2025.12.10
佐藤ありささんが秋のフランクフルトを満喫!サーカス&クルーズツアー体験
10代からモデルとして活躍し、結婚・出産を経て2017年からドイツで生活をしている佐藤ありささん。「“Foto”Journal」は、そんな佐藤さんのドイツでの生活を覗かせていただく連載です。ご自身で撮られたお写真とともに、エピソードをお話しいただきます。
第五回は、ライン川の支流のひとつ、フランクフルトを流れるマイン川からの景色のお話と、ありささんが人生で初めて観たサーカスのお話。秋~初冬のフランクフルトをどんな風に楽しんだのでしょうか。
前回マイン川にかかる橋の上からの風景についてお話ししましたが、今回はフランクフルトに来て初めてマイン川のクルーズツアーに参加しました。水上から見るフランクフルトの街並みは、地上から見る景色とはまた違う表情を見せてくれました。

世界的にオーバーツーリズムが問題になっていますが、この日のフランクフルトは観光客も少なく、地元の人がふらっと来て短い秋の景色を楽しんでいるようでした。私は友人と一緒に乗船しましたが、日本人は私たちだけ。船の中では軽食が買えるので、地元の人たちに混ざってお茶を飲みながらゆっくり景色を楽しむことができました。

クルーズツアーは上流行きと下流行きがあり、それぞれ50分(上流と下流の両方を巡る100分コースもあります)。今回、私が乗船したのは下流へ向かうグリースハイム閘門行きだったので、次回は家族とゲルバーミュレー方面に向かう船に乗ってみたいです。ドイツ語、英語に加えて日本語のガイドブックもありました。
この日は9月末でしたが、雲が多めの日だったので長袖のジャケットが重宝しました。



天気が落ち着いている日のマイン川は、どちらに向かって水が流れているのかわからないくらい穏やかで静か。歴史的な地区や博物館、金融センターの横を通り過ぎるので、水上からフランクフルトの街並みを満喫してみたい方はぜひ乗船してみてくださいね。
チケット代は大人1人15.5€(片道)。その日にふらっと来てもチケットは購入できると思いますが、事前予約がおすすめです。
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続いてこの秋、私が体験したのは「Circus auf dem Wasser WATERLAND」というサーカスです。街のあちこちで看板を見かけるようになって気になっていました。
そこで、子どもたちに「サーカスに行ってみたい?」と聞いたところ、二つ返事だったのでお友だちの家族と一緒に行ってみました。
実は私も人生初のサーカスでした。これまでなかなか行く機会がなかったので、前日はワクワク。

とはいえ今回のサーカスは、綱渡り、トランポリンなどはありましたが、オーソドックスなものとは少し違い、水中や水上でのアクロバットがメインのサーカスでした。
サーカス小屋の中には120tもの水を貯めたプールがあり、24mの噴水、色とりどりの照明の演出がありました。人魚やクラゲ、海賊に扮したアーティストたちの衣装も華やかで神秘的。水の演出だけと思いきや、火を使ったショーもあり、水面に映る炎がゆらゆらと幻想的で、間近で見るパフォーマンスに子どもたちと一緒に歓声をあげました。


休憩をはさみ、約2時間のウォーターショーでしたが、ショーとショーの間も大道芸を披露してくれます。観客を飽きさせない工夫もされていて、あっと言う間に時間が過ぎていきました。
子どもたちは、大道芸のおじさんのパフォーマンスが特に面白かったようで夢中になっていました。
フランクフルトに来てから本格的なエンターテイメントを観る機会がなかなかなかったので、今回のサーカスは良い思い出になりました。

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ドイツは真冬になると公園などの屋外で長時間遊ぶことが難しくなります。
なるべく室内で楽しめるイベントを探していたところ、「WOLFHAGER(ウォルフヘイガー)」という、ドイツ各地を回っている移動型人形劇がフランクフルトにやってくるという情報をキャッチしました。
そこで、サーカスに続き人形劇も観に行ってきました。

人形劇の内容は季節によって変わるようで、今回私たちが観た作品は「Die Eule mit der beule」という頭にコブができてしまった小さなフクロウのお話。とてもシンプルなストーリーでしたが、愛情あふれた素敵な作品でした。
ポップコーンを食べながら観劇できるので、子どもたちもリラックスしながら楽しい時間を過ごせたようでした。


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12月に入り、ドイツでの生活も本格的な冬支度に入っています。
クリスマスマーケット(開催期間は、2025年11月24日~12月22日)もはじまり、フランクフルトの街は個性豊かなクリスマス屋台が建ち並んでいます。
ドイツでの生活も8年目になりますが、冬季の乾燥はなかなか慣れません。
私は「d’Alba(ダルバ)」のホワイトトリュフファーストスプレーセラムを愛用しいているので、乾燥が気になるとシュッシュッとお肌に吹きかけます。


ヨーロッパの水は硬質なので、日本の軟水とはぜんぜん違います。水仕事をしたときは必ずハンドクリームで保湿し、お風呂後の髪の毛のケアもかかせません。

また、冷え体質なので日本で調合してもらった「NeRoLi herb(ネロリハーブ)」のハーブティーも愛飲しています。日本にいる時からあずき枕も冬の必須アイテムだったので、ドイツでも大活躍中!

これからは自宅で過ごす時間も増えると思いますが、工夫次第で寒い冬も楽しく乗り超えることができると思います。来たる本格的な冬に向けてみなさんの乾燥対策や、感染症予防も聞かせてほしいです。
クリスマス、お正月…そして来春を健やかに迎えたいですね。
Profile
佐藤ありさ
1988年生まれ。北海道出身。ファッション誌「Seventeen」のモデルオーディション「ミスセブンティーン2005」に選出され、専属モデルとしてデビュー。その後、「non-no」「MORE」「VERY」などでモデルを務める傍ら、映画などでも活躍。また、「Going!Sports&News」(日本テレビ系)ではお天気キャスターとしてレギュラー出演をはたし、活躍の幅を広げる。2016年に結婚、2017年に出産し、現在はドイツで暮らしている。
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語り/佐藤ありさ
文/安田ナナ



