
2025.08.31
【オランダ】生誕70周年!ミッフィーの生まれ故郷・ユトレヒト
日本でも馴染みのある人気キャラクター「ミッフィーちゃん」の生まれ故郷で知られる、オランダのUtrecht(ユトレヒト)という都市をご存じですか?
オランダのほぼ中央に位置するこの街は、オランダにおける最も古い都市の一つであり、中世の街並みや緑豊かな運河の美しさでも大変人気があるエリア。ミッフィーの可愛らしい観光スポットからグルメまで、ご一緒にぐるっと街を散策してみましょう。
「ユトレヒト」ってどんな街?

現在のオランダの首都はアムステルダムですが、それまではここ、ユトレヒトが中世以前よりオランダにおける宗教の中心地であり、また17世紀のオランダ黄金時代では文化の中心的都市だった街といわれています。

街を南北に流れる運河が美しい街並み。観光エリアが集中している中心地は運河にぐるりと囲まれ、端から端までは徒歩で30分ほどの観光しやすい立地です。晴れた日にはボートに乗ったり、運河沿いに並ぶカフェやレストランでゆったりした時間を楽しんだりする人たちで大盛況。
まるで絵葉書のような、ずっと眺めていたくなる優雅で美しい景色が、この街の魅力のひとつです。

街のどこからでも望むことができる、ユトレヒトのシンボル「Domtoren(ドム塔)」。高さ112.32mを誇り、なんとオランダで最も高い教会の塔としても有名。チケットを購入すれば入場することができ、長い階段が続きますが、その歩いて登った先に待っている街を一望できる絶景を楽しみに足を運ぶ方が多いそう。他にも大聖堂など多くの歴史的建造物が多く残る古都の世界に、ここではどっぷりと浸ることができます。
今年で生誕70周年!

街中では「Miffy」だけでなく、「Nijntje」という文字をよく目にします。オランダではミッフィーの本名は、「Nijntje(ナインチェ)」。 これはオランダ語で「うさこちゃん」という意味で、この愛称で人々に長く愛されてきました。
なんと偶然にも、何も知らずにユトレヒトに訪れたこの日、”6月21日”はミッフィーの誕生日! 1955年に誕生してから、今年2025年で70歳を迎え、街中はお祝いムード。

現在日本でも「誕生70周年記念ミッフィー展」が開催中。神戸からスタートし、大阪・横浜・名古屋と全国各地を巡回予定。
ミッフィーシリーズの絵本全32作品の原画やスケッチなど日本で初めて一堂に公開されるなどもっと深く楽しく知ることができるイベントです。この記念すべき特別な年に、ぜひ足を運んでみてくださいね。
■誕生70周年記念ミッフィー展
公式ホームページ:https://miffy70.exhibit.jp
人々に長年愛されるミッフィーの世界
■Miffy’s Traffic Light

ユトレヒトでは街のいたるところに可愛らしいミッフィーモチーフを見つけることができます。中でも最も有名なのが、世界にひとつだけの「ミッフィーの信号」。ショッピングモールの目の前、レインボーの横断歩道が目印。

よーく見ると赤と青の信号でそれぞれ立ち止まったり歩いているミッフィーが。交差点で人通りがとても多いので、写真を立ち止まって撮るよりも、動画で記念に残すのがオススメですよ。
■お土産ショップ巡り

ウィンドーショッピングだけでも目を楽しませてくれる土産物店もずらり。キーホルダーから絵本、オランダで16世紀から生産されている有名な陶器「デルフト陶器(デルフト焼き)」のミッフィーまで様々なラインナップ。

キッチン用品や、各国の言語で書かれた描かれた絵本もありました。日本語だけでなくゆかりのある国の言語を記念に選ぶのも思い出になりますね。

私はカラフルなぬいぐるみの中からひとつお土産に。ミッフィーのバツ(×)は何を表していると思いますか? 実は、口ではなく「口と鼻の両方」を表しています。「シンプルに描く」ということを大切にしていた作者のこだわりのひとつなんだそう。
■MiffyとDick Brunaの像

街の西側に、ミッフィーの像があります。片側はディック・ブルーナさんの顔、もう片方はミッフィーの顔になっています。

ディック・ブルーナ(Dick Bruna)さんはオランダのグラフィックデザイナーであり絵本作家。ミッフィーやブラック・ベアの生みの親として知られています。お髭が生えているデザインの像はとても珍しいので、記念撮影必須ポイント!

