
2025.08.10
東京駅から乗換えなし!夏の週末は海・グルメ・温泉ぜんぶ叶う「伊東マリンタウン」へ
ドライブ中のひと休みに、地域の名産品を目当てに。“道の駅”を利用したことがある人も多いのではないでしょうか。
道の駅は、道路利用者のための休憩施設といった一面を持つことからも“車でプラッと立ち寄る場所”という印象が強いかもしれません。
ですが、静岡県伊東市にある「伊東マリンタウン」は、駅から徒歩または路線バスで訪れることができるだけでなく、グルメやアクティビティーが充実していて1日中マルッと楽しめるお出かけスポットとしても大注目なんです!
「満足度の高い道の駅」全国8位にランクイン
道の駅のはじまりは、今から32年前の1993年――。
国土交通省によると、2025年6月13日現在の全国の道の駅登録数は、1,230駅に及ぶそう。そんな数ある道の駅の中から今回足を運んだのは、今年で開業24年を迎え、3月20日には施設累計来場者5,000万人を達成した「伊東マリンタウン」です。

伊東マリンタウンがあるのは、静岡県伊東市。東京駅からJR特急踊り子号に乗車すれば、乗り換えは不要。約1時間43分で、最寄りの伊東駅に到着します。

まず駅前に出ると、旅情を掻き立てるたくさんの提灯がお出迎え。郷土料理店が並ぶ商店街は、とっても賑やか。

伊東マリンタウンへは、駅から路線バス(直通/1日10便)で約5分とアクセスの良さも魅力ですが、相模灘を右手に心地良い潮風を感じながら歩くのもおすすめです。

徒歩での所要時間は、約16分。海岸線に並ぶカラフルな建物が伊東マリンタウンです。青い海に映えるパステルカラーは、漁師の波止場をイメージしているそう。


施設は3つの棟に分かれていて、お土産店やレストラン、足湯、スパ、遊覧船受付など丸1日楽しむことができるコンテンツが盛りだくさん!
国内最大級の旅行予約サイト『じゃらん』の「全国道の駅グランプリ2025 7月16日発表(*)」では、満足度の高い道の駅8位にランクインしています。
(*)……全国1,230の道の駅を対象にアンケートを実施/2025年2月28日時点の登録駅数(未開業を含む)
では早速、グルメから。
山盛りの魚介がド迫力「漁師の漬け丼」
最初に向かったのは、オーシャンスパ棟にある「伊豆高原ビール 海の前のカフェレストラン」。お目当ては、伊東マリンタウン公式サイトやSNSで見て気になっていた看板メニュー「漁師のヅケ丼(2,750円・税込)」です。

マグロやサーモン、イカ、鯵、貝類、仕上げにイクラをトッピングした海鮮丼は、魚介の重量だけで450gとボリュームたっぷり。
一食で十分にお腹を満たしてもいいし、他のグルメも堪能したいという人にはテイクアウト用のミニサイズ(1,500円・税込)もあります。


ミニサイズは、フタ付きのカップ容器で用意してくれるので持ち歩きも安心。フタを開けると、ご飯の上には文字どおり山盛りの海鮮がぎっしり。

料理長特製のタレに漬け込まれた新鮮な魚は、ちょうどいい加減の甘じょっぱさが食欲を増進させます。マグロやサーモン、イカはトロッと、貝類はコリッと、いくらはプチプチとした食感の違い、そしてそれぞれの旨味も堪能できます。

お腹が満たされたところで、次は遊覧船でクルージングです。
遊覧船で45分、富士山を望みながら相模湾クルージング
向かったのは、ポートセンター棟にある遊覧船受付。

伊東マリンタウンから発着する遊覧船は、全2船。毎時10分便のゆーみんフック(定員77名)と、毎時40分便のはるひら丸イルカ号(定員87名)が運航しています。約45分のクルージングで、料金は大人1名1,800円。

私は、かわいいオレンジ色のイルカが目印のはるひら丸イルカ号に乗船。

ガラス張りの船底では、海中を泳ぐカラフルな魚をすぐ近くに見ることができます。

船内では窓から伊東の名所を眺望でき、スカイデッキに上がればカモメの餌付けも可能。好きな場所で、思い思いにクルージングを楽しめます。


天気が良ければ富士山を望みながら、手石島を横目に大自然をグッと近くに感じられるはず!

