【腸活でキレイを育てる】2つの材料を混ぜるだけ!発酵調味料「醤油麹」
FOOD

2025.08.26

【腸活でキレイを育てる】2つの材料を混ぜるだけ!発酵調味料「醤油麹」

「腸活」とは――。
一般的に、適度な運動規則正しい生活習慣、それとバランスのいい食事などによって、腸内環境を整えることをいいます。

中でも1日に数回は摂る食事は、数ある腸活の中でもアプローチしやすい分野のひとつ。そこで注目したいのが、発酵食品です。

そもそも発酵って?

発酵とは、カビ・酵母・細菌などの微生物が炭水化物やタンパク質などの有機化合物を分解する過程で、人間にとって有益な物質を作り出す現象のことをいいます。

そして、微生物の働きによって、もともとの食材の性質が人間にとって有益な状態に変化した食品発酵食品といいます。

微生物は、発酵の過程でビタミン類やアミノ酸などさまざまな栄養成分を作り出すため、食品の栄養価・健康調節機能を高め、腸内環境を整える、免疫力を上げる、代謝を上げる、ストレスの軽減、血中コレステロールの減少、さらに若々しさをサポートする抗酸化作用など嬉しい効果を期待できる――というわけなんです。

ちなみに、私たちが料理に使う味噌や醤油、酒、みりん、酢なども発酵食品。

特に出番が多い醤油は、発酵の原点でもある米麹と混ぜることで栄養価・美味しさがグンと上がった発酵調味料になるんです!

発酵の原点・米麹をそのまま食べられる発酵調味料「醤油麹」

「醤油麹」は、発酵の原点・米麹と醤油の2つの材料を混ぜるだけで作ることができる発酵調味料

腸内環境を整える効果に加えて、疲労回復に期待できるビタミン類が豊富で、米麹が生成する酵素の働きによって肉・魚などの素材を柔らかくしたり、旨味をプラスしたりしてくれるのが醤油麹です。

醤油の代わりにいつもの料理にかけて使えるので、献立に発酵食品がない日にも活躍してくれます。

そして、何といっても作り方が簡単なのが醤油麹の魅力です。

食料品売り場で購入できる2つの材料を混ぜるだけでいいので、早速作ってみましょう!

醤油麹の作り方

<材料>
●米麹(乾燥)……100g
●醤油……200ml

<作り方>
① 保存容器を煮沸消毒して、乾かす。

② 米麹をボウルに移し、手で細かくほぐす。

③ 米麹と醤油を混ぜる。

【POINT】米麹と醤油は、全量1度に混ぜてしまってOK!

【POINT】清潔なスプーンや箸で、空気を全体に送り込むように混ぜると◎!

④ ❸を保存容器に移したら、フタをする。

【POINT】発酵の際にガスが発生するので、フタは完全に閉めないように! キッチンペーパーやふきんを使い、輪ゴムをかけるのがおすすめです。

【POINT】醤油麹の熟成期間は常温で5~10日ほど(冷蔵庫なら2週間ほど)。作った日を記しておくと、完成の目安がわかって安心です。

【POINT】1日1回かき混ぜて、発酵を行き渡らせましょう。

【POINT】米麹がおかゆのようにトロっとして、柔らかくなったら完成!

【POINT】完成した醤油麹は雑菌が入らないようにしっかりフタをして、冷蔵庫で保管し、3ヶ月を目安に食べ切りましょう!

■醤油麹の使い方

醤油麹は、醤油の旨味がギュッと凝縮されて味わいが深く、香りが豊かです。食材を漬け込んだり、下味をつけたりするのに使われることが多い塩麹に対して、醤油麹は完成した料理の風味を整えるのにもおすすめ!

イチ押しは、納豆のタレにすること。発酵食品×発酵調味料のWの発酵パワーフードの完成です。

納豆に醤油麹を適量混ぜるだけでいいので、とっても簡単! お好みで、ブロッコリースプラウトやゴマを混ぜてアクセントにしても◎。

ほかにも、オリーブオイルとレモン汁、塩・こしょうと醤油麹を混ぜてカルパッチョに。

卵かけご飯の醤油の代わりにしても、美味しく食べることができます。

基本的には醤油の代わりに使えていろいろなアレンジも可能なので、ぜひ作ってみてくださいね。

※ 醤油麹は加熱調理NGではありませんが、酵素を上手く働かせるためには非加熱調理もしくは低温で、短時間の加熱がおすすめです

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