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2025.08.15

絶対食べたい!北海道で味わえる“映える”絶品ひんやりスイーツ6選

元TBSアナウンサーで、現在は故郷・札幌を拠点にフリーアナウンサーや文筆家としてご活躍のアンヌ遙香さんによる連載「now HOKKAIDO by Anne Haruka」。

今回は、アンヌさんが選ぶ「ひんやりスイーツ」について。アンヌさんの熱量溢れる文章をお届けします。

第十六回のテーマは…「ひんやりスイーツ」

とにかく猛暑がすごいですね。皆様いかがお過ごしですか。

今年は北海道ですら十勝などで40度近い気温を観測し、とにかく異常な暑さに道民も驚いたというのが本音。ただ、やはり本州や九州四国の暑さに比べれば、まだまだ「やさしさ」がある、といった印象でしょうか。

避暑地として、今年の夏はぜひ北海道にお越しいただきたいと道民としては心からおすすめしています。そして北海道にいらしたら、すこしでも身体を冷やす「ひんやりスイーツ」を満喫していただきたいですね。

故郷・北海道に帰ってきて感じたのが、とにかくソフトクリームやアイスクリームを提供するお店が多いということ。お酒を飲んだ後の「締めパフェ」文化もおなじみであるように、パフェも珍しい存在ではありません。やはり酪農大国というだけあって、ソフトクリームやアイスクリームはどこでなにを食べても正直美味しい。間違いありません。

ということで、今回はあえて、ロケーションなども含めて“フォトジェニックさ”を感じさせる「ひんやりスイーツ」を特集します。

映える写真を撮って目を、ひんやりとした美味しさで身体も舌も喜ぶ、まるっと嬉しいひんやりスイーツ、厳選6店をご紹介します。

“映える”ひんやりスイーツ6選

① 北大総合博物館「ミュージアムカフェぽらす」のソフトクリー夢

意外と知られていませんが、北海道大学は地元民の憩いの場所。敷地内は自由に出入りすることができ、自然あふれた広大な敷地はまるで公園のよう。ワンちゃんのお散歩をさせることもできてしまうのです。

中でも北海道大学総合博物館は、必ず立ち寄ってほしい場所。注目のカフェは1階の入口を入って右側です。北大博物館は無料で見学可能というのも嬉しい!

私はこちらのソフトクリー夢だけいただきによくお邪魔します。(ちなみに私は社会人としてお仕事をしながら北大の博士後期課程に所属しており、学生証を見せれば少し割引になります。もし身近に北大関係者がいらしたら、割引でカフェを楽しんで!)

ぽらすは「身体にやさしい」がコンセプト。できるかぎり肥料や農薬を使わない自然栽培野菜と北海道の素材にこだわって、すべて手作りしています。

西興部村のソフトクリー夢は西興部村「萩原牧場」さんの良質な水と青草だけで育った健康な牛の牛乳からできたというもの! 厳密にいうとこちらは牛乳アイスです。優しい味わいに身体が喜んでいる感じがします。

博物館もフォトジェニックですし、北大の雄大な空気そのものを思い切り吸い込むべし。

住所:北海道札幌市北区北10条西8丁目 北海道大学総合博物館 1F

② 「頭大仏」のラベンダーソフトクリーム

私が愛してやまない「頭大仏」。昨今インバウンドの方を中心にかなり人気の観光地となっています。

真駒内滝野霊園のシンボルとして建立された石像大仏ですが、世界的建築家・安藤忠雄氏が手掛けたのが「頭大仏殿」です。大胆にも大仏を丘で覆い、そのてっぺんからお顔が出ているという唯一無二のつくり。圧倒的スケール感には、ふだんお寺などに足を運ばない方であっても思わず厳かな気分になってしまうような、不思議な魅力にあふれています。

大仏殿の中は、ラベンダーのお線香の香りが心地よく、何種類もの鐘が独特の音のトーンを響かせており、海外の寺院にお邪魔しているかのような錯覚にも陥るほど。大仏ではありますが、不思議と宗教や文化を超えた優しい空間になっていると感じます。

その頭大仏殿の中にあるのが「ロタンダカフェ」。ラベンダーソフトを楽しみながら、窓から頭大仏を眺めることができるのです。

四季によって見えかたが全く変わる頭大仏。滝野霊園は「モアイ像」でも有名な公園型霊園で、純粋にこの場所そのものを楽しむことができます。

ひろーい敷地にはさまざまな仏像をはじめとした石像があり、写真撮影に忙しくなること間違いなし。

住所:北海道札幌市南区滝野2 滝野霊園 頭大仏殿

③ 「Be nut’s」のピーナッツソフトクリーム

札幌から車で1時間半ほどでしょうか。由仁町の美しい田園地帯にたたずむ、ピーナッツバターを使用したソフトクリームの専門店「Be nut’s(び~なっつ)」

私は子どもの頃からピーナッツバターを愛してやまず、実はこちらのお店は過去にも「キレイノート」でもご紹介したことがあります。

>>北海道在住・アンヌ遙香さんが選ぶ!本当に美味しい北海道グルメ8選

ピーナッツバターが練りこまれた濃厚なソフトクリームは一度食べたら忘れられない美味しさ。ワンちゃんも連れて行けるというのも非常にありがたく、実は今年初夏、再び足を運んでまいりました。

技術的にピーナッツバターとソフトクリームを混ぜ合わせるのはとても難しいのだとか。試作に試作を重ねた末に生まれたほかにはない濃厚ソフトを、絶景とともに楽しんでいただきたい!

