
2025.10.17
非日常体験がここに。リニューアルしたメゾン ポール・ボキューズで味わう至福のひと時
2025年9月20日、東京・代官山にある「メゾン ポール・ボキューズ」がリニューアルオープン。フランス・リヨンの名店「レストラン ポール・ボキューズ」の精神を受け継ぎ、伝統を尊重しつつ革新を重ねた洗練の空間と美食体験が魅力です。
今回は、試食体験を通して、リニューアル後の店内や料理、特別な空間演出をじっくり味わってきたのでご紹介します。

エレガントな空間とディスクリートな美食の世界
メゾン ポール・ボキューズは、アール・ヌーヴォー建築をベースにしつつ、現代的な素材とデザインを重ねた新しい響き―“エコーヌーヴォー”のコンセプトで改装されています。店内に一歩足を踏み入れると、光と陰影が織りなす奥行きのある空間が広がり、五感が自然と刺激されます。


メインダイニングは、リヨン本店の気品を受け継ぎつつ、現代的要素も取り入れられています。床には木片を巧みに組み合わせた幾何学模様のパーケットフローリングが採用され、クラシカルな優雅さと温もりを演出しています。壁面には、ポール・ボキューズの系譜を感じさせる装飾や写真が配されており、料理とともにその歴史を感じられる空間です。


サブダイニングには、ティファニー社製ステンドグラスや中庭の緑が取り入れられ、開放感のある洗練された空間となっています。会食や少人数パーティー、また結婚式ではチャペルとしての利用もできる設計。壁面の奥行き感と照明の陰影が、時間とともに趣を変える演出を加えており、結婚式やパーティーでも記憶に残るひと時を提供します。
シャリオデセールで味わう至福
今回体験したのは、ディナーで提供される「シャリオデセール」の試食です。


ワゴンに並ぶ「シャリオデセール」は、まるで宝石箱を開けたような美しさで、見た目の華やかさにまず心を動かされます。焼き菓子やムースなど一つひとつに丁寧な仕事が感じられ、味わいの繊細さにも感動しました。
空間の細部も見逃せません。オリジナルデザインの器や装飾には控えめながら上質なデザインの意匠が見られ、本国フランスを感じさせる優雅さがあります。


ショープレートはベルナルド社製のオリジナルデザインで、ゴールドのラインが印象的。歴史への敬意と革新の精神が息づいた料理は、口に運ぶたびにその世界観を体感できます。
細部に宿るこだわりと空間の魅力
メゾン ポール・ボキューズの魅力は、料理だけではありません。店内にはアール・ヌーヴォー建築を活かした精緻な装飾が随所にあり、華やかさと品格を兼ね備えた設えが感じられました。


サロンは、ヨーロッパのヴィンテージ品の装飾や、イタリア製陶磁器タイルの床材などを設え、パーティーや結婚式に相応しい華やかな空間。お食事だけでなく、装飾を眺めながら過ごすひと時にも格別の味わいを添えます。
まとめ
メゾン ポール・ボキューズは、伝統と革新が見事に融合したフレンチの世界を体感できる一軒。
アール・ヌーヴォー建築の美しさと現代的デザインが響き合う空間で、洗練された料理とデセールが五感を満たします。

料理やワゴンデザートの華やかさはもちろん、空間や細部の装飾に至るまで、訪れるたびに新しい発見があるのが魅力。今度は大切な人を連れて訪れたいと思いました。代官山でフレンチの真髄と五感を満たす体験を求めるなら、メゾン ポール・ボキューズは必訪です。
■メゾン ポール・ボキューズ
リニューアルオープン日:2025年9月20日
所在地:東京都渋谷区猿楽町17-16 代官山フォーラム B1F
アクセス:東急東横線 代官山駅 より徒歩6分
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週5フルタイム会社員×週末トラベルクリエイター(旅・食・ホテル)
大学卒業後、大手金融機関で6年間勤務し、その後IT企業に転職。平日は会社員として働きながら、週末や有給を活用して全国・海外のホテルステイやグルメを楽しむライフスタイルを発信中。ライターとしての執筆活動に加え、商品撮影、動画制作なども手がけ、ホテルや観光業界を中心にコンテンツ制作を行う。仕事も旅も全力で楽しむスタイルで、“働きながら旅を楽しむ”リアルな体験をシェア!
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