2026.08.23
都会の暑さを抜け出して。大多喜・養老渓谷で過ごす、緑と美食に癒やされる休日
忙しい毎日から少し離れて、深呼吸したくなる。そんな時に訪れたいのが、千葉県・大多喜町から養老渓谷を巡る小さな旅です。
昔ながらの町並みに溶け込む古民家レストランでゆっくりランチを楽しんだら、緑に包まれた養老渓谷へ。最後は、地元の素材を生かしたジェラートを味わってひと休み。
遠くへ旅をしなくても、豊かな自然と美味しいものに触れるだけで、気持ちはふっと軽くなるもの。今回は、暑い季節にもおすすめしたい、大多喜・養老渓谷で過ごす癒やしの休日をご紹介します。
築100年の記憶を受け継ぐ「宿と食事と喫茶 ローブン大多喜町」でランチ

最初に訪れたのは、城下町の面影が残る大多喜町に佇む「宿と食事と喫茶 ローブン大多喜町」。

古民家をリノベーションした建物には昔ながらの梁や柱が残り、木の温もりに包まれた落ち着きのある空間が広がっています。

印象的だったのは、古いものを単に残すのではなく、新しい役割を与えていること。大きなテーブルにも、かつてこの家で使われていたであろう木材が取り入れられているように見え、長い年月を重ねた家の記憶や温もりを受け継ぎながら、大切に使われていることが伝わってきました。
ローブンは2013年に東京都内で創業した洋食ワインビストロ。大多喜町では、房総の食材と古民家という土地ならではの魅力を掛け合わせた料理を提供しています。

ランチでいただいた「ハンバーグステーキ デミグラスソース」は、肉の存在感をしっかり感じる食べ応えのある一皿。濃厚なデミグラスソースが絡み、満足感たっぷりです。

もう一品は、季節限定の「鴨川産 黒鯛のアクアパッツァ」。淡白で上品な黒鯛に、トマトやハーブなどが合わさり、暑い日にも食べやすい爽やかな味わいでした。

食事はもちろん、建物そのものを眺めながら過ごす時間まで楽しみたくなる一軒です。
■宿と食事と喫茶 ローブン大多喜町
住所:千葉県夷隅郡大多喜町新丁17-2
公式HP:https://hotelroven.jp/
緑の中を歩いて養老渓谷へ。水辺で感じる天然の涼しさ
お腹を満たした後は、さらに山あいへと車を走らせて養老渓谷へ。
木々が生い茂る道を進み、緑に包まれた階段をゆっくりと下っていくと、少しずつ聞こえてくる水の音。その先に現れたのが「粟又の滝」です。

房総半島のほぼ中央に位置する養老渓谷は、豊かな自然が残る千葉県有数の渓谷。
真夏に訪れたこの日は、強い日差しが降り注いでいたにもかかわらず、木陰に入ると空気の印象が一変。水辺を吹き抜ける風や木々の緑が心地よく、街中で感じる暑さとはまた違う、自然の中ならではの涼しさを感じました。

水面に光が反射し、その向こうには滝と深い緑。何か特別なことをしなくても、ただ景色を眺めているだけで気持ちが静かになっていきます。
※養老渓谷では現在、一部遊歩道に通行規制があります。訪れる際は最新情報をご確認ください
■養老渓谷 粟又の滝
住所:千葉県夷隅郡大多喜町粟又157
旬の野菜や果物をジェラートに。「山里のジェラテリア 山猫」

散策後のひんやりスイーツを求めて訪れたのは、粟又の滝近くにある「山里のジェラテリア 山猫」。

大きな窓の向こうには一面の緑が広がり、ジェラートを味わいながら里山の景色を楽しめます。

山里のジェラテリア 山猫が大切にしているのは、千葉県産を中心とした野菜や果物の美味しさを引き出すこと。野菜ソムリエが手がけ、旬の素材を取り入れているため、季節によって出会える味が変わるのも魅力です。ジェラートは本場イタリアで学んだ理論をベースに独自開発されています。


この日は、ジェラートとソフトクリームをいただきました。
ひと口食べると、素材そのものを感じるようなやさしい甘さ。濃厚さで押すというよりも、野菜や果物が持つ味や香りを生かした後味で、散策後の身体にすっとなじみます。
窓辺の席に腰掛け、緑を眺めながら冷たいジェラートをひと口。そんな何気ない時間も、この場所ではちょっと贅沢に感じられました。
美味しいものと緑を求めて、里山へ
古民家で味わう丁寧なランチ、木々に包まれた養老渓谷、そして旬の恵みを閉じ込めたジェラート。
今回巡った場所に共通していのは、その土地にあるものを大切にしていることでした。
古い建物や木材を受け継ぎ、房総の食材を料理に生かす。豊かな水と緑の中を歩き、地元で育った野菜や果物を味わう。
都会から少し足を延ばしただけなのに、いつもの休日とは違う時間が流れていました。

予定をたくさん詰め込むのではなく、美味しいものを食べ、緑の中を歩き、また美味しいものと休憩する。そんなシンプルな過ごし方こそ、慌ただしい日常から心をほどいてくれるのかもしれません。

フリーランス。旅行、アウトドア、マリンスポーツが大好きな二児の母です。今1番楽しいことは、子供の成長に合わせて、日本国内・海外を旅すること。宿泊レポや美容体験、フードの記事が得意です。ヘルシーでアクティブな記事をお届けしていきます!
◆Instagram:@ayano_nico1209
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