札幌にもできてほしいなあと念じていたところ、このたび小樽に二店舗目がオープンしたそう。観光客の方はもしかしたら小樽の店舗の方が足を運びやすいかもしれませんね。

しかし由仁町のあのポスターのような絶景は一見の価値あり。皆様が想像する「よき北海道」の絶景がそこにはあります。

住所:北海道夕張郡由仁町西三川806

④ 「薄野喫茶 パープルダリア」の美しい夜パフェ

「ネオレトロ」な、夜に開店するすすきのの喫茶店。店内のみならず、名物のパフェもとんでもない美しさ。まさしくフォトジェニックな締めパフェを楽しみたい方にはもってこいです。

すすきので愛された名喫茶店跡地にオープンしたということで有名。イメージ的には江戸川乱歩の小説に出てきそうな、良い意味での妖しさがあって私はこの雰囲気が大好きです。

王道の喫茶メニューも提供されていますが、私は夜のパフェがお気に入り。季節によってメニューが入れ替わるので、何度足を運んでも新鮮です。とにかくおしゃれで趣があるので、このお店を知っているだけでも自慢できそう。

二軒目どうする? となった時、さらっとこのお店に友人、恋人、気になるあの人をエスコートできたらかっこよすぎます。ただ、人気店ですので、場合によっては待つ可能性もありますのでご注意を。

土曜日、日曜日や祝日は15時から営業しているので、夕飯時の前にかけつけてもよいかもしれません。私もフォローしていますが、Instagramの写真も美しく、眺めているだけでなんとなく幸せになるような魅力にあふれています。

住所:北海道札幌市中央区南6条西4丁目1番地11

⑤ 「円山茶寮」の猫といちごぜんざい

以前キレイノートの「猫特集」でもご紹介した名店。地下鉄東西線西28丁目駅からほど近い場所にある「円山茶寮」は、週末だと時間によっては待ちが出るほどの人気店。札幌で数少ない和風の甘味を味わえるお店であるのみならず、可愛らしい猫さんたちがそれぞれのペースでくつろいでおりたまりません。

初回はやはり、一番人気のメニュー「いちごぜんざい」で。

北海道には意外と、甘味処と呼べるところが少なく、店主が好きだったという小樽市の老舗「あまとう」のぜんざいをヒントに、甘すぎず食べやすいぜんざいを完成させたそう。

びっくりするぐらい大きめの器に盛られたいちごアイス、甘さ控えめのあんこ、甘酸っぱいいちごソースのハーモニーが最高。厚い層になっており、お腹いっぱいになります。

私はとにかく猫様に夢中。夏は扉を開け放しているので、お外と中を自由に行き来するそう。100%猫様にお会いしたいという方は、扉を締め切る冬場にも足を運んでみてください。近くで写真を撮りたい時や、触れてもよいかどうかは必ずお店の方にご確認くださいね。

お店自体も古民家を改装してカフェにしているだけあり居心地は抜群。ちょっとトトロの世界を想起させるような店内はいつまでもとどまりたくなります。

住所:北海道札幌市中央区北4条西27丁目1−32

⑥ 「柳月 スイートピアガーデン」のきなごろもソフト

道民の“ちょっと良いおやつ”でおなじみの「柳月」。白樺をイメージしたバウムクーヘンである三方六が有名で、デパートはもちろん、直営店舗も多くあり、私も柳月のポイントカードを持ち歩いているほど。

その柳月は十勝音更町に工場があり、宮殿のような「スイートピアガーデン」店では、限定のきなごろもソフトを楽しむことができます。

きな粉が香るソフトクリームに、柔らかなきなごろも(もちもちの美味しいお菓子です)と黒蜜ソースをトッピング。

コーンの中には、十勝小豆のつぶ餡がたっぷり入っていて、まるで最中のような味わいです。

「柳月」といえばイートインスペースが充実しており、リーズナブルで美味しいケーキを店内でいただく時には無料のコーヒーやお茶が飲み放題なのです。なんて良心的…。

また、こちらの音更町は広大な大地が特徴的な十勝に位置していますので、とにかく車窓の景色から目が離せない。

夕刻の幻想的な北海道の景色が特におすすめ。きなごろもソフトを楽しみながら、素晴らしい絶景を満喫してください。

ちなみに、音更町の道の駅には立派なドッグランもあり、ワンちゃん連れにも嬉しいポイントがたくさんですよ。

住所:北海道河東郡音更町なつぞら1番地1

*****

いかがでしたでしょうか? ひんやりスイーツのみならず、美しい景色などを満喫できるフォトジェニックポイントもお伝えしました。

夏から秋にかけての北海道での避暑、まだ間に合います! ぜひお試しを!

Profile
アンヌ遙香

1985年生まれ。北海道出身。2010年より小林悠名義でTBSでアナウンサーに。現在は札幌を拠点にフリーアナウンサー、文筆家、スクール講師などとして活動している。ゴールデンレトリバーの愛犬と仏像をこよなく愛す。
Instagram:@aromatherapyanne

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