船の上から見る伊東マリンタウンはまるで海外の街並みのようで、この景観も見どころのひとつです。
海上散歩のあとは、足の疲れを癒やすべく足湯へ向かいます。
足の疲れを癒やす無料の天然温泉足湯
下船後に向かったのは、オーシャンスパ棟の前に長く伸びる足湯「あったまり~な」。

無料で浸かれる足湯は、関東最大級を誇る全長43mで70人収容可能。眼前の海を眺めながら足の疲れを癒やす小休憩は、至福のひと時。

足湯の温泉は、贅沢にも源泉かけ流しなんだそう。上半身には涼しい潮風、足もとはやや熱めの温泉でポカポカ。リフレッシュに最適です。
ワンちゃんと飼い主さんが一緒に浸かれる足湯もあるので、気になった人はチェックしてみて(7~9月は休業)。
最後は、話題のスイーツをチェック。
“海を見ながら食べると幸せになれる”アイスが大盛況
伊東マリンタウン内でひときわ賑わっていたのが、オーシャンスパ棟の入り口近くにあるスイーツ店「海を見ながら食べると幸せになるアイスクリーム」。

心をグッとつかまれる店名と、その看板をバックにアイスの写真を撮る人がたくさん。
気になるアイスはというとバニラベースかヨーグルトベースの2種類、もしくはその場でアイスと素材をミックスしてソフトクリームにしてくれるそう。

ヨーグルトベースのストロベリーリッチは、甘酸っぱいいちごとさっぱりしたヨーグルトの組み合わせがさわやかで、暑い日にピッタリでした。

店内で食べるのもいいですし、テイクアウトしてネーミング通り海の前で食べることもできます。開放感のある素晴らしいロケーションと絶品アイス、確かにこれは幸せな気持ちになっちゃいます。

アイス店の向かいには、「伊豆バウム」。

ここでは、毎日店舗で焼き上げる手作りのバウムクーヘンが販売されています。伊豆の素材を活かして作られたバウムクーヘンは、ふんわり・しっとり。風味豊かな塩バターやぐり茶、アールグレイ、アメリカンチョコレートなど種類も豊富。

カップ入りを購入すれば、海を見ながら、またはドライブの休憩中などにもひと口大のバウムクーヘンを手軽に食べられます。

ショップは全16店舗。お弁当や海産珍味、クラフトビールなど、伊豆・伊東の名産を堪能できます。お土産探しなら、となりのオーシャンバザール棟へ。


時間があれば、「朝日の湯 シーサイドスパ」でお風呂に入ったり、マッサージ、エステ、あかすりを受けたりもできるので、汗を流してサッパリしてから帰路につくのもいいかもしれません。

車があってもなくてもアクセス良好、コンテンツ盛りだくさんの伊東マリンタウンは、ちょっと立ち寄るだけじゃもったいない! じっくり時間をかけてまわりたいテーマパークのような道の駅でした。

みなさんも、夏休みのお出かけにいかがでしょうか。
■道の駅『伊東マリンタウン』
〒414-0002 静岡県伊東市湯川571-19
0557-38-3811
https://ito-marinetown.co.jp/
※営業時間は施設ごとに異なるので、公式サイトをご確認ください。

ライター/ヨガインストラクター
外資系航空会社で6年半勤務したのち、ライターとしての活動をスタート。「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®、そのほかにもリフレッシュドライヘッドスパ、パーソナルリンパケアリストといった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。猫さんが好き♡ 趣味は、ひとり旅とボルダリング!https://www.instagram.com/saori_takagi/
この著者の記事一覧へ