物語の1ページにつむがれる、夢のようなホテルステイ「舞浜ビューホテル by HULIC」
LIFESTYLE

2025.11.12

物語の1ページにつむがれる、夢のようなホテルステイ「舞浜ビューホテル by HULIC」

2025年10月、舞浜ビューホテル by HULIC(旧東京ベイ舞浜ホテル)」が新たな姿へとリブランドオープンしました。

吹き抜けが印象的なアトリウムロビーに一歩足を踏み入れると、光が優しく降りそそぎ、旅のはじまりを祝福してくれるような開放感に包まれます。

東京ディズニーリゾートへのアクセスも良く、“遊びと癒やしのどちらも楽しめる”ホテルとして新たに生まれ変わりました。今回は、そんな舞浜ビューホテル by HULICの魅力を、実際の宿泊体験を通してご紹介します。

絵本の世界に迷い込んだかのようなコンセプトルーム

舞浜ビューホテル by HULICには、心ときめくコンセプトルームがあるのも魅力の一つです。

こちらのアラビアン・ミラージュルームは、アビアンナイトの世界を思わせる幻想的な空間。まるで時がゆっくりと流れる異国の夜にいるような心地になります。

エキゾチックでロマンティックな照明の演出も素敵でした。

黄色と紫を基調としたグローイングフラワールームは、花々がそっと光をまとう秘密の庭のよう。ベッドの壁には仕掛けがあり、照明を灯すと星のように光が瞬きます。まるで夜空を映したような優しいきらめきに、思わず見とれてしまいました。

どちらの部屋も、子どものころに描いた“ときめき”を思い出させてくれる、大人も楽しめるファンタジールームでした。

ノルディック・ヒュッゲルームで過ごす、心ほどける夜

今回宿泊したのは、北欧の“ヒュッゲ(居心地のよい時間)”をテーマにしたノルディック・ヒュッゲルーム。

北欧の古いおとぎ話の中に迷い込んだような温かい空間でした。

各コンセプトルームには、お部屋の雰囲気に合わせた撮影用の小物が置いてあるのも印象的でした。滞在の思い出がさらに華やかになります。

宿泊したお部屋は、上層階「ハースフロア」で、特典がたくさんありました。アトリウムロビーに位置する専用チェックイン会場や専用ラウンジ利用など、さまざまな特典付き。

ステンドグラスや薔薇の装飾が美しい専用ラウンジ、ファンタジーダイニングでは、スイーツやフィンガーフードを楽しみながら、海や富士山を望む贅沢なひと時を過ごせます。紅茶やコーヒーはもちろん、ワインやスパークリングワインなどドリンクのバリエーションも豊富です。

ほろほろ食感のとろけるクッキーも忘れられない味で、館内ベーカリーで購入できるのも嬉しい!

専用ラウンジは、到着日の12:00から出発日の16:00まで利用可能(22:00〜12:00は営業時間外)。

チェックイン前やチェックアウト後も、ゆったりとくつろぐことも。時間に追われることなく、旅の余韻を静かに味わえる。そんな優雅なひと時を叶えてくれます。

嬉しいプレゼントもありました。イタリア老舗ブランド「カルトゥージャ」のバスアメニティに、フェイシャルマスク。ディズニー近隣ホテルだからこそ、ありがたさが倍増するリラックスシート。ディズニー帰りに使用すれば、足も心も軽やかになります。

他にも、2階にあるスパ ローズの入浴無料、駐車場無料(ホテルHPの予約者限定)などの特典がありました。

リブランド記念ディナー「つむぐ」で味わう、想い詰まったの食事

夕食は、リブランドを記念した特別コース「つむぐ」。一皿ごとに想いが込められており、器や盛り付けの一つひとつに温かい意図を感じます。

「思い出」と名付けられたこちらのお料理は、羽幌産甘エビとホタテ貝のタルタル仕立てで、右にあるゆず、紫蘇、トマトのソースが折り重なり歴史をつむいでいく印象を与えくれます。

なぜ羽幌のものを使用するかというと、料理長が若き日を過ごした土地とのこと。その土地らしさを感じさせてくれるお料理はよくありますが、作り手のバックグラウンドを感じさせてくれるお料理は珍しく、印象に残りました。

皮目がさくさくに香ばしく焼かれた真鯛のポワレは、あさりの焼リゾットとともに。ホテルのある浦安市といえば、潮干狩りも有名で、リゾットのあさりは浦安の海を彷彿とさせます。和と洋が静かに溶け合う一皿で、香ばしさと旨味の余韻が印象的でした。

千葉県産しあわせ絆牛ロースのロティは、千葉らしくピーナッツバターとにんじんのソースが添えられていました。全体的に、味付けは調味料や香辛料のアクセントが心地よく、まるでテーマパークのようなワクワク感をくれます。

「丸と線」と題されたキャラメルポワールのムース・ショコラとフォンダン・オ・ショコラのタルトは、まるで二つの軌跡が寄り添うように描かれた繊細なデザイン。コースの締めくくりにふさわしい一皿でした。

「つむぐ」という名前にふさわしく、料理人の手からお皿へ、そして私たちの記憶へと、優しく想いがつむがれていくようなディナーでした。

 朝は、光に包まれるセミビュッフェスタイル

翌朝は、専用ラウンジが朝食会場に。メインを4種類から選び、サイドはセミビュッフェスタイルで楽しめます。

私が選んだのは、「ドレス・ド・オムレツ」。ふわふわの卵がドレスのように広がり、口当たりが滑らかで、卵の風味が感じられる優しい味わいでした。

もう一品おすすめは、「お芋のフレンチトースト」。自然な甘さと香ばしさが口の中でほどけるようで、朝の幸せを運んでくれます。

セミビュッフェの内容も充実していました。特にデザートのローズフィナンシェは、見た目だけでなく香りもバラの香りがしてお部屋のイメージにぴったり。

食後には、退席したことがわかるようにテーブルのバラをスタッフへお返しするという少しユニークな体験も。思わず笑顔になる、心温まる締めくくりでした。

2階のファンタジーダイニング前には参加型アートも。リボンを結び生まれる、新たな“つながり”がテーマです。

*****

「つむぐ」や「つながり」を大切にし、贅沢さや美しさだけでなく、滞在する人の“心の温度”を大切にしている舞浜ビューホテル by HULIC。一晩の夢がそっとつむがれ、帰る頃には、また次のページをめくりたくなる。そんな、また訪れたくなる余韻の残る滞在でした。

■舞浜ビューホテル by HULIC(旧:東京ベイ舞浜ホテル)
住所・アクセス:〒279-0031 千葉県浦安市舞浜1番地34
JR「舞浜駅」南口より無料送迎バスで約5分
公式HP:https://www.viewhotels.co.jp/maihama/

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