こちらの優しそうな男性がディック・ブルーナさん。ある日、オランダの西側に位置する海に隣接したEgmond aan Zeeという街に休暇で訪れた際に白いウサギを見つけ、彼の息子にウサギの絵を描いてあげたのがミッフィーのはじまりと言われているんですよ。
■nijntje museum

ミッフィーミュージアム。こちらは博物館というよりも、お子さんが思いっきりミッフィーで溢れた可愛らしい世界で遊ぶことができる場所。英語だけでなく日本語での案内もあり、日本での人気の高さがうかがえます。

館内ではイベントスケジュールが組まれ、入場者は誰でも時間ごとに異なるマスコットたちと記念撮影をすることができます。

ミュージアム内併設のカフェでは限定メニューが楽しめます。ミッフィーデザインのサンドイッチやデザート、ドリンクも豊富。ぜひ訪れた際は、思わず写真に収めたくなるここだけのお食事を楽しんで。

これまで出版された絵本たち。初版から読み返したくなりますね。

大人も子どももキラキラとした表情で思い出を残す姿が何とも微笑ましく印象的でした。
オランダグルメとゆったり街散策

ユトレヒトはミッフィーだけでなく街歩きにもおすすめ。オシャレなブティックやレストランもあるのでゆったり1日楽しむことができます。
■Haring

市場が開催されている日には様々な屋台が出ていますが、中でもオススメがオランダ名物の魚料理「Haring(ハーリング)」。
年に1度、6月が初物の出回るシーズン! 生のニシンの頭や内蔵などを取り除いて塩漬けにしたもので、脂がのっていて絶品。
店員さんには、サンドかプレートか聞かれるのでお好みで。カットしないまましっぽを掴んで、上を向いて食べるのが現地流。お上品な方もぜひこれは豪快にパクっと食べてみてください!
■「MANNEKENPIS」Friet

オランダに9店舗展開しているフライドポテトのチェーン店。中でもユトレヒトには最多の4店舗があります。アツアツの2度揚げポテトに様々な種類豊富なソースをカスタマイズして楽しむことができます。私はピーナッツソースをチョイス。甘じょっぱくてやみつきに! 街歩きのお供にぴったりです。
■「FEBO」Kroketten

オランダにチェーン展開しているユニークな自動販売店。オランダ名物のクロケットやその他ホットスナックが自動販売機で購入することができます。
■「Banketbakkerij Theo Blom」

ご紹介したミッフィーの作者、ディック・ブルーナさんが通っていたとされるスイーツショップ。こじんまりとした店内からは甘い香りが漂います。

ミッフィーのお誕生日という特別な日だったので、店内は華やかに飾りつけされていました。

ミッフィーデザインのチョコや、クッキーなど迷ってしまうほど可愛らしいデザインのものばかり! 見た目だけでなくチョコレートのお味も濃厚で美味。お土産にもぴったりのスイーツが購入できます。

可愛くて食べられないな…と思いつつ。私はしっかり頭からガブリといただきました…!
■「Paper Moon」

オシャレな雰囲気の英語書籍の絵本専門店。広い店内にはオランダだけでなく世界中の絵本が並びます。

オランダの誰もが知っている絵本は? と店員さんに聞いたところ「オランダの子どもは小さい頃から読んでいて誰もが知っているわよ!」と、写真右側の本をおすすめしてもらったので、気に入ったものとあわせて記念に購入しました。英語だと内容も理解しやすいですよね。お気に入りの一冊が見つかる素敵なお店です。
これまでもこれからも愛される存在

知らない人はいないほど、世界中で長い年月の間変わることなく愛され続けてきたキャラクター「ミッフィー」。彼女が生まれた街はいかがでしたか? 日本でも絵本やグッズを手に取る機会がある際は、ふとこの景色が思い浮かんでいただけたら嬉しいです。70周年をぜひ一緒にお祝いしましょう!

ドイツ在住の元CA。システムエンジニアを経て客室乗務員となり、退職後2023年より家族とドイツに住む。学生時代に台湾留学でマスターした中国語と英語に加え、現在はドイツ語の資格取得に挑戦中。異文化交流と新しい体験を求めて、世界中を旅するグルメ探究者。旅先で味わった料理を自宅で再現するのが趣味。ドイツを中心にヨーロッパでの暮らしと旅情報をお届けしていきます。
Instagram:@wakana_log/@wakana_log_germany
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