世界最大級タラソプールから伝統ハーブ療法ジャムウ作りまで。アヤナバリで叶うウェルネス旅
LIFESTYLE

2025.08.12

世界最大級タラソプールから伝統ハーブ療法ジャムウ作りまで。アヤナバリで叶うウェルネス旅

本格的な夏休みシーズン到来。ポストパンデミックを迎えた今、世界的に「ウェルネス」をテーマにした旅への関心が高まりを見せています。忙しい日々で後回しにしがちな心と身体のメンテナンスを、あえて非日常の場所で見つめ直す時間が欲しい——そんな思いから、自分自身を深く労わる旅先が求められているのです。

なぜ今、バリ島でウェルネス旅なのか?

本格的な夏休みシーズン到来。ポストパンデミックを迎えた今、世界的に「ウェルネス」をテーマにした旅への関心が高まりを見せています。忙しい日々で後回しにしがちな心と身体のメンテナンスを、あえて非日常の場所で見つめ直す時間が欲しい——そんな思いから、自分自身を深く労わる旅先が求められているのです。

その中でもバリ島は、世界中のトラベラーが“癒やし”を求めて訪れる特別な場所。青く澄んだ空と海、南国の花々が咲き誇る緑豊かな自然、そして島に根づくスピリチュアルな文化。どれをとっても、心身を整える旅にふさわしい環境がここにはあります。

>>バリ島チャングーでサーフ&ビーチライフを楽しむ最新ウェルネスリゾート

近年では、そうした自然や伝統文化に加えて、最先端のウェルネス設備を備えたラグジュアリーリゾートも続々と登場。海水の力を活用したタラソセラピーや、インドネシアに古くから伝わる植物療法「ジャムウ」など、科学と伝統が融合した本格的なウェルネスプログラムが体験できるのも、今のバリ島ならではの魅力です。

さらに、直行便や乗継便を活用すれば日本からのアクセスも良好で、日本語対応スタッフが常駐するホテルも多数。リラックスしながらも安心して過ごせる環境が整っている点も、多くの旅行者に選ばれる理由のひとつです。

アヤナバリが選ばれる理由

バリ島といえば、美しいビーチやスピリチュアルな文化、そして豊かな自然で知られる人気リゾート地。中でも「AYANA Resort BALI(アヤナリゾート バリ)」は、世界中のゲストに選ばれ続けている特別な存在です。

その理由は、大きく分けて3つ。

1. 90ヘクタールの広大な敷地に多彩な施設が集結

インド洋を望む断崖の上に建つアヤナバリは、敷地面積なんと90ヘクタール。14のプール、30のレストラン&バー、そしてスパ施設など、1つの街のようなスケール感があります。

滞在中は海辺のカフェでのんびりしたり、スパでリラックスしたり、移動せずともバリの魅力をまるごと満喫できます。

2. 日本語対応で安心

日本語対応可能なスタッフが常駐していて、レストランや館内の案内も日本語表記が豊富。海外リゾート初心者でも安心して過ごせる配慮が行き届いています。

実際、取材時もチェックインからワークショップ予約までスムーズに進行し、ストレスフリーで過ごすことができました。

3. 自然と調和したラグジュアリー空間

建築やインテリアには、インドネシアの伝統美と現代的な洗練が融合。椰子の木が揺れるガーデン、海に沈む夕日が見えるルーフトップバー、静けさに包まれるスパルーム…その全てが心を落ち着かせてくれます。

2泊3日モデルプラン

Day 1
15:00 – Check in(チェックイン)at AYANA Resort BALI
16:00 – Resort Tour (館内ツアー)
17:00 – Sunset and dinner(夕日鑑賞&夕食) at Rock Bar

Day 2
08:30 – Breakfast(朝食) at Padi
10:00 – Thalasso pool experience(タラソプール体験)
12:00 – Lunch(昼食) at Spa Cafe
14:00 – Jamu experience(ジャムウ作り) at Jamu Shop
16:30 –  Sound Healing (サウンドヒーリング60分)
19:00 – Dinner(夕食) at Scusa Restaurant 

Day 3
6:30 – Morning Yoga(朝ヨガ)
8:00 – Breakfast(朝食) at Karang
10:30 – Morning walking(朝の散歩) at Tevana
12:00 – Check out(チェックアウト)

アヤナバリといえばRock Barが有名ですが、今回はウェルネスをテーマに、特に印象深かった3つの時間を中心にご紹介します。

①世界最大級のピュアタラソセラピープール体験
②インドネシア伝統のハーブ療法「ジャムウ」作り
③朝ヨガとヒーリングボウルで感覚を研ぎ澄ます静かな朝

海の力に包まれる。世界最大級のピュアタラソセラピープール

アヤナバリを訪れたら、ぜひ体験してほしいのが「タラソセラピー(海洋療法)」です。

併設されたピュアタラソセラピープールは世界最大級で、そのスケールと内容の充実度に、世界中から訪れるウェルネス志向の旅人たちを魅了しています。

ここで使われているのは7億リットルもの海水。バリ島沖から引き入れた新鮮な海水をろ過・加温し、最適な温度とミネラルバランスに調整して使用するというこだわりぶりです。

プールは単なる“遊泳用”ではなく、12種類の水流・水圧を利用した本格的なエクササイズコースになっています。強めのジェットバスで全身をほぐす「マッスルリリースエリア」や、足裏を刺激しながら歩く「ウォーキングコリドー」など、部位ごとに異なる効果が設計されており、約2時間かけて順番にめぐっていくことで、まるで水の中で受ける全身トリートメントのような感覚に。

