どもは25PLN(約1,070円)で、3歳以下は無料です。また、6月中旬から9月末までの金・土曜日は24時まで夜間営業が行われ、20時以降の入場料は35PLN(約1,490円)です。

展望台まで上がると、眼下に広がるのはワルシャワの街。旧市街で見てきた歴史的な景観から一転、近代的な高層ビルが建ち並ぶ、現在のワルシャワの景色も一望できます。

”歴史ある東欧の街”というイメージだけではない、変化を続ける都市としてのワルシャワを感じられる場所でした。

スーパーで物価チェック。ポーランド土産も発見!

海外へ行くと、つい立ち寄りたくなるのが現地のスーパー。お菓子や飲み物、日用品を見ていると、観光地だけではわからない現地の暮らしや物価を垣間見ることができます。

立ち寄ったのは、ポーランド最大手の食品小売チェーン「Biedronka」。街の至るところで見かける、地元の人の日常に根ざした庶民派スーパーです。

店内で見つけたのが、牛柄のパッケージがかわいいWawelの「Krówka mleczna」。Krówkaはポーランドで親しまれているミルク系のお菓子で、Wawelの商品はバターと全乳を使ったシンプルなミルクキャラメル。4つの材料から作られ、着色料や人工香料も使用されていないので、安心していただけます。

訪れたスーパーマーケットでは量り売りされていて、価格表示は100gあたり2.89PLN(約120円)と、かなりのお手頃価格。好きな分だけ購入できるので、自分用にはもちろん、気軽なバラマキ土産にもぴったりです。こうしたローカルなお菓子を探す時間も旅の楽しみのひとつですね。

円安だからこそ、旅先を少し変えてみる

パリ、ロンドン、ローマ…。ヨーロッパ旅行というと、どうしても有名都市に目が向きがちです。けれど、今回ワルシャワを実際に歩いて感じたのは、”ヨーロッパには、まだこんな旅の選択肢がある”ということ。

歴史ある旧市街を歩き、緑あふれる庭園へ行き、おしゃれなカフェやポーランド料理を味わったあとは、スーパーでローカルなお土産探し。1日でもさまざまな表情のワルシャワに出合うことができました。

円安だからヨーロッパを諦めるのではなく、今まで知らなかった街へ行き先を少し変えて、食事やカフェ、買い物を比較的気軽に楽しめることも大きな魅力。

次のヨーロッパ旅行では、そんな選択肢のひとつとしてワルシャワを加えてみてはいかがでしょうか?

RECOMMEND

CATEGORY