特に印象的だったのは、バブルバスエリアでのリラックスタイム。

穏やかな気泡が肩や背中を優しく包み、目の前にはインド洋の水平線が広がります。ただ静かに海を眺めながら、深く深呼吸をする——そんなシンプルな時間が、驚くほどのリセット効果をもたらしてくれました。

海水に含まれる豊富なミネラルが代謝促進や老廃物の排出をサポートし、次第に身体が軽くなるような心地よさに包まれます。

タラソセラピーで心身がリフレッシュされた後は、スパエリア内に併設された「スパカフェ」でひと息つくのがおすすめ。

地元産の新鮮なフルーツやハーブをふんだんに使用したヘルシージュースやスムージー、伝統的なジャムウなど、身体に優しいメニューが豊富に揃っています。「グロウ&シャイン」や「デトックス」などのドリンクは、ターメリックやジンジャーなどのスパイスを使い、美容や健康をサポート。

サラダやビーガンバーガーなどの軽食もあり、木々に囲まれたテラス席でゆったりとした時間を楽しむことができます。風にそよぐ椰子の葉の音を聞きながら、日常の緊張がふわりとほどけていくのを感じました。

自分の体質に合わせて調合する、インドネシア伝統のハーブ療法“ジャムウ”

アヤナバリのウェルネス体験でもうひとつ外せないのが、インドネシアに古くから伝わる植物療法「ジャムウ」のワークショップです。

「ジャムウ」とは、ターメリックやジンジャー、タマリンド、クルクマなど、数十種類ものハーブやスパイスを体調や目的に応じて組み合わせ、ドリンクやペーストとして取り入れる自然療法のこと。女性の月経トラブルや更年期のサポート、消化促進、免疫強化など、さまざまな効能があるとされ、現地では今も日常的に飲まれている伝統的な健康法です。

ワークショップでは、まず簡単なカウンセリングからスタート。

冷え性や疲労感、肌トラブルなど、参加者それぞれの悩みや体質に合わせて、スタッフがおすすめの素材を選んでくれます。

用意されたハーブやスパイスの香りをひとつずつ確かめめながら、自分だけのオリジナルブレンドを決めていく時間は、まさに「五感で楽しむセルフメディケーション」といった趣き。

選んだ素材はすべて自然由来で、すり鉢と乳棒を使って手作業で丁寧にすり潰していきます。

粉状になったら、そこに温かいお湯やタマリンドジュースなどを加えてよく混ぜ、完成したジャムウをその場でテイスティング。素材によってはスパイシーさが際立つものもありますが、不思議と飲みやすく、身体の奥からじんわり温まるような感覚がありました。

自分で調合することで、単なる体験を超えて、「自分の身体と向き合う時間」になるのがこのプログラムの魅力。「毎日飲みたいくらい」「旅から帰っても続けてみたい」という気持ちに駆られて日本に買って帰ったほど。滞在中のひと時を超えて、ライフスタイルに寄り添うウェルネス体験として印象に残るワークショップでした。

五感を研ぎ澄ます、朝ヨガやヒーリングボウル

アヤナバリのウェルネスステイでは、心のチューニングも大切なテーマのひとつ。

空が淡いピンクに染まる早朝の時間帯には、インド洋を望む静かな芝生エリアで毎日モーニングヨガが開催されます。

日の出とともに始まるセッションは、呼吸を整え、身体をゆっくりとほぐしながら、心にも穏やかなスペースをつくっていくような内容。ヨガ初心者でも参加しやすいよう、インストラクターが一人ひとりの動きを丁寧に見てくれるので安心です。

さらに、別日に参加したのがヒーリングボウルのワークショップ。金属製のボウルを使って音と振動で心身を整える、サウンドセラピー(音響療法)のひとつで、ボウルを木槌で優しく叩くと、深く響く倍音が体内に共鳴するように伝わり、不思議な感覚に包まれます。

ヨガマットの上で仰向けになり、目を閉じてただ音の波に身を委ねていると、ふと意識が遠のき、気づけば深いリラクゼーション状態に。

「整える」ことは、身体をケアするだけではなく、心に余白をつくること。

アクティブに体を動かすだけでなく、こうして五感で整える静かな時間も、旅の中ではとても大切だと実感しました。

心と身体を“再起動”する、2泊3日のウェルネスステイ

断崖の上に広がる広大な敷地、目の前に広がるインド洋、そして潮風に包まれる非日常。

ここは単なるラグジュアリービーチリゾートではなく、自分を整えるためのウェルネスの聖地。

ピュアな海水を使ったタラソセラピーで全身をほぐし、ジャムウで身体の内側から整え、自然の中で深く呼吸しながらヨガや音に身をゆだねる。アヤナバリで過ごした2泊3日は、単なる癒やしや休息にとどまらず、忙しない日常から距離を取り、心と身体をリセットする“再起動”の時間でした。

再び前を向くためのエネルギーをチャージし、軽やかな気持ちで新しい毎日へと戻っていける——そんな感覚を味わえる滞在です。

そして、何より印象的だったのは、どの体験もバリ島の土地や伝統に根差していること。科学的な知見に裏打ちされた本格的なウェルネスプログラムでありながら、どこか人の手のぬくもりや自然のエネルギーを感じられる——そんな“バリらしさ”こそが、この場所を唯一無二のウェルネスデスティネーションたらしめているのだと実感しました。

「ただのバカンスでは物足りない」「自分自身を見つめ直したい」

そんな気持ちを抱くあなたにこそすすめたい、心と体を整えるウェルネスステイ。

この夏、アヤナバリで、自分自身と静かに向き合う時間を過ごしてみませんか?

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